うちの庭には毎年4月にヒトリシズカの花が咲く。
亡くなった妻の母親が植えたものだ。
妻の母親は、ちょっと怖い感じのある人で、私はあまり親しく話したことはなかったが、野草が好きだったらしい。
これは今年の3月末にとったヒトリシズカ。
5月の今は元気に丸い葉を茂らせている。
ところが、ついこのあいだ、ドウダンツツジの根元に同じように見えるがもう少し細身の葉のものがあるのを見つけた。
しかもまだ白い花が残っている。それも2本。
「これはフタリシズカでないの」
やはりそうだった。母親はフタリシズカの方もちゃんと植えていたのだ。
今まで気がつかなくてすまないような気分になったが、ほんとうに目立たない片隅にあったのだ。
「こんなところにいたの」
ちなみに現在のヒトリシズカはこんな感じ。
写真を見てお気づきかもしれないが、フタリシズカの花穂は2つではないものもある。
図鑑にも一つだけだったり、中には4つのものもあると書いてあった。
そんなことはさておき、春の楽しみが一つ増えた。
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