八尾市市民活動支援ネットワークセンター「つどい」(ブログ)

大阪府八尾市の魅力ある市民活動情報をブログ形式で発信しています!
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第4回高齢者見守り研修会(2/12開催)

2015-03-13 20:42:44 | 【アーカイブス】取材記録(2012~2020年度)

 センター「つどい」の新福です。

 今回は、つどい登録団体である「地域見守りボランティアの会」主催の
研修会にお邪魔しました。

 上之島小学校集会所で行われ、下記のお話しがありました。

 ●株式会社シーキューブの安本氏による
  「高齢者介護向けリニューアルについて」

  ・65歳以上の高齢者がけがをする割合として77%が自宅である。
   その中で、自宅内でのけがが多い順番は、居室・階段・台所・玄関である。
  ・段差のバリアフリーと温度のバリアフリーがあり、温度のバリアフリーとは、
   断熱・省エネリフォームなどがあり、例えば窓からの冷気が入らないための
   複層ガラスなどがある。
  ・介護リフォームや耐震に関する補助金も国の制度であるそうだ。また、火災保険で
   家の補修がどこまで契約として結ばれているかを確認することも大切である。
 

 

 

 ●一般社団法人 見守りID協会 池尻氏による
  「IT活用高齢者見守りシステムについて」

  ・SIMカードや受信機・発信機など、近年IT技術により、
   高齢者本人の様子が、離れた所からも確認ができるシステムがあること。
  ・そのシステムを活用して、ITツールを使って予防をどのように行うか、
   またコミュニケーションを取るかについてお話があった。

 

 

   最後に、NPO法人やお市民活動ネットワークの西田氏からあいさつがあり、
 補助金やITツールを使うのは、問題が発生してからの対応として、知っておくことは大切。
 問題が発生する前の未然防止として地域でどのように予防していくかという取り組みを
 みなさんで、地域で考えて活動をしてもらえたらと思いますと結び閉会いたしました。



 社会問題が発生しない仕組みをみんなで考える機会となり、
また、社会問題が発生した時の対応を考える機会となりました。



東日本大震災から丸4年になりました。

2015-03-13 13:10:03 | 【アーカイブス】スタッフのひとりごと(2012~2020年度)

 センター「つどい」の新福です。

 先日11日(水)が東日本大震災から丸4年になりました。

 この日は、14:46にセンター「つどい」スタッフで黙とうをさせていただきました。

 また、同時間、八尾市役所でも館内でも黙とうが行われたそうです。



 八尾市役所では、国旗・市旗等が、半旗を掲げていました。
 (半旗の裏の建物は、「つどい」がある八尾市役所北分室です。)
 私は大阪上本町駅から乗車して、つどいに出勤するのですが、
大阪上本町駅でも国旗が半旗を掲げていました。

 あの日のことを忘れずに、そして東南海地震がいつ来るか、その備え(自助・共助)も
忘れないようにしたいと思います。



キンタイ米で社会貢献(生物多様性と地産地消による小さな市民活動)

2015-03-13 12:57:07 | 【アーカイブス】市民活動情報(行事案内・開催等)



 センター「つどい」の新福です。

 先月の2月から、つどいでは、「キンタイ米」を置いています。

 「キンタイ米」って何?と思いますよね。

 これは、お米なんですが、高安山でとれたお米です。

 しかも、地元では「キンタイ」と言われる「ニッポンバラタナゴ」が棲む池の水で作ったお米なんです。

 かつては、高安山のため池の水を使いお米を使い、ため池の池干し(地元では、ドビ流しと言います)を
行う際に流れる泥が田んぼの肥やしになりました。

 お米を作らなくなり、ため池を使うことが減り、池干しを行わなくなったことで、「ニッポンバラタナゴ」は

最終的には、絶滅危惧種になりました。

 本州では八尾市高安山山麓と、奈良の東大寺に生息するのみだそうです。
 本州以外では、北九州と香川県だけです。

 絶滅危惧種Ⅰ-A類に分類されているのですが、これは兵庫県豊岡市に生息するコウノトリと同じ分類なんです。

 八尾市内でも貴重な生物が生息していることを知ってもらえればと思います。

 兵庫県豊岡市では、「コウノトリ米」というお米を作っており、冬場も田んぼに水をはることで、ドジョウなどが生息し、
コウノトリのエサになり、生息場にもなります。そのことで「コウノトリ米」は同じお米よりも倍ほどの金額で取扱いされているそうです。

 まさに、環境を良くすることで経済も良くするというモデルです。
 (昔は環境と経済は相反する関係であったのが、共存する関係になったという考え方の変革ですね。)

 今回のキンタイ米もこのモデル・発想なんです。

 今年の新米は全て終わりましたが、来年キンタイ米が獲れましたら、ぜひご消費くださいとのことでした。

 消費することで、地産地消になり、ため池の活用につながり、ニッポンバラタナゴなどの希少生物が生息できる環境づくりに貢献
出来ることも(生物多様性)、小さな小さな市民活動だということを皆さんに知っていただきたいと思います。

 (高安山山麓や池干しという農業風習が、大阪府発のユネスコの「未来遺産」に認定されています。
  このことも知っていただき、ぜひPRなさってくださいね。)