ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

ブルービーチでの取材4日間を終えて(20230311)

2023年03月11日 | 沖縄暮らし

本日2023年3月11日(土)晴れ 今週は6、7日、9,10日とブルービーチに出かけて米日共同演習を取材してきた。昨日は結果的に18時まで粘り、帰宅は21時頃となってしまった。もう疲れた疲れた。

 沖縄島での米日共同実働演習を私は初めて垣間見たことになる。2000年3月の時は、揚陸艦(「輸送艦」と称している)「おおすみ」が佐世保からの途中で故障し、部隊がこれなくなり形だけの共同演習となった。今回は水陸機動団がやってきて、目の前で上陸訓練をやっていた。ただしブルービーチのような狭い上に、実弾射撃訓練ができない場所では、上陸と射撃展開演習は別となる。まるで映画のカット撮りの如し。

 ただし目の当たりに自衛官と米国海兵隊が、相互の機材が同じ視界にあるというのは、衝撃的だった。特に「専守防衛」の日本と、終始侵略軍でありつづけてきた米軍が「共同作戦」を行なうことの矛盾が目の当たりで展開されたのだ。これで日本は、未だに「専守防衛」でござると言われても、ご冗談でしょと言うしかないのだ。そもそも水陸機動団のような上陸作戦を旨とする部隊は侵略部隊となるものだ。

 色々と考えるべきことが多いようだ。但し時代はミサイル戦の時代だ。陸上部隊の上陸など後の話。もしもミサイル戦が起きたら、沖縄・琉球諸島はどうなるのか? 昨日の夕方、見学に来ていた青年と話し込んだ。彼は抑止力を主張し、沖縄の米軍はその任を果たしてきたという。そして今の話しになった。中々噛み合わなかったが、沖縄の住民が襲われるのだと話したら、彼の言い分が多少変ってきた。実は自分のルーツ(父か母)は沖縄にあるとのことで、沖縄戦のことも多少知っているようだった。だから私は米国の覇権主義も中国の覇権主義もお引き取り願うしかないと言った。「自民族」にこり固まらない頭が人間がこれからを生き延びるためには必要だと話した。人類の「類」としての共感能力なしに生きていくことはできないでしょうと。

 話ができることに私は希望を抱く。一歩一歩の希望を如何に広げていくのか。現場の追っかけに留まらない市民の接点を広げてきたいものだ。



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