あの銃撃事件が暴き出した自民党(議員)と「統一協会」(「世界平和統一家庭連合)の関係だが、ぽろぽろと関係が明らかになってきている。中には「私は知らなかった」、「軽率でした」で、事なきを得ようとしているようだ。しかし国会議員たる者がそんなことがあるのだろうか? 許されるのか? ないだろう、許されまい。
国会議員にとって、誰はプラスなのか、マイナスなのかは緊要な判断を要すはずだ。こうした判断を銭勘定、票勘定を含めてやっているだろう。秘書がやっていたとしても、これも議員の委任のなかでやっているはずだ。ボーダーレスの場合、秘書と議員は協議するはずだ。「私(議員)は知らなかった」とすれば、よほどトロイのだ。
この組織は1950年代末から自民党政権とつながりをもち、「国際勝共連合」として跋扈しながら、宗教を装いながら営利(資金稼ぎ)を含めて暗躍してきたのだ。この30年近く、静かに潜行してきたのはマスコミの加担(影響)もあったのだろうし、よりやばいところまで食い込んできたからだろう。解明が待たれる。野党は徹底的に追及すべきだろう。
本件は沖縄知事選でも関わってくるようだ。自民党の佐喜眞淳候補が関わっていたと報道されている。自民党の国会議員の3名(全員)は関与を認めている。如何なる関わりだったのか徹底的に暴き出したいものだ。これは霊感商法だけの話ではないだろう。政治との関わりが大きい。権威主義的な家父長制は、多様な人間関係に蓋をしてくる。台湾有事も煽りかねない。こんな連中が沖縄の政治の上層にいるとしたら、冗談じゃない。
沖縄の自民党の国会議員は、皆さん「統一協会」なるものを知っていたらしいから、なんで?と聴いてみよう。うまみはどこにあったのか?何を期待していたのか、政策のどこが一致していたのか? 遠慮することはない徹底追及あるのみだ。地方議員にもいることだろう。