UN大浦のブログ

徒然なるままの手記。
大半が、山と猫様、そして妄想の徒然草。

女王

2018-07-28 18:40:08 | 日記
砂礫地の斜面に淡い紅色の花弁がよく映える。
”高山植物の女王” コマクサである。

ここは、蓮華岳山頂付近。2,799m天空の謁見の間。

他の高山植物を寄せ付けない厳しい環境下で美しく咲く姿。
その実、可憐な見た目とは裏腹に、その根を1m以上伸ばしている。
高貴な者であっても、”目に見えない努力”が必要だということだろうか。
可憐なだけでは生きていく資格はない、という自然のメッセージが感じられる。


体調不良から、針ノ木小屋に荷物をデポし、山頂へピストンする。
しかし、今回はこれが大きな判断ミスだった。
連日連夜の酷暑が乾燥に拍車を掛け、命あるものの水分を無慈悲に奪う。水が、足りない。

辺りを覆い出す霧も、今回だけは有難い。
身体が、自然と口を薄く開け、大気中の水分すら我が身に取り入れようとする反応を示す。
身体が、ただひたすら、水分を欲している。

我が身の不甲斐なさとは裏腹に、
このような乾燥地帯で、気品を失わずに咲くコマクサに改めて敬意を評する。

花言葉は、「高嶺の花」、「誇り」、「気高い心」。

生命の根幹は、水。
下山途中、雪解け水で身体を冷やしつつ、喉を潤しながら歩き、改めて痛感した山行となった。
脆弱な身なので、どうも自分の山行時間の限界は11時間前後らしい。それを超えると、ヘルニアを含め、身体がもう上手く動かない。







夜が朝に変わるころ

2018-07-22 18:01:56 | 日記
たまに、分からなくなります。

 雲が、
 下から仰ぎ見るものなのか、
 見下ろすものなのか。

登山でいつも、雲海を眺めているため、
そのイメージが鮮明に脳裏に焼きつき、天地が逆さまに感じることがちらほら。



さて、此度は、
(我ながら、珍しく、山には行かず)
福井県南越前町の”花はす公園”へ。

蓮の見頃は、朝9時までがリミットとされています。
以降は、蕾に戻るため。

早朝、まだ比較的涼しげな時間帯が、彼女らの最盛期。
3時〜4時ごろに花が開きます。

先日の大雨とこの酷暑の影響で、ちょっと残念な形になってますが、
それでも、
自然は癒されます。

花はす祭りの期間は、平成30年6月30日(土)~平成30年8月12日(日)であります。
方角的に、朝、花はすを見て、そのまま夜叉ヶ池山で滝見の涼しげプラン( ;∀;) アリでは?




空はただ青いだけ。理由をつけるのは人だけ。

2018-07-16 15:44:54 | 日記
穂高にいると、
刹那に、ロマンを感じる。
敬愛する伊坂幸太郎氏が、ある小説作品の中で、次のような問い掛けをするシーンがある。
 
  『そこに、ロマンはあるのか?』と。

僭越ながら答えよう。

  『穂高には、確かなロマンがある。』と。

かつてない程の体調不良。一歩歩くごとに帰ろうか帰るまいか自問自答。
けれども、幾度となく天候不調で機会に恵まれなかったのが嘘であるかのような、青天。

ならば、ただ、歩く。
意思があれば登る。
それで、自分はまだ生きていける。

<
夜の涸沢岳


夜、仮住まいから顔を出すと


天の河


数分間のモルゲンロート


奥穂岳、向かいましょう


ジャンダルムへ続く道


ジャンダルム山頂


奥穂岳山頂から


ジャンダルムへ向かう(体調不良のため、途中辞退)


”衛兵”の意を冠する、穂高の守り人全景色

気まぐれ提言

2018-07-08 18:01:21 | 日記
筋トレが,
何故か我が社でも流行っておりますね( ̄3 ̄)
夏が、海が、近いからでせうか( ̄3 ̄)
欲望渦巻くこの季節( ̄3 ̄)
拙者には無縁な季節( ̄3 ̄)

