毎日が山のこと

最近の山歩きの記録はもちろん、作ってみた山行プラン、過去の山歩きの記録も順次掲載中です。

コアジサイロードには早かった堂平山(2023年5月27日)

2023-05-28 20:38:19 | 奥武蔵・秩父の山

先日、越生の大高取山でコアジサイを見ることができたので、5月27日、今度は堂平山に出かけてみた。

笠山との間にある笠山峠から堂平山の間にコアジサイがたくさんあるということなので見に行ってみたのだ。

 

この日はシーズンの土曜日だったのでいい時間帯に1本しかない白石車庫行のバスは超満員。どうなることかと思っていたら、途中の皆谷まで臨時バスが出て、2台での運行となり、ようやく乗り込むことができた。

後続のバスからは、皆谷で1台目に乗り継ぐことができる。

予定通り白石車庫を10時に出発。

 

歩き始めた直後、民家の手前の小川の土手にユキノシタが満開なのを見つけた。

 

アップで撮ることもできた。

 

 

林道から笠山峠への山道に入ると足元にヒトリシズカがたくさんあった。

実をつけたものもあった。

 

もう少し登ると今度はフタリシズカを見つけた。

こちらはまだ花穂をつけたものもあった。

 

笠山峠に到着。関東平野が見渡せるのだが、今日は霞んでいてランドマークとなる建物なども確認できない。

 

一服後に堂平山に登り始めるといきなりコアジサイが現れた。

やったぁ。

 

喜んでカメラを向け、写真におさめる。

 

でも、おちついてその次の株をみるとまだつぼみ。

 

たまにきれいに咲いている株もあったが、大半はまだつぼみだった。

残念ながら少し早すぎたようだ。

越生よりは標高差で500mほど高いので見ごろは1週間後あたりだろうか。

しかし、天気予報では29日の月曜からは連日の雨。それもかなり降る様子。

 

このルートでは、堂平山の山頂近くまで見られたので、満開時期にくればまさにコアジサイロードという感じだろう。

 

この写真ではわからないが、かなりおおぜいの登山客。

日差しが強いので皆木陰にはいって休憩していた。

 

山頂からながめる両神山。

 

こちらは東西御荷鉾山。その向こうにある浅間山はほとんど確認できない。

東側に見えるはずの筑波山も霞の中だった。

 

今回は、これまでパスしてきたとなりの剣が峰に寄ってみた。

直下は御覧のような急登。

 

そして狭い山頂は巨大な電波塔の建物に占拠されていた。

 

でもそこから白石峠までの尾根道は実に快適。

 

これなら舗装の車道を大きく迂回するよりはずっといいと思う。

 

白石峠

 

すぐに白石への道を下山。この道は歩きやすくて快適。

 

首が取れたのだろう刈補修のお地蔵さんがあった。

 

そしてこの道にもコアジサイがあった。

同じようにまだつぼみだ。

 

雨の間日を選んでまたこられたらいいなと思う。

 

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シモツケソウとラベンダー

2023-05-26 08:23:42 | 山野草

今朝は、曇り空。気温は朝からちょうどいい感じ。

庭にはラベンダーとシモツケソウが並んで植えられているが、どちらも今が盛りか。

 

4日日前に撮ったこの写真では、花頂付近にわずかにつぼみが残っている。

今朝見ると、そんなつぼみも全部開花していた。

 

おとなりのラベンダーには数匹の蜂が小さな花を訪れている。

やはり香りにさそわれるのだろうね。

今日はこのあと出かける用があるので、それまで山の写真を整理しながら投稿の原稿でも書こうかな。

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コアジサイを探しに越生へ

2023-05-24 17:32:57 | 山野草

あまりにもいい天気なので、お昼近くなってから越生にコアジサイを探しに行くことにした。

駅前のスーパーでおにぎりと大福を買い込み、お水はペットボトルに水道の水ですませることにした。

先日、大高取山を歩いたとき途中の看板でどのあたりに咲いているか見当はついていた。

でもせっかく来たのだから、直接向かわずに、脇道などまだ歩いたことのないところを選んで歩いた。

いったん虚空蔵尊への下りの道に入るが途中からふたたび登山道を登る。

この沢沿いの登山道の途中で見られるのだろうと予想していたのになかなか現れない。

結局、尾根にむかってヒノキ林の中をすすむ道に入ってきた。

ここまできてようやく見つけることができた。

予想に反して、木漏れ日がもれる林床にあった。

これまで奥武蔵でであったのは、ほとんどが薄暗いところだったので意外に思ってしまった。

 

最初に見つけた株は、小さくて背も低く、地面のそばに咲いていたので、なあんだここのはずいぶん小さいなと思ったが、少し歩くと少し大きめの株を見つけることができた。

そのあたりから道のあちこちで見つかるようになった。

 

この少し青みがかった色合いがなんともいえず好きなのだ。

 

コアジサイはいったん姿を消すが、さくら公園の山頂へむかう途中の道にも一か所咲いているところがあった。

この道は5月上旬にも歩いているのだが、その時はまだ咲いていなくて気が付かなかった。

 

道はそのまま下ってさくら公園のてっぺんの展望地にとびだした。

遠くに筑波山が見えていた。

 

今日はコアジサイが目的なのでこのまま下って武州唐沢駅へと戻った。

その途中、農家が植えている栗の木が花をたくさんつけていた。

 

今日は少し風が強いのでわさわさとゆれていた。

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ノビルが開花

2023-05-24 10:12:03 | 山野草

今朝は、気持ちよくはれ上がって、これぞ五月という感じ。

さっそく庭の隅々をのぞいてみた。

あっ、ノビルが開花していた。雨で2日間見ないでいたあいだにあっさりと。

去年はほんの数本だったのが、今年はずいぶん家族を増やしたようだ。

 

