ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き、琉球諸島を巡る基地・戦争への道を問いかけ、自然を語る。●無断転載、お断り。
 

【補足】こっちは戦々恐々としているのにー闘うしかないようだ(20210804)

2021年08月04日 | その日暮らし

 8月3日の22時前、我が家の上を米軍機とおぼしき物が飛び去った。まったく。同じ名護市でも西海岸のこの辺はさほど多くないが、それでも飛ぶ。一昨日の夜(2日1時10分頃)、私は大型機の音で起こされた。多分、KC-135空中給油機クラスだろう。それも普段より長く聞こえた。飛行機の音は後方に伸びるので、海側へ横ぎったのかもしれない。

 こんなことを書き出したのは、広告メールが来ていたからだ。格安航空券の会社が、安いよ、安いよ飛行機乗って、とやっているのだ。航空・観光関連業界は、このコロナ禍で大変なのはよくわかる。しかし今、私たちはなりを潜めてコロナ禍をやりすごそうとしているときに、観光に行きませんか?、はないだろう。こっちは那覇に行くのも、宜野湾に行くのも、無論、島に行くのを自粛しているのだ。

 コロナ禍VS経済の二律背反であるが、私は命を守ることを優先だと考えている。

 軍用機が席巻している沖縄はおかしい。オリンピックを大々的にやっているこの国はおかしすぎる。いい加減にしろよ。菅政権はとうとう中等症以下の人は自宅待機で、重症の人のみ対応すると言い切っている。お医者さんの話では、軽・中等症の段階で治療できなければ、手のうちようがなくなる、突然悪化することがあるというのだ。自宅にいたら、緊急対応など不可能だろう。こうした政策を、【棄民】政策というのだ。国が人々を捨てる棄民。「いつか来た道」がまた始まったのだ。

 これは今に始まったことではない。福島では2011年3月11日以降だし、沖縄では1952年以降のことだ。否、沖縄戦以前からだ。国家の政策に従えよとやられてきたのだ。福島だって、原発を押しつけられて以降ではないか。また、「満州開拓団」なども棄民策の一つだった。

 私たちは、甘言に乗せられ、うかうかしていらないのだ。国家なる物の仕打ちに対して、騙されず、自死への道を拒否できる賢さを身につけなければなるまい。

 今はオリンピックというお祭り騒ぎの中でのことだが、これが終われば、強権が準備されてくるのではないのか。コロナ禍で死ななくても、災厄は何重にも押し寄せてくるかもしれない。台風ならば通り過ぎていくが、人災・国家災はそう簡単に通過してくれない。

 やはり覚悟をもって闘うしかないようだ。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。