毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

ホタルブクロが咲き始めた

2022-05-31 10:01:51 | 山野草

庭のいたるところにホタルブクロがある。

ここのところ特に増えてきたように思う。

同じ時期に花を咲かすドクダミは、家庭菜園管理人さんが目の敵のようにして抜いているのでかなり減ってきたが、ホタルブクロは花が終わるまでは手を付けないのでどんどん増えている。

白花の株もある。

気の早い上の2株以外の花は、ほとんどが下の写真の状態。まだがく片の袋のままか、袋が割れて花が顔をのぞかせ始めているくらいだ。

携帯カメラで下から撮ってみた。少しピントがはずれてしまったが、まったく見慣れない感じの花になってしまう。

明日、あさっては気温が高いというので庭中のホタルブクロが開花するのではないだろうか。

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ヤブレガサの花

2022-05-28 08:42:44 | 山野草

ドウダンツツジの根本にヤブレガサがある。ヒトリシズカと同じ4月の頭頃に芽をだし、いまは大きく育っている。

一週間ほど前、つぼみがついているのに気がついたが、なかなか咲かない。白いつぼみに切れ目になるらしい筋が見えはじめているが、もっと暑い日が好みなのかのんきに構えている。

先日投稿したノビルの花。残念ながら開花前に家庭菜園管理者によって除去されてしまった(゚´Д`゚)゚

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四尾連湖から蛾ヶ岳(ひるがたけ)へ(2022年5月25日)

