2013-0915-man1110
万葉短歌1110 ゆ種蒔く1005
ゆ種蒔く あらきの小田を 求めむと
足結ひ出で濡れぬ この川の瀬に ○
1005 万葉短歌1110 ShuD071 2013-0915-man1110
□ゆだねまく あらきのをだを もとめむと
あゆひいでぬれぬ このかはのせに
○=未詳。
【編者注】「詠河」全16歌の第11歌。作者名・脚注・左注のいずれもない。
【訓注】ゆ種(ゆだね=湯種)[斎種]。あらき(荒木)[新墾]。足結ひ(あゆひ=足結)[袴の膝下結び]。この川の瀬(このかはのせ=此水之湍)[桧の隈川]。