ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

このまま破滅への道を歩くのか?(20220811)

2022年08月11日 | 沖縄暮らし

 昨夜の予定では、本日夕、二見入り口から名護湾まで歩き、オリイオオコウモリが飛ぶところを撮影する予定でした。寝不足もあって、中止しました。幸か不幸か昼過ぎから大雨が降りました。

 昨日の岸田政権の内閣改造の数あわせは、目が点になりますね。「統一協会」と無関係な議員がいないということでしょう。党や政権として各議員に確認せずに自主申告。結果的に関係者5名が政権入り。お粗末君。そもそも「統一協会」は国際勝共連合と一体の別組織。今や「勝共」が政治プロパガンダにならないものだから、幸か不幸か、家族(人間関係)のあり方がクローズアップされています。そこに「霊感商法」などの商売が入り、おおごとになっていますが、票になればなんでもいいのが今の自民党。自由と民主主義のスルーの道ですね。

 ここはかの安倍晋三氏のご尽力のたまものですが、立憲主義・法治主義を覆し、真っ赤な嘘と書類の破棄・偽造を繰り返し、米国への隷従と、反面でのナショナリズム、歴史修正主義を大上段に掲げてきた。

 岸田政権は、こうした傾向を十二分に踏まえた足取りを進めているようです。「国葬」問題は、ここの是非をも問う闘いにしなければなりません。立憲民主党があほすぎ、抵抗勢力にもなれない現状が、悔やまれます。私たち一人一人の自覚を育まなくては、落ちるところに落ちていく。

 米中の軍事衝突を孕むにらみ合いが、始まってしまいました。「もしも」を考えたくありませんが、そうなれば真っ先に戦場になるのが沖縄の島々です。そうなるまえに、話し合いの努力を拓かなければ、破滅への道です。日本の破滅にとどまるのか、世界の破滅に至るのか不明ですが、間違いなく破滅への道。

 今のロシア対ウクライナも原発を巡る打ち合いが始まっており、核制御が効かなくなる事態も予想されています。日本にも54基の原発があり、このどこかが被弾したら、もうどうにもとまらなくなります。非核攻撃ですら核攻撃と化す、笑えない「冗談」。

 しかし米国からいただいた(米日の共犯関係の)戦後日本の政治は、過去から真摯に学ぶことを殆ど放棄してきました。そこを徹底させたのが、かの晋三さん。そして広島の岸田首相は、ヒロシマ・ナガサキが引き起こした事実を観ずに、核兵器禁止条約にそっぽを向いている。「唯一の被爆国」がこのていたらく。米国の「核の傘」という幻想を煽りながら、核に核で、武力に武力での破滅への道をいくのでしょうか。

 権力者は馬鹿げた対立が好きなようですが、殺され・殺すのは、私たち。いくら戦闘ロボットだ、ドローンだと言っても、最後は肉弾戦。美しい戦争はあり得ません。

 私たちは決して戦争に訴えない。不戦を貫くしかないと思います。一度手を挙げたら止まらなくなる。破滅への道を止めることは、今更極めて困難ですが、全力を尽くしましょう。【不戦と友愛と自然との共生】を私の希望にしたいと思っています。

 私が言いたいことは、8月だから考えるべしではありません。ここまできてしまったのです。思えば、米国大使館近くで、私は「このままいったら、日本は破滅する」と語りました。2013年7月のことです。米国の対シリア攻撃が迫る中での発言でした。あれから9年が経ちました。何が変わってきたのか、歯止めはあるのか、真剣に考えるべきでしょう。戦争の放棄を本気で考えましょう。

 一人一人が生き延びることこそが正しいのです。そのためには、もっともっと協力し合いたいものです。誠に残念至極。

 

 



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