2023年10月22日(日)曇 ➁
①は以下
私はてっきり嘉手納弾薬庫から出てきた一団は、10月20日のホワイトビーチから移動した部隊かと思い違いをしていた。このため、当然、ここから移動すると考え、嘉手納道の駅のデッキに急いだ。
◎このホワイトビーチから嘉手納に至る諸問題についてはこちらをご覧ください。
嘉手納道の駅デッキから。
12:58 海軍の駐機場の辺り。P-3C対潜哨戒機1機。どうも米軍機でない気がする。よくわからない。
空軍輸送機の駐機場辺り。C-5ギャラクシーがいるのと、C-130が2機。あら、3機だ。12:58
「火」の車列はどこだ? C-130に潜り込んだか。
奥にコンテナらしきものはあるが。違うだろう。13:03
C-5ギャラクシー。いつ見てもデカイ。13:03
デカすぎて離発着できる飛行場は限られる。奄美空港や与那国空港は無理だろう。
13:09 C-130Jが出そうだ。尾翼のテイルレターはYJであり、横田基地の所属機だ。
KC-135空中給油機が下りてきた。13:29 10294番機だ。
13:29 KC-135空中給油機だ。10294番機だ。着陸後の移動中。
KC-130空中給油機が離陸。983番機。尾翼に「OO」とある。13:32
同上のKC-130空中給油機だ。飛び上がる。13:32
C-130JのYJ(横田基地)離陸。13:45 第374空輸航空団の第36空輸飛行隊所属。
13:59 C-130J離陸。 08692番機 YJ 横田基地所属
新しい空中給油機KC-46Aが下りてきた。76025番機。14:07
私は明確にこれを見たのは初めてだ。
KC-135とKC-46の仕様の比較
乗員3名(同じ)
全長:41.53m(KC-135)
50.5m (KC-46)
最大燃料搭載量:90719t(KC-135)
96297t(KC-46)
最大速度:933km/h(KC-135)
915km/h(KC-46)
見た目、ぶっとくて長い。
14:07 着陸。
やはり日曜日とは思えぬ飛び方をしている嘉手納基地だった。空中給油機はやはり朝鮮半島における警戒・威圧訓練をしている飛行機へのサポートであろう。C-130Jは、RDと関係があるかもしれない。計画書にC-130Jを使うとは書かれていない。だが、コンテナが消えるのはおかしい。かといってV-22オスプレイやCH-47大型ヘリは嘉手納に現れていない。
輸送先として可能性がある、地元紙、市町村のHPをみたが、関連記事はないようだ。熊本空港に22日の1週間後の29日、米軍C-130J(YJ)が離着陸している。真相は闇の中だ。
暫く静かになった。
15:06 KC-135空中給油機が下りてきた。太平洋空軍のZZだから嘉手納基地所属。37982番機。
コンテナが下ろされて嘉手納弾薬庫方面にむかう。15:08
ボンバルディア グローバル・エクスプレス(BD-700) 5000/6000が下りてきた。
N799JR。民間機のようだが詳細不明。海軍駐機場に止った。15:17
ET-3B/C空中警戒管制機が戻ってきた。15:21
11:02に離陸したものではあるまい。4時間経過だから、ただ往復したとは考えられない。交替して戻ってきたのだろう。テイルレター「ZZ」(嘉手納基地所属)0005番機だ。
C-130Jが離陸。YJ 817番機だ。15:22
C-130J 輸送機だ。4533番機 YJだ。横田基地の第374空輸航空団所属機。15:54
本日の観察=撮影は、ここまでとする。
《ひとまずのまとめ》
①RD関連の弾薬(搭載車)輸送の詳細は不明。状況判断から考えれば、C-130J輸送機(第374空輸航空団)に載せ、熊本空港か大分空港に飛ばしたのではないか。この日、私が確認しただけで横田基地所属のC-130Jは5機(前半に見た1機を合せ。註:前半に、もう1機C-130が離陸したが、運悪く電話中で撮影できず)だった。C-130Jに積めるのは、大型トラック1台だから、5、6台運んだ可能性は高い。私が見た2台の弾薬積載トラックの他に、その前に入っていた可能性もある。トラックの弾薬運搬ナンバーからして、20日のホワイトビーチからの8台の他に、7台があったはずだ。やや台数と機数はあわないが、この可能性は否定できまい。
行き先が熊本空港(航空自衛隊高遊原分屯地)だとすれば、霧島演習場(対着上陸戦闘訓練等)へ。大分空港だとすれば、日出生台演習場(対着上陸戦闘訓練、共同対艦・対空戦闘訓練、共同戦闘射撃訓練等)へ運んだ可能性がある。無論、熊本・大分両空港に運んだ可能性もある。
➁米韓日共同演習について
10月22日、予定通り韓国南西部上空で行なったと公表されている。B-52戦略爆撃機(グアム基地)と米韓日の戦闘機(F-15、F-16、F-2)と空中警戒管制機、空中給油機等が展開したのだろう。また地上の警戒管制団がフルに動いていただろう。偵察衛星も同様だ。海軍も対潜哨戒機や潜水艦を動かしただろう(実態は闇の中)。
この日、嘉手納に帰還した空中給油機は私が確認しただけでも、KC-135が2機、KC-46Aが1機だ。こうした動きと符合している。なお、嘉手納基地から演習空域までざっと北へ1000km。2時間余りの距離である。改めて朝鮮半島辺りの地図を広げてみれば、不沈空母日本列島、同琉球諸島だと見えてくる。
③素朴な疑問ー何故日曜日に演習を行なうのか?
戦争は土日関係ない。相手の隙を突いて始まる。この一言に尽きるだろう。嘉手納基地のことを言えば、日曜日の報道の態勢は弱かった。22日居たのは、私だけじゃなかったか。戦争は嘘と隠蔽、差別で始まるのだ。
沖縄・琉球諸島を、アジアを戦場にしてはならない。