2014-1122-man1561
万葉短歌1561 吉隠の1422
吉隠の 猪養の山に 伏す鹿の
妻呼ぶ声を 聞くが羨しさ 大伴坂上郎女
1422 万葉短歌1561 ShuD630 2014-1122-man1561
□よなばりの ゐかひのやまに ふすしかの
つまよぶこゑを きくがともしさ
○大伴坂上郎女(おほともの さかのうへの いらつめ)=04-0563歌参照。
【編者注】「大伴坂上郎女、跡見の田庄にして作る歌二首」の第2首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第51首。
【訓注】吉隠の猪養の山(よなばりのゐかひのやま=吉名張之猪養山)[02-0203。奈良県桜井市吉隠(よなばり)東北方、当時は墓地]。妻(つま=嬬)。羨しさ(ともしさ=登聞思佐)。