先週金曜日(9/29)は「ARITE SPACE:ピラティスエッセンシャルエクササイズの理論と実技編」の実技講習会を開催しました。
すでにトレーナーとして活躍している皆様との充実した時間。
もう楽しすぎました❣️
PART2のリクエストもいただいているので、年末までに、またみんなと集まれたら良いなと企画中です。
さて、意見交換をしているとき、参加者のshihoさんが、私がメッツさんから出したDVDに言及して「ペンジュラム」(振り子の意)のことを言ってくださったのですが、その言葉は私が伝えたいことにすごくしっくりハマりました。
こんな発見ができるのも、リアルな講習会の醍醐味。ありがたいです。
そう、生きて流れている私たちの身体は常に振り子のように揺らいでいます。
だからこそ、その揺らぎのなかでバランスを整えることが大事。
例えば、関節の可動と安定、筋の収縮と弛緩、繊細な動きとダイナミックな動き、部位を細かく把握することと全体を俯瞰して把握すること、etc.
私たちトレーナーの役目とは、ピラティス、もしくはエクササイズという支点を通して「クライアントに心地よい揺れ幅を提供すること」なのかもしれません。
さらには、指導者としての学びも、理論と実践の間で揺れながら行き来をすることなのかもしれないと思い至りました。
基礎的なことで例えるなら、関節の構造と位置と動きを知ったら、自分の身体を触って動いてみて可動範囲を確認し、そこで自分の身体に起こったことや感じたことをもとに、クライアントに動きのアドバイスをする。そして、クライアントの反応から自分に必要な学びを見出し、また学びと実践の間を行き来するというように。
トレーナーとして、知っていることと知らないこと、もしくは理論と実践の中で揺らぎがあるのは自然なこと。
だからこそ、あれも知らないこれも知らない、これもできないあれもできないと焦るのではなく、ピラティスという自分の支点を確認しつつ、学びと実践の中で揺らぎ続ける、このことこそが大事なのではないかと思うのです。
また、この仕事を通じてクライアントに貢献できているという実感は、このような揺らぎの中で風のように肌で感じるものなのではないかと。
ARITE SPACEは、オンデマンドで基礎を確認しつつ、それをどうリアルに繋げるか、あーでもないこーでもないと皆で揺らぎあう場とも言えます。
ここでの揺らぎが、各自が仕事を通じて経験を培っていくうえでの良いエネルギー供給となり得たら嬉しい。
そんなふうに思っています。
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