【 保護犬:ハッチ日記 】

成犬の保護犬、里親日記

手塚治虫【火の鳥】展、直筆原稿に感動!

2025-03-21 | 手塚治虫先生に関連したこと
手塚治虫【火の鳥】展の続きです。

エントランスにて【火の鳥】の作品の世界観を
堪能した後は
(この場所だけでもじっくり見ているとかなり時間が
かかります!)↓


次は、いよいよ
撮影禁止となる“ 直筆原稿 ”の展示室です!
(この展示室へ入る前に再度、チケットの確認が
ありました)

その前に…
この展示室へ入る前に是非、見ておいてほしいのが
(入る手前の左手側に展示されている)

手塚先生が中学生の時に描かれたという
『蝶(ちょう)の写生画』(複製)と

今回、企画監修をされた福岡伸一さんが所蔵されている
『蝶の標本』

この2点が並べて展示されているのです。

この展示を見比べると
手塚先生のデッサン力の巧(うま)さと観察力のすごさ、
リアル過ぎる精密な筆使いに驚かされます。

これから展示を見に行かれる方は是非、注目してみて下さい!

少し話がそれましたが、
直筆原稿の展示に戻ります。

展示されている直筆原稿は
発表順に並べられていました。

① 黎明(れいめい)編から始まり、
⑫ 太陽編までのピックアップされた原稿が
壁や展示台にそれぞれ展示されています。

原稿の横には小さく番号がついており、
その順番で見ていくように表示されています。
※ 注:全ての原稿が展示されているわけではないので
 ストーリーの繋がっていない部分もあります。

手塚先生の
“ 直筆原稿 ”、圧倒されました!圧巻です!!
そして、感動!!!

私は4歳の頃から【火の鳥】を読んでいたので
慣れ親しんだキャラが、背景が、コマ割りが
直筆原稿で目の前で見ることが出来るなんて…!

手塚治虫記念館30周年記念『火の鳥展』でも
直筆原稿を見ることは出来ましたが

今回の展覧会は原稿量の数が違いました!

『ブラックジャック展』でも圧倒されましたが
今回の【火の鳥】展もファンにとってはお宝ものです!

さらに驚いたのは、
手塚治虫記念館30周年記念『火の鳥展』では
《 大地編 》のシノプスの原稿は複製だったのですが

今回の展覧会では直筆原稿だったのです!

嬉しさはもちろんですが
《 大地編 》の構想を練っていたにもかかわらず
完成させることが出来なかった手塚先生のことを思うと
無念の気持ちが湧いてきて、
不覚にも涙が出てきてしまいました……。

未完に終わってしまった『火の鳥』。
しかし、今回
展覧会の企画監修をされた福岡伸一さんが
最後の1コマ、『火の鳥』の最後に描かれるであろう絵を
自らスケッチして展示されていたのです。

どんな絵だったか、という事については書くことを
控えますが
「なるほど…!」と、私の中では納得ができました。
手塚先生も喜んでくれているのでは、と思います。

手塚治虫【火の鳥】展、
とても見応えのある展覧会でした!

このような機会を作って下さり
スタッフはじめ関係者の方々、ありがとうございました。

実は、私の自宅からは展示会場までが遠いため
正直、大変だったのですが
展覧会を見ることが出来て、足を運んで本当に良かったです!

4歳の頃の自分に「手塚先生の直筆原稿を見てきたよ!」と
自慢したい気分です(笑)

(おまけ)
展示会場を退室した後に質問コーナーがありました。↓
(付箋とペンが置いてあるので、自由に記入して
貼り付けることが出来るようになっていました)

Q1.あなたは永遠の命が欲しいですか?


Q2.生まれ変わったら何になりたいですか?


皆さんはどう答えますか??

と、いうわけで
長くなりましたが、お疲れ様でした!
次は、お土産の紹介をしたいと思います!