ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

【拡散願います】【補足】気づくこと、届け出ること(20240707)

2024年07月07日 | 沖縄暮らし

おはようございます。2024年7月7日(日)晴れ

 朝起きたら、右脚・腰が痛い。どうしたのだろうか。昨夜、寝る前には、全く気づかなかった身体の異変だ。昨日の自分の動きを思い返す。辺野古からの帰路、バス待ちで停留所(歩道)の地べた(アスフャルト)に座っていたのだ。屋根があるから、地べたは熱くなっていないだろうと思いながら、手指で確認した。問題なしだった。

 約40分アスファルトの地べたに座っていた。これが敗因だろう。他には考えられない。なんたる弱い肌。私は、記憶を時間を追いながら振り返る癖が付いているから気づくことができるのだ。反省。やはり折りたたみ椅子を持参すべきなのだろう。或いはタオルとか。

 話は変わるが、もう40年ほど前のことだ。我が家に空き巣に入られたことがある。このとき、私達は警察に届けなかった。預金通帳等の不在を知り、金融機関に届け出、窃盗による損出を補えた。それから半年後に警察から連絡が入ってきた。連続窃盗犯を逮捕したが、そちらも被害を受けましたか?と。 余罪の取り調べで被疑者が色々としゃべったのだろう。「ありました」と答えた。

 こうした事犯でも届け出(訴える)なければ、事件はゼロカウントになっていたわけだ。その結果、彼は不法侵入、窃盗を繰り返していたのだろう。被害に遭った人は増えていたのだろう。こうなると自分の損得だけの話しではなかったのだ。

 話しは性暴力(刑法第177条不同意性交等)の問題になると、俄然複雑になる。被害に遭っても届け出ることができなければ、ゼロカウントになる。第3者の目ではわからない。届け出て、自身の身体と心のケアを行ない、捜査に協力するのは、相当難儀だろう。他者の手助けなしに行なうことは、極めて難しいだろう。繰り返すが、届け出なければゼロカウントなのだ。被害者本人以外誰も知らないまま、闇に消されていく。他方、なかったことにできたと小躍りする輩が増えていくだろう。同様な犯罪の温床が広がっていくことになる。

 沖縄で2023年12月24日に起きていた性暴力事件は、被害者に協力した人(多分複数)が居たから、訴えることができた。しかし沖縄県警は、外務省は、防衛省は、隠匿を図っていた。2024年6月25日の取材で事件が明らかになるまで。沖縄県に通知ひとつも届けていなかったのだ。この国は、沖縄県警は、米兵による犯罪を、基本的人権の侵害を隠匿していたのだ。忖度以前の隠匿だ。否、米国政府・米軍思いの隠匿であり、性暴力事件への加担とすら言えるだろう。性暴力事件の温床をつくっていたのだ。

 こうしたことは、私の思い過ごしなのだろうか。犯罪を隠匿していた理由が他にあるならば、この国の諸機関は、明解な答えを明らかにすべきだろう。問題は、何故、こうしたことが起きるかだ。

 そして大事なことは、こうした事犯に接したときに取るべき男の態度だ。同類相哀れむかのように加害者に同情したりすることなき態度を貫けるのか、被害者を助ける側に身をおけるのか。女性の基本的人権を守る側に身も心もおけるのか。この黒・白の差は重大だ。問題は米兵だけではないからだ。職業を問わず、同様な事犯(わいせつ犯等も含む)が繰り返されている現状があるからだ。

 「女性の闘い」に押し込めない、男のあり方、生き方が問われている。私は考え続けていく。



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