本日、2023年3月17日(金)は朝から夕方まで嘉手納基地へ。目一杯頑張りました。南側の滑走路の北東端で2時間粘りました。ここに高さ2mほどのミニミニな丘があり、基地の中がワイドに見える。「絶景」というか、異空間。どなた様かの言葉を借用すれば、異次元の空間です。こちらは言葉の綾じゃありません。幅60m滑走路と、幅45m滑走路が並ぶ左右5,600mのワイドなラインの中を飛び回る。大型機が飛んだらどんなだろう。3次元とは横・縦・奥域ですが、これに飛び交う飛行速度。これを如何に形(絵)にするか? 宿題です。
ところで今週の嘉手納基地は基地警備訓練を行なっています。アラームが時々鳴り、警戒を呼びかけるアナウンスがけたたましかった。装甲車に乗り機関銃を構えた姿を何度も見ました。撮影もできました。自衛隊の車両も3台ほど確認。よくわからない不審な積み荷を載せた車両も通過。
私がもう行こうと丘を降りたら、連続して戦闘機が離陸。爆音で、鼓膜が破れるかと思った。真下だからね。しかしこちらの撮影はバツ。真上過ぎて、縦位置で撮れず。120度ぐらい身体を曲げないと無理だが、そんなことしたら後ろに倒れる。戦闘機は速く、完全な失敗作。
嘉手納道の駅で、例によって、「いつ飛ぶの?」と聞かれて、「飛んでいたよ」と答えたら、「見せて」と言われて、その恥ずかしい失敗作も見せた。「凄い」とか言われても困るんですが。「少し待てば来るはず」と伝えたら、私の勘は的中。数分後にF-16戦闘機がガ・ガンと来たよ。F-16といえば、2019年夏に青森県三沢基地でみたが、あれを嘉手納で見る時代になったのだ。もうトリプルミックスだから。F-15,F-16,F-35と。嘉手納の上空を飛んでいる限り、爆音が凄いほかはわからないのだが、トリプルミックスの総合的な戦闘力は如何に。これも研究課題です。
そうそう空対空ミサイルの運搬車両も撮影しました。私の40mほど先を行く空対空ミサイル。「おっとう!」でした。私が空対空ミサイルを間近で見たのは初めてだろう。米軍艦の公開で、多種類のミサイルを間近で見たことありますが、戦争状態に追いやられつつある沖縄でみると、嫌な感じが倍増してきます。
殺戮のための軍事基地を観光の対象にしないでいただきたい。爆音けたたましい急旋回飛行などを「やったー」とか、言わんでおくれ。軍事力を甘く見ていたら破滅するよ。軍事力は現代文明の「影」だから。「影」が浮上するのが戦争だ。
そうした「影」を撮るのは如何にしたら、可能になるのか? 頭を抱えてしまう。オキナワは、宿題多し、嘉手納基地。でした。