昨日までの暖かさが嘘のような寒い日になった。
サクラの便りとともに「寒の戻り」などとニュースが伝えている。
数年前までは雪の便りを聞くとからだがうずうずしたものだが、このところスノーシューともご無沙汰だ。
東北の残雪の山を歩きたくて福島の吾妻連峰に一切経山に出かけたことがある。
もう13年も前の話だ。
2012年の4月16日、磐梯吾妻スカイラインの開通をまって、一人で出かけた。
まだ暗い中、埼玉を出発し、9時ころからスカイラインにさしかかった。
雪解けが進んで、木々の黒と残雪の白のパッチワーク状態だった。
9時40分、浄土平の駐車場に到着。
駐車場はきれいに除雪されていた。
目の前には雪の消えた吾妻小富士。歩道のところだけ白く雪が残っている。
これが目指す一切経山。
中腹には噴煙をあげる噴火口がある。
目の前に広がる雪原に気分が高まっていく。
正面に見えているのは東吾妻山。
一切経山へは、東吾妻山との間を登っていく。
スノーシューを装着して準備完了。さあ出発だ。
しばらくは、平らな雪原を歩いて山間へと進んでいく。
少しづつ登り始め、30分ほどして振り返ると吾妻小富士と浄土平が見下ろせた。
そのあたりから一切経山の方向へむかったが、日当たりのいい南斜面なので雪がゆるんでいてスノーシューをつけていてもズボズボもぐってしまい難渋した。
前方に避難小屋がみえている。酸ヶ平小屋だ。
先ほどの地点からここまで近づくのに20分もかかった。
酸ヶ平小屋のわきから一切経山へととりつく。
古い噴火口跡とおもわれるくぼ地が見えてきた。
ここから右側の稜線にあがって山頂をめざす。
稜線にあがるとすぐ近くに吾妻小富士が見えてきた。
すでに火口を見下ろせる高さになっていた。
稜線にあがると風と日当たりのよさで雪はほとんど消えている。
山頂も見えてきた。
雪の消えた稜線を先行のパーティーが登っている。
11時30分、一切経山の山頂に到着。浄土平から1時間40分だ。
山頂から吾妻連峰のながめ。
岩にカメラを置いて記念撮影。
三角点と山頂標識。
山頂の北側の眺め。
このすぐ下に五色沼が見えたはずなのだが、この時はそのことを忘れてしまって、沼の写真を撮り損ねてしまった。
残雪期のまだ凍っているはずの五色沼。もう少し先まで歩いていれば、惜しいことをしたと残念でならない。
一切経山の一部をなす台地とその向こうに前大顛。
下りはこちらをまわって酸ヶ平にでる予定。
山頂台地の広々とした雪原を歩くが雪が消えた部分があるので苦労はない。
台地から下っていくと前大巓が大きくなってきた。
予定ではここを登ろうと思っていたのだが、結構な斜面なのでめげてしまった。
前大巓とのあいだの谷へと下ることにした。
目の前に東吾妻山。その手前が夏になると花がきれいだといわれる姥ヶ原。
反対側をみると中吾妻山の向こうに磐梯山だ。
酸ヶ平に下ろうとすると山スキーを楽しむ人たちに出会った。
ちょっとうらやましい。
でもスキーを履いて斜面を登るのはたいへんだろうな。
酸ヶ平に下ってきた。
またまた雪が腐ってきてずぶずぶもぐって苦労させられた。
登りに通った酸ヶ平小屋のかなり下を通ってかえる。
山スキーの人たちが快適くだってきた。見ると犬をつれている。
腐れ雪のくだりなのでスキーの人がほんとうにうらやましかった。
駐車場の午後1時半過ぎに到着。
稜線や山頂の雪はほとんど消えかけだったが、谷までは深い雪に苦労させられたが、シーズン最後の楽しい雪遊びになった。