ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

嘘つきが、嘘をつけばつくほど、終わってしまう。自分自身への関心が政治を救い出す(20231228)

2023年12月28日 | 考え直すために

 日本共産党(国会議員団)が、12月27日「緊急集会ー自民党政治を終わらせよう」(だったかな)集会の様子を拝見した。政治資金規正法-裏金づくり問題だ。今回の件で先鞭をつけたのが、「赤旗」なのだから当然の動きだろう。ただ、自民党政治を終わらせるのは正しいが、どうしたら終わらせることができるのかが問題だ。選挙でというのだろうが、選挙に負けてきたから終わらせていないのだ。ここが問題であり、ここに手を突っ込まなければ、如何ともしがたい。

 101年頑張ってきた共産党なのだろうが、この先を示して欲しい。反共イズムも大きいが、新たな共産主義の展望を語らなければ、押し返せる訳がない。私は名前にこだわる態度を悪いと思っていないが、その先を示す気概が、討議が求められる。

 共産党のことはともかく、政治改革が大合唱されたのは1993年だった。小選挙区比例代表制が導入された。あの時代、これに反対する奴は間違っていると凄い宣伝が成された。私は持ち論反対していた。マスコミも全部この流れに乗っかっていた。今の私に当時のことを振り返る時間はないが、あの「改革」によって、人々の政治への関心は遠ざかったのではないのか。混沌とした中で2大政党制を招き入れようとした「改革」。無理があったのだ。少数意見が益々通らなくなり、硬直化していった政治。官僚主導から政党政治が謳われたが、どうだ今の現状は? 公開での討議が避けられ、どこかで決まっている。内閣なのか、内閣府なのか、どこだ。重要事態が名もない(知られていない)委員会で決まる。「安保3文書」もそうだったし、大学改革法案もそうだった。

 そして官僚も政治家も次から次へと嘘をつく。嘘のオンパレードだ。真面目な人は務まらない。政治家も官僚も根腐れしていくだろう。いや、軍部がクーデターを起こすかも知れない。その可能性はゼロではない時代に入っている。しょうもない政治家としょうもない軍部。こうなるとそこを権威づける絶対者が求められる。歴史は繰り返されるのか。ただ今そうなれば、この国は確実に滅ぶ。そればかりか人類を滅びの道に押しつけていくだろう。

 政治への関心とは、自分自身への関心から始まる。ただ自身はこの社会の中に、政治の中に生きている事を忘れていたら、私たちは政治を掴めない。自分が何を考えるかから始まる。考える能力を高めなければ始まらないのだ。考える力がないから米国に牛耳られるのだ。

 この答えを見つける道筋は、多分、何故こうなってしまったのかを考え始めることからだろう。諸々の持ち場の中から。嘘つきが、金持ちが、軍隊が、このまま力をもてば、この国で生きている人々は、終わってしまう。私たちが生きることを封じているのは誰だ? 

 この話は一般論に聞えているかも知れないが、それは違う。違うのだ。



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