おはようございます。今朝も名護は台風の雲の中。台風自体は宮古島の方に移動したようであり、今日明日と宮古・八重山直撃コースとなっています。心配です。
ところでオリンピックですが、昨日から一部の試合が始まりました。ところが、23日の開会式に本大会を仕切ってきた安倍元首相は、欠席するそうです。また、財界のお偉方も軒並み欠席。一丸となって決行するんじゃなかったんですか。さすがに無様な現状に、恥ずかしくなってきたのでしょうか。
何しろ米国の体操チームは選手村を脱出したそうです。バブルで護るのだと言っていたオリンピック組織委員会や日本政府はどうするのか。アメリカ様だから無視するのか。米国チームは公然たる掟破りですが、それほどの反発を買う形でしか「おもてなし」ができていないということです。コロナだから致し方ないという判断が無理ー大穴を開ける結果に至ったのではないですか。
始まる前からこの調子では、前途真っ暗。可及的速やかに中止するしかないはずです。しかし小池都知事は「小池知事は『何も開催しないのはより悲しいこと』、『COVID-19に負けたということは世界に知らしめたくない』と述べた」(20210719 BBCインタビュー)そうです。一体何をみて、「悲しいこと」と言っているのか、甚だ不明です。無理強いをあちこちに強要しながら、開催したという結果だけを得たいのでしょうか。コロナに負けたくないも意味不明です。開催にこだわったから具体的にボロボロになっているのです。しかし、他人に犠牲を押しつけ、自分は甘い汁を吸いながら「負けたくない」などという勝手な人だ。
菅首相も何を言わんかな。「『やめることは、いちばん簡単なこと、楽なことだ』としたうえで『挑戦するのが政府の役割だ』と強調しました」とウォールストリートジャーナルのインタビューに答えたそうです(20210721NHK)。一体如何なる世界で挑戦するといっているのだろうか? これまた意味不明。
コロナ禍の世界でオリンピックをやるか否かの判断は、試合の勝ち負けとは全く別次元です。政治家の舞台は有権者などの人々の存在が大前提です。こうした人たちがどれだけ被害にあい、迷惑を被っていても無視できる厚顔無恥な姿に驚かされます。こう振る舞える独裁者はいらない!!!
仮想現実な世界での政治はお断り。私たちはこれを打破しなければなりません。東京の21日の新規感染者は1800名を超えたとか。沖縄も169人です。沖縄ではオリンピック後の感染の急拡大がもっともっと恐ろしい。誰に言われなくてもおうちで沈んでいなければならなくなるでしよう。沖縄は中央政府の尻尾なんですか?!
直ちにオリンピックを中止すべきです。一方で沖縄がオリンピックに尻尾を振っているのも現実です。「スポーツの沖縄」を売り込みながらうちなーアイデンティティーを鼓舞する。私は選手に怨みはありませんが、悲しくなります。私たちの世界を獲得した上でやりましょうよ。この国の上に乗らずに。