万葉短歌-悠山人編

万葉短歌…万葉集全4516歌(長短)のうち、短歌をすべてJPG&TXTで紹介する。→日本初!

万葉短歌1561 吉隠の1422

2014年11月22日 | 万葉短歌

2014-1122-man1561
万葉短歌1561 吉隠の1422

吉隠の 猪養の山に 伏す鹿の
妻呼ぶ声を 聞くが羨しさ  大伴坂上郎女

1422     万葉短歌1561 ShuD630 2014-1122-man1561

よなばりの ゐかひのやまに ふすしかの
  つまよぶこゑを きくがともしさ

大伴坂上郎女(おほともの さかのうへの いらつめ)=04-0563歌参照。
【編者注】「大伴坂上郎女、跡見の田庄にして作る歌二首」の第2首。「秋雑歌」九十五首(1511~1605)の第51首。
【訓注】吉隠の猪養の山(よなばりのゐかひのやま=吉名張之猪養山)[02-0203。奈良県桜井市吉隠(よなばり)東北方、当時は墓地]。妻(つま=嬬)。羨しさ(ともしさ=登聞思佐)。