◎一昨年、私の立場が変り、自己紹介のチラシを作りました。その改訂版を作りましたので、ブログに上げます。今後ともどうぞ宜しくお願い申しあげます。お問い合わせは下記のEメールに願います。(ヤマヒデ)
無断転載、お断り。(ヤマヒデ)
フォトグラファー(写真を撮る人) 山 本 英 夫
連絡先:携帯電話=(略) Eメール=pzyamahide●lemon.plala.or.jp(●に@を入れてください)
名護市在住
ブログ日々更新中=「ヤマヒデの沖縄便り Ⅳ」
【日々の活動の中から】―ご依頼を承ります
◎写真撮影を通して、事実を記録し、現場からお伝えします。皆様方と考え、解決に向けて歩みたいと念じております。
①基地建設、琉球諸島の軍事動向などを住民目線から調査し、実態の解明に努力します。
②基地周辺の自然環境への悪影響について記録し、共有します。
③沖縄・琉球諸島の海辺と森の自然を記録し、お伝えします。
④基地・平和ガイド
⑤ほか、ご相談に応じます。
⑥写真の販売(2L判―1000円、A4額縁入り12000円など。送料は別)
⑦絵はがき(辺野古3種類―各500円、与那国島―600円)栞(1枚300円、4枚組セットで1000円)の販売
⑧講演会、その他可能な限り対応します。
【プロフィール】1951年東京生まれ、松林と原っぱと畑に囲まれていた世田谷育ち。1964年の東京オリンピックを前に激変していく様に仰天。1965年より野鳥観察を始め、1967年東京湾江戸川河口の干潟・野鳥を守る運動に参画。1989年5月初めて沖縄を訪れ、「基地の島」に衝撃を受けた。以降、沖縄通いを始める。1997年、辺野古・大浦湾の新基地建設の動きを知り、2004年から撮影の定点とした。その成果をもって、東京で写真展を繰り返してきた。2010年末の防衛計画大綱に掲げられた「島嶼防衛」に衝撃を受け、2011年以後、与那国島・石垣島・宮古島に通い出す。
2013年10月、名護市に居を移し、同時に辺野古テント村(運営:ヘリ基地反対協議会)のボランティアスタッフとなる。2021年夏、主宰団体等との信頼関係が崩壊、当時のメンバー全員と離脱した。
2022年4月、私は「写真を撮る人」として再出発。皆様からの暖かいご支持をいただけたら幸いです。
◎私の活動に、カンパを宜しくお願い申しあげます。
【振込先】郵便振替口座「00150-0-610793」「フォトプラザ・ヤマモト」 (2023年3月12日改訂)
【沖縄に係わる私の基本姿勢】
①沖縄と向き合うのは、私と私たち「日本人」が自戒し、再生したいから
33年間私が沖縄と関わる中で気づかされてきたことは、私たちの無知・無関心・不勉強が沖縄を「基地の島」に固定化させ、加担してきたという現実です。「平和憲法」と言われてきた日本国憲法は、第1章「天皇」から。日清戦争以来繰り返されてきた侵略戦争を問わず、各自の自由な思考を奪う仕組みとしての天皇制。また、沖縄は、「皇国の防衛」のために焼き野原にされ、沖縄民衆はスパイだと惨殺されたり、「集団自決」に追い込まれていきました。この頂点に君臨していたのが、「神聖にして犯すべからず」の天皇です。日本国憲法第1章は「天皇」条項。戦後77年、沖縄の「日本復帰」50年が経過しても米日核安保体制が日本国憲法の上位に君臨し、民主主義は死に体に。国会すら無視されています。
私は自分世代の責任を問い続けます。1960年代末から1972年のベトナム反戦運動の中で、この国と切っても切れない沖縄の現実を「異国」だからと、日・琉の歴史を視野に入れていませんでした。これは欺瞞では済まされません。私は沖縄と関わり続けます。微力でも、無力でないと信じ、歩き続けます。
②沖縄と係わるのは、地域の、地球の自然を守るため
私は沖縄に住み始め、沖縄の自然に新たに出会い直そうと考えています。琉球諸島の島々は地球上で唯一無二の温暖で湿潤な亜熱帯の海と森の環境を構成しています。私はなんとか島々の自然を間近にみたいと思いながら、「基地の島」に閉ざされています。大浦湾の海草やジュゴンは、その最大の被害者です。
このまま「基地の島」に縛り付けられたままでは、琉球諸島の自然は、生き延びていくことはできなくなるでしょう。シマに生きているのは、私たち人間だけではないと、私は自覚し直します。
人間が生み出した近代科学技術は原爆や原発を頂点に取り返しのつかない破壊をもたらしています。気候危機が叫ばれる今も、人間は「万物の霊長」などという思い上がりを克服しようとする気配は、大国の中からは生まれ出ていません。
③沖縄と係わるのは、「島嶼防衛」なる戦禍をもたらす事態を避けるため
日本政府は、2010年の「防衛計画大綱」確定後、内々に中国を敵視する政策に転換しました。米国は、対中戦争を準備しながら、これまで日本に「地域限定戦争」の先鋒を務めろと言ってきました。このための準備は沖縄島・琉球諸島ばかりか、日本全体で様々に進んでいます。米国は対中戦争を遙か遠くから地域限定戦争に押さえ込むと考えてきましたが、2021年4月の米日首脳会談で「台湾有事」まで飛びだしました。2022年2月24日から始まったロシアによるウクライナ侵略戦争は核の脅威が露わになってきました。そして日本政府は「専守防衛」の看板を変えないまま、「敵基地攻撃能力」を持つと明言しています。明らかな〈矛盾=欺瞞〉です。
『台湾有事』となれば、この国は与那国島から北海道まで瞬く間に戦時体制に覆われます。琉球諸島を戦場にすると想定されてきましたが、21年8月、勝連半島に対艦ミサイル基地が造られると報道されました。事は琉球諸島全体に及び、アジア全体に波及していくでしょう。そして岸田政権は2022年12月「安保3文書」を閣議決定。ここに「国民」を黙殺する「米国の犬」としての本性が露骨です。
私は、如何なる国の大国主義・覇権主義に対しても、明確に反対。日本国の侵略の歴史を凝視し、不戦を掲げます。人々の希望を不戦に見定め、対話を広げていきます。(2023年3月12日改訂)