おはようございます。本日はメーデーです。名護の空はやはり曇っています。メーデーに参加していたのは、はるか大昔になった。以前は代々木公園に、そして労働戦線の分裂以降の私たちは日比谷野外音楽堂で開催された全労協メーデーに行っていた。
「労働戦線の統一」と言えば聞こえはいいが、資本に頭を垂れる労働組合連合である。メーデーと言えば、爽やかな青空の下でといった印象も刻印されており、余計に無残な記憶が重なっている。今年も全労協メーデーはあるようだ。しかし、「平和と民主主義」というばかりでいいのか。半世紀以上前の遺物を唱えるだけでは、立ち遅れていく。抜本的な改定が必要だ。
権力は、「新自由主義」を推進し、立憲主義をぶち壊してきたのだ。文字通り政財界の独裁がまかり通る時代の中で、この国の王冠に軍事をもちあげ、分断の中で孤立し、さまよっている。この孤立と分断を意識的に超えていく闘いが求められている。組織労働者も非組織労働者も、否、もっと様々な分断の中で、お互いに生きていく相手として認め合うことができなければ、無残な状況を超えられない。
ジェンダー平等や性自認の多様化は、ひとつの、大きな変化への因子であり、事柄だ。一点突破は無理であり、もっと多様な編み物の如く、折り合わせていく面倒な営為が求められている。沖縄と繋がることもそのひとつだ。お互いに見る目が広がらない限り、絶望のベールに覆い尽くされてしまう。ここは焦らず、じっくりと頑張ろう。