以下は昨日の沖縄2紙で報じられた。2021年4月17日5:50頃、沖縄島中部の住宅街で、30代の日本人女性が米国空軍軍属のM容疑者に背後から抱きつき押し倒され性暴力を受けたようだ。女性の抵抗によって、強制性交未遂に押しとどめたようだが、4月の6時前ではまだ真っ暗な時間帯であり、襲いかかられた女性は恐怖しかあるまい。一人歩いていた被害者に対して、単身忍び寄ったのか、女性が必死の抵抗をし、大声で叫んだので、容疑者は逃げ出したようだ。被害に遭った当事者が110番通報し、警察がやってきて、捜査を進めてきたようだ。
警察は、容疑を固め、7月15日、家宅捜索に入ったところ、警察官を突き飛ばした案件もおき、公務執行妨害罪もついているようだ。
軍属が起こした性犯罪では、2016年4月28日の拉致・性暴力、殺人、死体遺棄の案件を私も忘れることはできない。今回は必死の抵抗をし、難を免れたようだが、恐ろしい。
だいたい住宅街を、未明に徘徊していることじたいが(容疑者の住所は北谷町)、意図を感じる。沖縄県警が逮捕し、被疑者は容疑を認めていると言うが、動機、足取り、意図など丁寧な捜査が必要だ。
それにしても、なぜこうした案件が重ねて起きるのか。もしも米軍側に「犯しても大丈夫という慢心」があるとすれば、とことんこうした奢りを排除しなければならない。男だから、米軍だから許されるなどありえないことを、沖縄県警と検察官には適正な捜査と訴追によって、示して戴きたい。
女性個人の力で身を守らなければならないこと自体を、私は不当だと考える。こうした人権侵害を許さない沖縄を作らなければならない。玉城知事も甚だ遺憾といっているようだが(7月30日)、「綱紀粛正」という一般論を超えた対応を求めたい。