万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4238 君が行き3919

2022年01月09日 | 万葉短歌

2022-0109-man4238
万葉短歌4238 君が行き3919

君が行き もし久にあらば 梅柳
誰れとともにか 我がかづらかむ  大伴家持

3919     万葉短歌4238 ShuJ238 2022-0109-man4238

□きみがゆき もしひさにあらば うめやなぎ
  たれとともにか わがかづらかむ
○大伴家持(おほともの やかもち)=03-0403歌注参照。
【編者注】巻19(4139~4292、百五十四首)の第100首。題詞に、「二月二日会集于守館宴(うたげして)作歌一首」、左注に、「右判官(じょう)久米朝臣広縄以正税帳(せいせいちゃうを もちて)応入(〔い〕らむとす)京師 仍(よりて)守大伴宿祢家持作此歌也 但越中風土(ふうと)梅花柳絮(ばいくゎりうしょ)三月初咲耳」。
【訓注】もし久にあらば(もしひさにあらば=若久尓有婆)。梅柳(うめやなぎ)。我がかづらかむ(わがかづらかむ=吾縵可牟)[「<かづらく>は縵にして頭に載せる意」]。