ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け35年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】カウアイ島で起こした事故からばれた米日等多国間統合演習について(20240708)

2024年07月08日 | 米軍/自衛隊

おはようございます。本日は2024年7月8日(月)晴れ。

 先日小さな記事(2024年7月6日沖縄タイムス23面最下段)から、大きな出来事に気づき、驚かされた。この国の軍事は政治の傘を外し、ひとり舞台へ。否、米国等との共同演習だ、共同作戦だというのだろうが、恐るべき事を私は見いだした。

 そして、私は防衛省のHPを探した。海上幕僚監部:2024年6月26日「米海軍主催多国間共同訓練(RIMPAC2024)への参加について」。これなのだが、何故か、陸自の第7対艦ミサイル連隊が参加しており、ハワイで事故を起こし、現地の1名を交通事故死させた。昨夜遅く、陸自からプレスレリースが出ていないかと探したら、陸上幕僚監部 2024年7月5日「海外訓練への参加のために派遣中の隊員による車両事故について」がでており、「バイクの運転手は、緊急搬送先の病院で死亡が確認されました」とあるだけだった。現地レンタカーによる事故なのに、「関係者:自衛隊側ー操縦手、車長及び乗車者の3名」とある。

 要するに対艦ミサイル部隊は、発射機などのセットがそれぞれの車両に搭載されており、7、8台でチームを構成している。ここにある「操縦手」とは、いずれかの車両の運転手であり、「車長」はその車両のボス(指揮官)。レンタカーでも公的なメンバーで動いていたのだろう。レンタカーの運転は、操縦手がやっていたのか、他の2名かは不明だ。

 但し、陸自のプレスリリースは、このリムパックに参加するとの案件は出ていない。記者会見もまだ行なわれていない。あったのは、2024年4月11日、陸上幕僚監部がだした「令和6年度陸上自衛隊主要訓練・演習の年度広報について」だけだ。「2 日米共同訓練」の冒頭に「日米共同対艦戦闘訓練(リムパック)」とあり、「訓練部隊:西部方面隊」、「場所:米国」、「時期:2024年7月~8月」とあるだけだ。

 海上自衛隊が主たる参加部隊だからと、概要すら隠している。うるま市を本拠にしている陸自第7対艦ミサイル連隊は、西部方面隊傘下であり、彼らを乗せたのは、輸送艦(=ドック型揚陸艦)「LST4003」の「くにさき」(母港:広島県呉)だ(前記海上幕僚監部プレスリリース)。陸自は明らかにしていないが、「くにさき」に地対艦ミサイル連隊のみを乗せることは考えられない。ハワイ沖で島で、西部方面隊傘下の他の陸上部隊や水陸機動団を乗せた共同統合演習をやっているに違いない。

 話を戻すと、うるま市等に置かれている対艦ミサイル連隊が、ハワイ沖まで行くということは、「島嶼防衛」のみならず、米軍が行くところ、どこにでも行くと言うことだろう。そもそも対艦ミサイル部隊は、防衛的なものよりも攻撃的な武器なのだが、「領土防衛」から、彼らの必要に応じて、侵略的な攻撃を行なう事が前提になった演習だと言えるだろう。

 一体いつから、自衛隊は、「自衛」を遙かに超えた領域での訓練を行なってきたのだろうか。全面的な調査が必要だ。日本国憲法を破壊する共同統合演習は許されない。まして自国・他国の人々に襲いかかる演習を私は認めない。フザケルナ!

 

某絵的な

 

 



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