2022-05-27 15:06:15 | 中央線・富士急線周辺の山

地元の山仲間で5月27日に山に行く計画をしていた。

ところがこの日は雨の予報。それで予備日としていた25日に変更した。

この変更のために参加者が一人減って3人で出発。

目的地は、山梨県の蛾ヶ岳。市川大門町にある四尾連湖から往復する。

四尾連湖の入口にある駐車場に車をとめた。駐車料金は400円。むこうに見える軽トラに荷台にある封筒にお金を入れ、車のナンバーを書いて窓の隙間から中の箱に落とす。

湖は帰りに寄ることにしてさっそく登山開始。

尾根に出るまでは少し傾斜のきつい道が続くが、明るい森の雰囲気がいいので気持ちよく登れる。

広い斜面をジグザグに登っていく。鳥の声が響き、ところどころにヤマツツジがあった。

あっ、これはヒトリシズカ。うちにあるのですぐに気がついた。

自然のものを見るのは初めてかもしれない。これまで気がつかなかっただけかもしれないが。

これはテンナンショウ。これも調べてみると種類が多いので細かい分類はわからない。

駐車場を出発してちょうど30分で尾根に到着。蛾ヶ岳と大畠山との分岐だ。小休止。

尾根道になるとほとんど高低差のないいい道だ。

陣馬山周辺の道のように走りたくなるほどだ。でも走らないよ。

またまたヒトリシズカが大きな塊になっていた。テンナンショウも次々と姿をあらわす。

尾根道なのでいくつかピークがあるのだが、道はすべて巻いていくのでほとんど水平のまま。

ピークとピークの間では両側から削られて道が細くなっているけど、道が崩れていないので安心して通行できる。

40分ほど歩くと、尾根が終わって蛾ヶ岳の斜面をトラバースしていく。

道はしばらく水平のままだが、途中から2回ほど折り返して、最後は峠へとゆるやかにのぼっていく。

途中にもヒトリシズカが目に付いたが、突然大群落が姿をあらわした。

よく見ると大半はフタリシズカのようだ。この山はヒトリシズカとフタリシズカの天国らしい。

一ヶ所だけ沢に橋がかけられていた。その付近は落ち葉が深くつもっていたので足元注意だった。

橋を渡るとやがて峠についた。「西肩峠」とある。蛾ヶ岳の西の肩にあたるという意味だろう。

六地蔵の石の浮き彫りがあった。お賽銭がたくさん供えられている。

ここで2回目の休憩。

そして最後の詰めの急登。でも15分くらいで着くのであわてることはない。

予定通り峠から15分で山頂に着いた。南の斜面の木々が伐採されて展望が確保されている。

さっそく富士山の姿をチェックしてみたが、残念ながら雲に隠れて裾のしか見えない。

反対の北側にまわると正面に八ヶ岳。

その右に茅ヶ岳。金峰山は雲の中のようだ。

左に目を移すと雲のあいだから南アルプスの残雪の稜線がのぞいていた。

さっき休憩したばかりなので、しばらくあちこち展望を楽しんでから、腰をおちつけ昼食となった。

山頂には金毘羅さんの石碑が。

その裏側には小さな石の祠もあった。

雲がとれて富士山が見えないかとしばらく待ってみたが姿を見せない。

南アルプスの方は、白根三山や鳳凰三山の付近は雲のなかだったが、塩見岳やその南に残雪の峰が見えていた。

富士山はあきらめて帰途につく。

もう一度大群落のところで写真を撮った。

葉にツヤがある方がヒトリシズカ。ツヤがなくて葉が少し細長いほうがフタリシズカ。

仲良く混ざり合って大群落をつくっていたのだ。

写真の左の道が四尾連湖から登ってきた道。ここで下らずにそのまま直進して、大畠山に寄ってみた。

山頂に電波塔があって、その北側が切り開かれて甲府市の展望台となっていた。

正面に釜無川が見えている。

そこから電波塔工事にも使ったと思われる道をくだって四尾連峠にむかい、そこから四尾連湖へとくだった。

静かで丸い四尾連湖。見た目は火山の火口湖のようだが、国土地理院の解説では大畠山の斜面の地すべりで生じた地すべり湖なのだそうだ。

それにしてもよく水が枯れてしまわないものだと思う。

今回のこのコースは、標高900mの四尾連湖から1279mの蛾ヶ岳まで標高差は380m程度。道はとても良くて、しかも中間の1時間程度はほぼ水平の道を歩く。

われわれ年寄りチームには好適のコースと言える。

樹木もカエデ類が多いように思えたので、秋の10月下旬あたりに別の仲間も誘ってまた来てみたいと思った。

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ノビルの花がなかなか開かない

2022-05-24 11:17:08 | 山野草

庭にノビルがひょろひょろっと伸びだし、先端に小さな花芽をつけてからしばらくたつ。

いつ咲くのか気になってときどきのぞきに行っているが、今朝、その先端の白いふくらみが割れて、中から小さなつぼみたちが顔を出していた。

白いふくらみが割れればすぐに花が現れるのかと思っていたら、違った。

このつぼみたちが開くのはいつになるのかなぁ・・・・。

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小海線沿線の御座山へ(2022年5月18日)