やはり線香花火を連想する、さかさまだけど。

 

ヘビイチゴも赤い実をつけた。

 

朝の早い時間にアジサイを撮ってみた。

 

おやっ、見たことがないやつがいるな。

あんただれなの? 縦長のハート形の葉。茎のところに花がついている。そして先端はながくツル状に伸びている。

フッキソウがまだらに群れている中に一人だけすまして立っている。

いまならのんびりしゃがみこんでいられるけど、梅雨時になるとやぶ蚊に刺される。

今の季節だけの楽しみ。

そうだヤブレガサを忘れていた。

花穂をのばしてだいぶたつが筒状花の先端からはまだ雄蕊が顔をだしていなかった。

 

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笹子雁が腹摺山(2015年5月22日)

2023-05-23 08:31:16 | 中央線・富士急線周辺の山

新緑が次第に高い山へと移り、近場の山はすでに葉も青々と濃さをましてきた。

この季節はどの山に行っても気持ちよく歩けるが、8年前、同じ季節に一人で笹子雁が腹摺山から米沢山、お坊山とめぐり大鹿峠から景徳院へ下った時のことを記録しておこうと思う。

歩いたコースは上の地図の通りで、笹子駅を起点に甲斐大和駅まで。

笹子雁が腹摺山とお坊山では、富士山や八ヶ岳、南アルプスの展望を楽しむことができ、なかなかいいコースだった。

 

朝の5時過ぎには家を出て、笹子には7時半ころについた。

平日だったけどかなりの登山客が下りた。

笹子から登れる山は笹子雁が腹摺山以外にも滝子山、鶴ヶ鳥屋山、本社ヶ丸などたくさんある。

 

車の行き交う国道である甲州街道を笹子峠にむかって歩き、新中橋というところから旧街道に入る。

入ってすぐに山道にとりつくのだが、この時はなにやら工事をしていて、登山道にそってロープが張ってあった。

 

杉木立の中の道を徐々に登っていく。植林の森から広葉樹の森へと移ろっていく。

 

駅を出発して1時間ほどで送電鉄塔についた。

地図で確認するとここは標高800m。笹子雁が腹摺山1357.7mまで標高差550mだ。

 

5月の中旬になっているので葉が茂り、緑が少し深みを増してきている。

 

足元には去年の落ち葉がたくさん残っていてガサゴソを音をたてる。

ヤマツツジがあちこちで咲いていた。

 

鉄塔のところから1時間ほど登ったころ、木の間から南アルプスが見えてきた。

まだ残雪を残している。朝のひかりをあびてまだほんのり赤みが残り、浮き立つように輝いている。

 

さらに20分ほど登ると電波の反射板があった。もう山頂はすぐだ。

 

笹子の谷が見下ろせた。

右から鶴ヶ鳥屋山から続く稜線がだんだん低くなり、その先に高川山が意外にこじんまりと見える。

 

10時少し過ぎに山頂に到着した。標識には小数点以下を切り上げて1358mとなっていた。

「秀麗富嶽十二景、四番山頂」と書いてあった。

 

遠く残雪の南アルプスの白根三山。残雪がある5月は山岳展望には好適な季節だ。

 

そして秀麗富岳。樹木の間から見えるので、望遠で切り取ってみた。

空気が澄み切っているようで、山襞に残る残雪のようすもくっきりと見えた。

 

山頂はそれほど広くはないが、木々のあいだから十分に展望を楽しめた。

 

樹林におおわれた尾根を歩いて次の米沢山へ。

途中、3つの小さなピークをこえていく。でも標高差で50mに満たないのでそれほどきつくはない。

米沢山の山頂は、あまり展望はよくない。

枝の間からのぞくような感じ。

 

次のお坊山へむかう。

お坊山のほうが50mほど高いだけなのでそれほど苦労はない。

 

途中、編笠岳、権現岳、赤岳、横岳とつらなる八ヶ岳の南部を見渡せるポイントがあった。

 

ほとんどは樹林の中の尾根道だが、ミツバツツジやヤマツツジが目を楽しませてくれる。

 

お坊山、1412m。12時20分の到着。

富士山の展望はこちらのほうがいいように思えたが、残念ながら雲をまといはじめていた。

 

南アルプスの展望も申し分ない。北岳と間ノ岳を望遠でとらえてみた。

 

こちらは甲斐駒ヶ岳。摩利支天が手前になるのできれいな三角錐に見える。

展望を楽しんだ後、いよいよ甲斐大和にむかって下山開始。

まずは大鹿峠をめざす。

 

ミツバツツジやヤマツツジを楽しみながら下っていく。

 

樹林におおわれた静かな尾根道をくだっていく。

 

大鹿峠には午後1時に到着。景徳院へは、峠から少し北へ登りかえしたピークから北西の尾根にむかう。

 

尾根にそって高圧線が通っているのでくだりはじめて10数分で鉄塔にであった。

 

緑のトンネルにヤマツツジの赤が点々と続いていた。

 

足元は、落ちたツツジの花びらで赤く飾られていた。

 

峠から1時間ほどで神社の建物が見えてきた。

 

神社のすぐ下には鹿よけの金網と扉があり、その下は田野の民家があった。

これで山歩きは終了。民家の間をぬけて、景徳院のわきから県道にでて、あとは県道を歩いて甲斐大和駅へと向かった。

甲斐大和駅には午後2時42分の到着だった。

 

 

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