
今週末のセミナー「球関節を感じよう!」(3/16日曜日16:30〜2h)残席少しあります。
よかったらぜひ!
さて先日、撮影のモデルなどをお願いしている菜穂子さんとお話していて「ニュートラル」が話題となり、それについてちょっと考えてみました。
ニュートラル:「いずれにも片寄らないさま」「中立的」「中間的」
というような意味だそうです。
さらに、この「いずれにも片寄らない」の「片寄り」は真ん中から外れることで具体的。
で「偏り」になるとある基準から一方によっていく抽象的な表現になるらしい。
具体的な「片寄り」を修正するのは、目安がはっきりしているのでわかりやすい。
でも、そのことに固執するあまりある種の「偏り」を生じてしまうのはあるあるだったりします。
たとえば、静かに立っている時を基準にするならば、何も意識せずとも下の写真の右側のように立てることは、たしかに望ましいことです。
この目安は私もよく使いますし、これを「ニュートラルな姿勢」と呼ぶこともできるでしょう。
でも、これは「このように立ちなさい」ということではなく「静かに立ったときに自然にこのように立てるように身体のバランスを整えましょう」という一つの指標にしかすぎません。
でも、一つの正しさを知ってしまうと、そこに自分を押し込もうとしてしまうという「偏り」をおこしてしまう。
たたえば、先に示した姿勢を常に保とうとして、背中や肩が強張ってしまったり、はたまた他のことに向けるべき集中力がうばわれていたりといった、本末転倒な結果を起こすような「偏り」は本当によく見受けられます。
これは「一つの基準にすべてを当てはめようとしてしまった単純化」の良い例かと。
では、生きて動き続けている人間の、複雑な体や心を統合してみた時に「ニュートラル:いずれにも片寄らないさま」はどこにあるのか?
それは、きっと一人一人が、そのときそのときで自分で見つけていくものなのかと。
私にとって「ニュートラル」を言葉にするのはむずかしいけれど、その結果起こることは「心地よい」かな?
具体的な基準も尊重しつつ、複雑さを受け入れて、その中で自分らしく安定していられる「ニュートラル」を探す・受け入れる。
クライアントさんのその過程のほんの一部でも、運動を通じてサポートできていたとしたら幸せだな。。。。
菜穂子さんとの話で、こんなことを思ったりしました。
(てか、「菜穂子さん」なのにこのブログでちょいちょい「奈緒子さん」とまちがえて変換してたりしてごめんなさい🙏気をつけますね〜。こんな私を笑って許してくれてありがとう!)
そして!!!私が「ニュートラル」の達人、いや仙人!と尊敬する人が4月にカナダからまたきてくれることになりました。
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スーザンと一緒にいるだけでなんかニュートラルが深まる気がするの。
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「球関節を感じよう」
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