ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

ぼんやりながらも、意識を磨いていこう(20240527)

2024年05月27日 | 沖縄暮らし

 おはようございます。2024年5月27日(月)曇

 昨日から沖縄県名護市では、湿気が増加し、暑くなってきた。フィリピン南方に台風1号が発生したことと関係があるだろう。さて、注目されていた静岡県知事選で立憲民主党と国民民主党が推した候補が勝った。自民党が押した候補が負けたのだ。また東京都議補選の目黒区でも同様だ。私は地域事情が分からないから詳しいことは言えないが、こうした結果は、従来の自民党支持者の自民離れが大きいのではないか。裏金政治につきあいきれないという感覚は、当然起こりうる。こうした結果を自公政権はどうみているのだろうか? 岸田首相の胸の内を聞きたいものだ。

 東京都知事選に立憲民主党の蓮舫さんが立候補を野党共闘で固めたようだ。小池知事の威力も先の東京15区の補選結果を見れば、明瞭に陰りがでている。これはチャンスだろう。但し東京都はこの国の首都であり、財界などの力が強い地域だ。彼らの都合に持て遊ばれない、住民・市民の改革を打ち出せるかが、大きく問われているだろう。そこには当然、横田基地を初めとした「軍都東京」に対する切り込みが必要だ。また、高層ビル街を作り出すための公園や街路樹に対する伐採やコンクリート化もヒートアイランド現象に拍車をかけることになり、明確に反対を打ち出せるのだろうか。

 首都だからと企業経営ー効率化のみが優先される政治は、人間の生存を破損していく。いいかげんに前のめりな近代化を反省する必要があるだろう。大企業のみの活性化は、軍事化と相俟って、この国の進路を、殺し、殺されることに集約していこうとしている。如何なる道が、人間がまっとうに生きられるのかを考え直していただきたい。私達自身が考え直すべきだ。

 沖縄は6月7日から県議選が始まる。伯仲状態の中で、どうころぶのだろうか? 中央政治に益々巻き込まれていけば、沖縄のシマジマを戦場に据える国に追従することになる。裏金政治で混沌としている今こそ、沖縄はあるべき道を明瞭にして欲しい。口だけの環境を廃し、基地を無くし、明確に平和の道を歩み出そう。対話不能ということこそ、軍事衝突を招いていく。「武力が正義」という米国に抱かれる日本国に、私は何らの可能性も見いだせない。このことは、ロシア・ウクライナ問題でもイスラエル・パレスチナ問題でも益々はっきりしている。イスラム教徒に人権なしというイスラエル・米国のありかたに私は明確に反対する。侵略者はどっちなのだ?! 歴史を遡れば、イスラエルだろう。武力衝突という現象だけを観ていては、わからない。因みにユダヤ人を迫害したのは、パレスチナ人でもイスラム教徒でもない。歴史を歪曲してはならないのだ。

 権力が緊張を煽ることは簡単だ。武力の拡大を図ることも簡単だ。米国は対独戦のために核兵器を作り出したが、使われたのは対日戦となった。そして米ソ冷戦構造となり、使うに使えない兵器とも言われてきた。しかし今どうだ。核兵器を使うぞという威嚇が始まっている。愚かにも自滅への道に進むのか、生き直すのか。世界を取り巻く問題は多岐に亘っており、争っている場合じゃない。協力し、共同することはできないの   だろうか? その第一歩は、武力の政治を廃棄することだ。私は粘り強く歩んでいきたい。

 



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