万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌2822 栲領巾の2634

2018年05月14日 | 万葉短歌

2018-0514-man2822
万葉短歌2822 栲領巾の2634

栲領巾の 白浜波の 寄りもあへず
荒ぶる妹に 恋ひつつぞ居る  

2634     万葉短歌2822 ShuF436 2018-0514-man2822

たくひれの しらはまなみの よりもあへず
  あらぶるいもに こひつつぞをる
=出典未詳。
【編者注】「問答」(2808~2827、20首)の第15首。男。左注(読下し)に、「一には<恋ふるころかも>といふ」。
【訓注】栲領巾(たくひれ)[下記注。03-0285栲領巾乃 懸巻欲寸(たくひれの かけまくほしき)、11-2822栲領巾乃 白浜浪乃、-2823栲領巾乃 白浜浪乃]。
【依拠本注-栲領巾】楮(こうぞ)の繊維で織った領巾。それが白い意。「領巾」は女が肩に懸けた装身具。