ヤマヒデの沖縄便りⅣ 歩き続けて 歩き続ける 再び

「基地の島」沖縄を歩き続け34年、気ままに綴ります。自然観察大好き。琉球諸島を戦場に据える「島嶼防衛」は愚の骨頂。
 

韓国から届いたハンストへの連帯メッセージ(20210304)

2021年03月07日 | 要請文・決議文

韓国の太平洋戦争被害者補償推進協議会代表のイ・ヒジャさんから2021年3月4日付けでメッセ-ジが送られていたものが、3月6日のハンスト集会中に読み上げられ、配布されました。以下全文を転載させて頂きます。

具志堅様、シマンチュの皆様、頑張って下さい!

 韓国から遺族たちが沖縄へ行って、皆さんと共に闘うべきなのに、コロナのため人と人が会えなくて直接行けないのが、とても苦しくて悲しいです。

 日本が犯した侵略戦争で、数多くの人々が犠牲になりました。沖縄でも数え切れない多くの沖縄の人々と日本の人々が犠牲になりました。今もその残酷な戦争を経験して、生々しく記憶している人が生きています。

 韓国の人々も沖縄へ動員され、多くの人が犠牲になりました。帰ってこない父や夫、兄を待った韓国の遺族たちも、もう80歳を越えました。長い歳月の間、遺族たちは犠牲者がどうなったのか連絡さえ受けられませんでした。また、亡くなられた方々の骨片ひとつも戻ってこなかったのです。

 ところで、今沖縄で、このような数多くの人々の犠牲と苦痛を忘れて、犠牲者の遺骨が埋まっている土砂を、また他の戦争に利用しようとする、反人道的なことが行われようとしています。過去に犯した侵略戦争を反省しない日本政府に怒りがこみ上げてきます。本当にまた他の戦争で、日本という国の終末を願うのか、このような不道徳な野望はどこから、どのように終らせるべきなのか、悩んで危惧しています。

 どこの国でも、人間と社会に対して考えることなく、自分の利益だけを考える政治家がいます。日本でもこのような悪の政治が、罪ない人々をこれ以上困らせずに、人権を尊重し、「ヌチドゥ宝」の精神を守る政治が行われることを切実に願います。

 シマンチュの皆さん、最後まで元気で頑張ってください!!! ともに東アジアの平和を守りましょう! 

 天は正しい人を助け、正しい道を行く人の固い意思は、いつかその志を成し遂げます。再び戦争が起きては絶対、絶対ダメです。

 日本政府は、今沖縄で進められている、辺野古新基地建設に関連する全ての事業を中断すべきです。特に、犠牲者の遺骨が埋まっている土砂を新基地建設に利用しようとする、無慈悲な暴挙を、直ちに中断すべきです。

 最後に、平和を愛するシマンチュの皆さんの尊い闘いに、韓国から遺族たちの心を込めて、熱い連帯のメッセージを送ります。ご自愛下さい。

                                    2021年3月4日

                    太平洋戦争被害者補償推進協議会代表 イ・ヒジャ 

 



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