2022-05-20 08:44:56 | 信越・長野・西上州の山

小海線沿線にある御座山に登ってきた。

関東山地北部では飛びぬけて高い2112mの山だけど、なにせ埼玉からだと山の向こう側になってしまうのでなかなか機会がなかった。

行くのなら気候がいい今がチャンスと決断したのだ。

行程を組立、出発前に念のため情報を集めると、なんと予定していた下仁田からの山越えルートは通行止になっていた。

危ない危ない(~_~;)。

ルートを変更して、信越道から中部横断道を経由して行くことになった。

でも中部横断道は現在は無料区間になっているので助かった。

現在中部横断道は、八ヶ岳の麦草峠にむかう国道299号線のところまで開通している。

そこから国道141号を少し走ってから南北相木村へと左折する。

南相木村への道と分かれてからもかなり走って村役場と北相木小学校之前を通り、さらに奥へ奥へと走る。

村の中心部から見ると右手に奥に御座山が見えているので、まだまだ先だなとわかる。

その途中で、群馬へ抜ける道は通行止と表示してあった。早く気がついてよかったと胸をなでおろす。

7時50分、ようやく長者の森キャンプ場の駐車場に到着。

北相木村の車が1台だけ止まっていた。かなり広い駐車場だ。

支度をして8時に出発。駐車場からすぐに川へとおりる道にはいり、あとはしばらく道なりに歩く。

道のわきに奇妙なものがあった。石の「芸術作品」だった。

道は少し先のコテージのところまで舗装してあり、そこから未舗装の林道になった。

そこにも「御座山」のわかりやすい看板が設置してあった。

カラマツ林の緑も少し濃さを増してきている。

2万5千の地形図で調べた時、御座山は全山針葉樹でおおわれていることに気がついたが、その大部分はカラマツ林のようだ。

薄暗いスギやヒノキの林でなくてよかったと思う。

林道が終わってゆるやかな斜面の道になると、ニリンソウがたくさん咲いていた。

明るく開けたカラマツ林の林床に若いシダとニリンソウ、そしてスミレがたくさん見られる。

エンレイソウがあった。シロバナエンレイソウだ。

道は広くて歩きやすい。でも少しづつ傾斜が増して、右手の山へと登っていく。

その辺からミツバツツジが姿を見せた。

その山のピークの近くをかすめていくあたりにシャクナゲが咲いていた。

そして道はいったんくだっていく。

目印になる送電鉄塔が近づいた時、目の前に小鳥がとまった。どうもコガラのようだ。口に虫らしいものを咥えていた。

鉄塔の鞍部から少し急な道をジグザグに登り返して尾根に出るとそこが白岩登山口からの道との合流点だった。

9時26分。予定通りのタイムだ。道がいいので助けられている。

合流点からはしばらく上り下りのない歩きやすい尾根道になった。

道の両側にスミレがたくさん見られた。

次第に上りがきつくなってきて、岩が見られるようになるとシャクナゲが増えてきた。

その急登をのぼりきったところで右手にそれるとそこが展望台になっていた。北から西が見渡せる。

浅間山が遠くに霞んでいた。

シャクナゲを分けながらという感じの道を少し進むと今度は前衛峰と山頂が重なるように見えるところにでた。

そして奥には北八ヶ岳の山々が見えた。蓼科山の丸い山頂がよく目立っている。

その近くでシャクナゲの咲いているそばに「ハクサンシャクナゲ」の看板が。

ほかに「アズマシャクナゲ」の看板もあったが、そちらはまだ花芽もついていなかった。

シャクナゲの林を抜けたところでヒューイ、ヒューイという特徴のある鳥の声。

ウソだった。数羽が姿をみせて枝にとまってくれた。

あたりの雰囲気がかわって、どうもコメツガの森になったようだ。

尾根道が徐々に高度を上げていく。いよいよ前衛峰への登りにさしかかったようだ。

あまり急ではないのだが、その分登りが長く続いた。

この日は空気が冷えていて、森の中で日差しがないと手が少し冷たくなってしまった。

登りが終わってもなかなか前衛峰の標識が現れない。

少し細長い山頂の一番南の端にようやく標識があり、目の前に山頂が大きく見えていた。

「前衛峰」、1992m、山頂まで35分と書いてあった。

岩に腰をかけて山頂を見上げながら休憩する。ちょうど日が差していて暖かくなった。

そこからいったんくだってコルにでた。シラカバかダケカンバらしい木がこのあたりだけたくさんあった。

標識があって、そこから北相木村へと道があるように表示されているが、すでに長いこと使用されていないらしく、道らしいものは見当たらない。

オオカメノキ(ムシカリ)の花が咲いていた。

さて、ここからが最後の詰めの登りだが、このコースで一番急なところだった。

出発して3時間を超えていたので足も疲れてきて、たびたび立ち止まって小休止。

そんな時の向こうから一人が下ってきた。若い女性だった。

駐車場にはほかに車はなかったので、バス利用なのか、南側の栗生から登って北側に下っているのかもしれなかったが、ちょっと目顔で会釈してさっさと下っていった。

ようやく急な登りが終わると先の方に建物があらわれた。

山頂直下にある避難小屋だった。ようやくついた。

木材もしっかりしたものをつかってあり、頑丈そうで立派な避難小屋だ。

その小屋の裏にまわると大きな岩があらわれた。山頂の岩場だ。

岩場の先に八ヶ岳が北から南まで雄大に広がっていた。

疲れてふらつきながら岩場を登って山頂に到着。11:50。最後ののぼりはへばってしまって45分もかかってしまった。

あらためて八ヶ岳をながめる。赤岳から横岳、硫黄岳辺の斜面にはまだ残雪が見えている。

南に目をやると霞んでいるが甲斐駒ヶ岳、北岳などの南アルプスの山々。

その左手には瑞牆山のギザギザ。

そして金峰山の五丈岩。

一番高いところに祠の土台だったらしいコンクリートの基礎があった。

山頂の標識はさらに先の岩の場の先端付近にあった。

そこまでへっぴり腰で岩を伝っていく。もう疲れているのでふらつくと足がつってしまいそうだ。

山頂標識の脇に石の祠があった。今はこの祠だけなのか、小銭がたくさん供えられていた。

先ほどのコンクリートのところにもどって疲れた足をなげだし、おにぎりをほうばる。

今回は荷を軽くするためにガスやコンロ等は持ってこなかった。

食べ終わってもう一度八ヶ岳をながめる。

でももうやることはないので、帰路につくことにした。休憩は25分。

でもやはり、歩き出すとすぐに足がつってしまった。

こういう時につるのは太ももの内側の筋肉だ。しばらく立ち止まって回復を待ち、あとはだましだましゆっくり目で歩く。

動いたことで逆に疲労物質が流れたのか次第につらなくなり、ペースが掴めてきた。

登るときには気がつかなかった大きなダケカンバの木が目に入った。

同じコースを戻っていても登りには気がつかなかったものも目に入る。

バイケイソウらしい草もあった。

なんだかゴリラの顔に見えなくもない岩も目に付いた。ほっぺたに食べ物をほうばっている感じだ。

ゆるやかな登り返しのところでまた足がつってしまった。久しぶりに芍薬甘草湯を服用した。

効果てきめんだ。

林道近くのニリンソウの群落の中を歩いていて、ふと三輪ついている株があるのに気がついた。

ニリンソウだって一輪のものや三輪ついたものもあるようだ。

ようやく林道にもどってあとは駐車場へ向かうだけというときふと足元で動くものが・・・

蛇が2匹。一匹はすぐに草むらに姿を隠した。もう一匹の方だけ写真に撮れた。

ヤマカガシだった。毒蛇です。

でもちょっかいを出さなければ向こうから襲ってくることはありません。

車へは15;07到着。

駐車場は出発の時のまま。一台も増えていない。

今回は途中で出会ったのは若い女性一人だけ。静かな山旅だった。

足がつってしまったのでゆっくり目でくだったので、あまり疲れを残さずに登山を終了できた。

 

 

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