過密日程、移動の疲れ、2300mという標高、ボコボコの芝---この環境下で、後半ロスタイムでの得点(我那覇)だったとは言え、勝ち点3が取れた。これでもう十分。試合内容なぞを求めるのは、ナンセンスなんじゃないだろか。
しかし、やや違和感を感じるのが「オシム采配」。
オシム曰く、選手は「死にそうなくらい疲れていた」そうだ。この部分を訳した通訳が涙ぐんだというくらいだから、かなりの状況だったのだろう。しかし、イエメン戦のスタメンは。駒野の代わりに羽生が入ったが、他は固定。駒野はサウジ戦後に「機能していなかった」とダメ出しを受けてしまったが故の交代だとすれば、、、まるでジーコばりのメンバー固定^^;。
ベンチの選手との差が大きいとも思えず、そのベンチの選手までが"死にそうな"状態だったとも考え難く、オシムに柔軟性がないわけでもない(メンバ交代なんかを見ても)。やはり何かしらの意図があったということだろう。想像するに、それは目指すサッカーを"とりあえず"という格好でも具体的なイメージとして与えたかったんじゃないか、と。そのためにはメンバーを入れ替える余裕はなく、突貫工事を進める必要があったのでは、、、。ひょっとすると、勝負にさえ拘っていなかったかもよ。(いざ試合が始まれば勝つことしか考えていなさそうだケド)
まずは下敷きが出来た、ということだろう。故に「これからは若手にも機会を」というステージに進むのである。
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