機微談語[きびだんご]

心の動きや物事の微妙な趣を徒然なるままに…。初めての方は注意事項もお読みください。

きっかけは・・・

2005-05-19 22:32:23 | サッカー
 私がサッカーに興味を持つようになったのは、ある漫画がきっかけでした。
サッカーの見方も、この漫画の影響が強いかもぉ。
「サッカー漫画」と聞いて、「キャプテン翼」を思い浮かべた方も多いことでしょう。
でも、私はあまり(殆ど?)見たことがないんですよね

 私が見ていたのは、南米のプロサッカーリーグが舞台のギャグ漫画でした。
しかも、掲載されていたのは、月間の少女漫画雑誌でしたので、当時ではかなり珍しかったと思います。
選手たちの着ているユニのショーツの短さに時代を感じます(笑)。
まだ、Jリーグさえ陰も形も無かった頃、現日本代表監督のジーコが、ブラジル代表で活躍してた頃ですので…(年がバレる?)。
作者の方は、女性ながら’86年のワールドカップ・メキシコ大会を
観に行かれた程(取材ではなく自腹)のサッカー好き。
その作者の方が、あまりにもサッカーをバカバカしく、面白く描いていたので・・・。
ちょっと面白そうだなというのが、見るようになったきっかけですかね
主人公(やっぱりFW)の所属するクラブチームのキャプテンのモデルが、
ジーコ(ちょっと美化しすぎかも)だったりするんですよ。
他にも、クライフやソクラテスをモデルにしたキャラクターとか…。

とにかく、「手を使わなければ、何でも有り」なんです。
実際にやったら、非紳士的行為でカードが出るだろうなと思うものもあったり
選手が輪になって、真中でボールを回して時間稼ぎをするとか。
選手二人がダンスをするように向かい合って、胸でボールを挟んで運んだり・・・。
肩を組んで、脇にボールを挟んで、走ったり・・・。

 面白いだけではなくて、プロの世界のシビア(?)な部分も出てきたりするんです。
例えば、PKを外した選手が、味方選手に声をかけられて立ち上がると、
解説者が、それを見て、「励まされて…」と実況するシーン。
実は励ましたのではなく「このまま負けたら、明日からあんたの家に電気は来ない」と言っていたり・・・
「プロ選手は商品だから見られて当然だけど、彼女は違う」と、奥さんをマスコミには出さないとか。
主人公のライバルチーム(?)の看板選手が、チーム改革のために戦力外になったり…。

その選手の台詞で、「王者だって、飯を食うんだ。才能・体力・精神力等、総てを持ち 
常にベストの状態を保ってプレーする王者のタイプと、どれかが不足していても努力したり、
何かで補うタイプと、プロには2通りあって、やり方が違うだけで、
勝って生活しなきゃならないのは同じだ」と、いうのがあるんです。
試合に負けても選手にブーイングしないのは、この台詞を思い出しちゃうからなのかもしれません。
この言葉を思い出すと、選手だって一生懸命にやっているんだって思ってしまうんです。
ま、それ程、思い入れがないと言うのもあるかも?

どうでもいいことですが、この漫画で、私の一番好きなキャラクターは、
6月20日生まれのDFで背番号3です(ちょっと変人だったりする)。
コメント
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