ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

年末の日、地獄を見るしかないと思う(20211229)

2021年12月29日 | その日暮らし

 おはようございます。今年もあと3日。「もういくつ寝るとお正月」のわくわく感は全くありませんね。節目が変わるだけ。カレンダーを替えるのと。

 私は1日から4日、沖縄を出ます。1年の疲れをほぐしてきます。今年の私たち(かっての『辺野古テント村』スタッフ)は大変動の年だったので、疲れました。激変に耐え、よくがんばったものです。最後に「問題提起:軟弱地盤だから予定どうりにできないと安心していて、いいのだろうかー『オスプレイ等プチ飛行場』への計画変更を憂慮する」を書きあげ、今後の糸口を見いだした思いがしています。

 そんなわけで、この1年のまとめを考えたいと思っています。昨日は額縁(マット)を注文してきました。これだけで往復5時間もかかる。交通費は3000円強。明日取りに行く。「沖展」の準備はこれでできます。あとはプリントするだけ。

 来年は、琉球の島々、沖縄を戦場にさせないの思いを共有し、新たな闘いが始まるようです。私が10年前から提起してきたことが漸く、日の目をみるのだろうか。私なりに寄り添い、共有していくつもりです。

 それにしても私の先の文書に対して、ご批判、ご助言、ご意見が関係者お二人を除くと来ていない。誠に残念です。27日のゲート前では、「僕もこう思っていた」と言う方がいましたが、その穴を如何に埋めているのかにご注目頂きたいのです。また「聞いたことがある気がする」との声も聞こえてきました。どこからですか? 本来当然沖縄の人々からこうした問題点が指摘されて然るべきでしょう。私が言うことになるとは、なのですが。

 権力は平気で嘘をつく。人が死んでもおかまいなし。そのことが白日の下にあきらかになったのに、選挙では自公政権が揺るがなかった。改憲派が躍進。「あぁ、のんきだね」ときたもんだ。

 一方で、1月23日の名護市長選。どうなるか。共産党系は「戦争する国づくりノーで 名護市民をひとつに」と謳っています。私も全く同感ですが、同時に絶望的な違和感を覚えます。このスローガンでひとつになれるのなら、誰も苦労していない。誰が書いた文章だか知りませんが、「オール沖縄」の含意を取り違えていませんか? これを「客観主義・教条主義」と言うのではありませんか。

 沖縄戦の反省が「命どぅ宝」となったはずです。しかしお金(「防衛予算」等)と国民主義(『日本人』になりたい)がこれをぶった切ってきた。「日本国憲法がある日本」は幻想だったのです。誠に悲しいことであり、誠に申し訳ありませんが、そうできなかった。それが現実。私は、泣き崩れそうですよ。

 私の先の論考は、実はこうした地平から書かれています。まだまだ未整理ですが。来年の私は、地獄を見ることを意識的にやりたいと考えています。地獄を凝視して、新たな未来を切り開きたい。それしかないでしょう。現実に「必然」はないのです。だからひとりひとりの頑張りが不可欠です。共に頑張りましょう。諦めたら、私たちの未来を投げ出すことになります。 

 



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