機微談語[きびだんご]

心の動きや物事の微妙な趣を徒然なるままに…。初めての方は注意事項もお読みください。

入梅

2008-06-11 23:26:32 | ことば・行事
東海地方は2日に梅雨入りしていますが、
入梅の今日は、「傘の日」だそうです。
ということで(?)、雨に関したコトバを少し…。



雨降りばかり続くことを「偏降り(かたぶり)」というのだそうです。


他にも数日降り続く長雨を「霖雨(りんう)

積雨(せきう)

宿雨(しゅくう)

淫雨(いんう)」ともいうそうです。



そのなかでも陰暦五月頃の長雨を
梅雨(ばいう・つゆ)」「五月雨(さみだれ・さつきあめ)」といいます。

他にも「梅霖(ばいりん)」「

黄梅(こうばい)の雨
」「霖(ながめ)

卯の花を腐らせるような長雨という意味で「卯の花腐し(うのはなくたし)
というコトバもあるそうです。

春の雨には、桜の頃に降る「桜雨(さくらあめ)」、

旧暦5月28日に降る「虎が雨(とらがあめ)

菜の花が咲く頃に降り続く「菜種梅雨(なたねづゆ)

春、急に降ってはやむ「春時雨(はるしぐれ)

春の長雨は「春霖(しゅんりん


にわか雨・通り雨

肘笠雨(ひじがさあめ)

肘雨(ひじあめ)

袖笠雨(そでがさあめ)」は
肘や袖で凌ぐことができるすぐにやむ雨ということ。

白雨(はくう)」は夕立のこと。


小雨

微雨(びう)
細雨(さいう)
糸雨(しう)
小糠雨(こぬかあめ
糸のように細く降る雨。

煙雨(えんう)」煙るように降る雨、「濛雨(もうう)」そぼ降る雨、「零雨(れいう)
どれも霧雨のような細く降る雨ですね。


甘雨(かんう)」「膏雨(こうう)」は、
程よい時に降る(草木を育てる)恵みの雨。

日照りや旱魃(かんばつ)続きのあとに降る雨を
喜雨(きう)」「恵雨(けいう)」「慈雨(じう)」。

こんなに沢山のコトバがあるのに、
まだまだ紹介しきれていません。
雨に関するコトバってホントに多いですね
なんだか、ちょっと長くなってきたので、
続きはまた次の機会に…
コメント
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