つどいスタッフおかゆ🍚です。
今回は以前part1を投稿した、【イベント過渡期をどう乗り越える?】13回目のいきいき八尾環境フェスティバルから学ぶ」のpart2をお送りいたします。
part2では「市民活動における人材育成」についてお伝えしていきたいと思います。
--登場人物--
美馬さん…今年で13回目を迎える「いきいき八尾環境フェスティバル」実行委員長。
足立さん…「いきいき八尾環境フェスティバル学生事務局」の移行団体「はちのじ」現副代表。
粥…インタビュアー&筆者。「いきいき八尾環境フェスティバル」に関わり始めて5年目。学生事務局2代目3代目代表。
④引き継ぎ問題
粥「美馬さんは八尾フェス(いきいき八尾環境フェスティバル)の1年目から実行委員長なんですか?」
美馬さん「そうなんですよね。そろそろ次にやってくれる人を見つけたいんだけどね…(笑)」
粥「足立くんは今学生団体はちのじの後輩たちに自分たちのしてきたことを引き継ぐやり方に迷ってるよね。どう思う?」
足立さん「いやー…引き継ぎは難しいですね(笑)」
美馬さん「最初から引き継ぎ役を想定してからやり始めることが大事だと思います。
私が現在13年も同じ役目を担ってしまっているのは、当時とりあえずという気持ちで始めてしまったからだと思っています。
次の世代では誰が自分の役目を担っていくのか、想定してから活動を始めることをおすすめしますね。」
⑤とりまとめ役の必要性
粥「そもそも、学生事務局が設置されたきっかけは何だったんですか?」
美馬さん「それは当時事務局だった岡見くんに聞いてもらったほうがいい(後日岡見さんにもインタビューをしに行きました!記事はもうしばらくお待ちを…)と思うのですが、私は事務局を担当している行政職員が通常業務をしながら、フェスティバルの事務局仕事もするのが大変だったからだと思っています。」
粥「そうですよね。学生事務局の仕事は学生ではできない経験やスキルが身につくと思います。」
足立さん「それはそうです。でも少し大変ではありますけどね…(笑)」
美馬さん「そもそも事務局など、実行委員の調整役が必要な実行委員会である、ということ自体が誤りだと思っています。実行委員会は、実行委員会を立ち上げただけで実行されていく。そういうものです。
現在フェスティバル実行委員会は『広報』や『渉外』、『企画』といった各チームごとに準備をすすめるような体制に変えていっています。(以前は月に一度に関係者全員が集まる会で全てを決めていました。)
今後は、実行委員会を開けば、自然とイベントが運営されていくような組織にしていきたいですね。」
⑥学生事務局設立からの変化
粥「6年前、行政の事務局とは別に、学生事務局が設立されました。
学生事務局が立ち上がってから今年の開催で7年が経ちましたが、何か変化は感じていますか?」
美馬さん「実行委員会の形式が、講義形式からワークショップ形式に変わったことですね。
意見が出やすくなって、雰囲気も変わったと思います。」
粥「それは行政事務局であった岡見さんの提案でしょうね。
でも、そうやってワークショップ形式の会議があるんだという知識が、実行委員会のメンバーや、学生の中にも広がっていくことで、市民活動が活性化されていく気運になっているのではないかという気持ちはします。」
以上、今回は「市民活動における人材育成」について、お伝えいたしました
次回は最終回
「今後の開催、どうなる?!目的の手段化に気を付けよう」です。
公開をお楽しみに!