12月2日日曜日
「尿失禁に対する筋膜調整」というセミナーを受講しました。
講師は、今年のアリゾナの解剖実習の際に、幸運にもチームとしてご一緒させていただいた半田瞳さん。(旧姓:生方さん)
(おかげさまで、その節は、半田さんが綺麗に剖出された肛門挙筋を手に触れることができました!)
- PT(理学療法士),Ph.D(保健医療学博士)
- 高崎健康福祉大学理学療法学科 講師
- Fascial Manipulation® Specialist
半田さんは、骨盤底筋群を含むインナーユニット機能を研究されており,特に「尿失禁」に対する研究を専門としていらっしゃいます。
また、Fascial Manipulation® スペシャリストでもあり、筋膜の観点からコアのインナーユニットの機能改善を研究している、世界的にみても今後のご活躍が期待される、新時代の牽引者とも言える方です。
セミナーでは、さすが大学で教鞭をとられているだけあり、講義内容がとても整えられていて、実技の時間もしっかりあり、充実した学びの時間を過ごすことができました。
また、言葉を選んで説明する姿勢が、半田さんのそのお人柄と通じ、とても穏やかな気持ちで、かつ集中して1日を過ごすことができました。
まず、午前中の講義では、必要不可欠であり最小限抑えるべき知識について、理路整然と教えていただきました。
排尿に関する症状、排尿のしくみ、性差、正常な排尿、尿失禁の種類と病態、腹圧性尿失禁のタイプ・治療・介入効果、骨盤底の構造解剖など始まり
筋膜の解剖・生理
筋膜と筋紡錘の関係と、筋膜の滑走不全とそのアプローチ目的
また内部筋膜(被覆筋膜・挿入筋膜)の構造と機能など
さらには、筋膜と尿失禁がなぜ関連すると考えられるのかについて、骨盤筋膜と臓器の関連性についても伝えていただきました。
そして午後の講義では、TRIGGER代表の半田学さんと、TRIGGERスタッフでFascial Manipulation® Specialistの中村雄一さん、お二人もアシスタントに入るという、贅沢な環境のなかで、細やかにサポートしていただきながらマニュピレーションの施術を実施&体験いたしました。
今回の筋膜アプローチ箇所は骨盤と脚の10箇所で、何れも触れるのにさほどセンシティブではないところで、薄い着衣の上からもできるので、この方法は汎用性がとても高いと感じました。
また、講義にて、いわゆる「骨盤底筋トレーニング」と言われるものの介入効果が研究でまちまち(改善率17~84%)であり「個々にフィードバックを実施しても30%の女性は骨盤底筋群を正しく収縮できない(Bo K, 2013)」などの報告があるそうなのですが、トレーニングとは別に筋膜アプローチにより改善が見られるなら、これはとても朗報だと思います。
(半田先生の研究では超音波画像診断を用いて、トレーニング時の筋収縮を確認しているそうです。)
私自身はセッションにおいては、呼吸と動きを関連させて骨盤底にアプローチすることが大半で、骨盤底筋群を孤立化してトレーニングすることには少し懸念があったのですが、半田先生の説明はとても腑に落ちました。
そして、ウーマンズヘルスに関して、とても造詣の深い半田瞳先生から、もっと教わりたいと感じた1日でもありました。
半田さんに、ピラティスやヨガのトレーナーやインストラクター向けのウーマンズヘルス講座を行っていただけたら嬉しいな〜と現在夢想中ですが^^
実現したい〜!
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各講習、残席わずかです。
- リフォーマーLevel2:1/16.17.18(水.木.金)
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