この写真を見て、なんだかわかりますか?
そう、ヤニです。あぶらとか樹液とも言います。
松が強いといわれる所以はココにあります。
木材は、樹種によりその強度も様々ですが、この「松」は、比較的、木自体の生育もよく、生産性にもすぐれており、
それに増して、このあぶらの量は・・。
節からトロ~ッと流れ出ています。
「乾いてないといけない」 という理由で、人工乾燥材が主になりつつある昨今ですが、
この人工乾燥、水分だけではなく、その「あぶらっけ」までもなくしてしまう、少々考えさせられる代物なんです。
時間も手間もかかる天然乾燥を施した木材は、そこまでスッカスカにはなりませんので、往年の職人さんにはこのまれてはいます。
それにしてもこのヤニ。作業服によく付く・・・。