さて、
筋トレをする目的は千差万別なれど、
拙者の目的は明確( ̄Д ̄)ノ

 【”ある〜日、森の中〜、熊さんに〜、出会った〜”ら、1秒でも長く、逃げるため】

「戦う」という選択肢は、夢にも思っておりません。

 ・400mぐらいの距離があること
 ・熊さまよりもこちらが先に存在に気づいて、向こうは気づいていないこと。
 ・手元には30口径以上の銃があること。
 ・熊さんは満腹。

このような状態であれば、
”俺でもイケるか?”と2%ぐらい思わなくはないですが、やはり、ムシャムシャされる姿しか想像が出来ません(´-ω-`)
強いの〜熊さん(´-ω-`)


さて、流行っている筋トレにつき、
女性向きの内容が何かないかなと思い、以下とりあえず提言( ̄3 ̄)
具体的なやり方なんて言っていたら、それこそきりがないので、方針的なもののみ。
気まぐれにです(´-ω-`)
また、個人的思考です(´-ω-`)


1. 鍛えたい部位の、筋肉部位名称ぐらいは把握しておくのが良い。
   →筋トレが体に与える影響は、長期的に見るとよろしくはないですが、
    筋トレを不意にしようとする人はどうしても「短期的に痩せたいんじゃ!こりゃあああ」と言う方が多いですよね。
    理想とする筋肉イメージを意識して行うか否かで、結果は大きく異なります。(10%以上)
    そのため、人体模型図とまでは言わないですが、「筋肉ってこういう風についているんだぁ。だから、ここを鍛えれば、ここが引き締まるんダァ」と理解するのは非常に有意義です。

2.全く運動をそもそもしたことがない人は、「これが効く。これ良いよ。」なんてことはとりあえず無視。まず、”運動する習慣を続けられる”よう、低負荷で。
   →運動が長続きしない人は、結局、高負荷のモノを一回しただけで、体力的にも精神的にもダメージを負ってしまうもの。
    毎月のジム代も、無駄に終わることも・・・
    まずはひたすら軽い、楽なもので良し。
    とりあえず、「運動を一ヶ月続けられた!」という実績をつけることだけに注力してみるのもアリです。

3.「脂肪燃焼に効果的!」なんて食べ物を、そのまま鵜呑みにしない。
   →人間は基本的には栄養素を自己生成できないので、なんでも結局は体に良いし、”効果的”です。
    よく「脂肪燃焼に効果的」なんて報告がありますが、
    大半が、「ものすごい数の実験用マウスに、過度に摂取をさせた上で、””あぁ、こんな結果が見れなくはないかな”」と言うものを誇大論文報告しているものに過ぎないです。

    「低糖質の食事が大事」なんてことが最近よく言われてますが、医学的な、長期に及ぶ根拠がない中、短期的目線で焦点を絞ることは非常に危険です。
    栄養は、カロリー、糖質、脂質なんてことは二の次で、
    ビタミン類、ミネラル、カルシウム、鉄分、DHA、タンパク質等々、体を構成する重要な栄養素がしっかり取れているか、複合的に考えないと、”運動に耐えうる体”など出来ません。


    まぁ、その中でも、
   「早朝のトマトジュース1杯」と、「運動30分前のコーヒー一杯(就寝3時間前のカフェイン摂取は、睡眠の質を限りなく低減させる問題は付き添います。)」は、運動効率を向上させるためには効果的だとは思いますが。

4.本当に意味のある体を作りたかったら、「睡眠の質」こそが大事です。
   →人間の成長ホルモンのゴールデンタイムは、「深夜の2時ごろ」と言われていますが、実は、これも鵜呑みにすると間違いです。細かい話はまた後日。気が向いた時に。

年取ると、出なくなる

2018-07-01 15:30:42 | 日記
通常、
山に慣れれば慣れるほど、
パッキング(荷物の取捨選択・整理方法)技術は向上し、
荷は軽くなるもの( ̄Д ̄)ノ

 「念のため持っていったけど、これ要らんかったな」
 「これとこれ、まとめられるんちゃう?」
 「これ、現地で調達できるわ。」
 「これ、こっちに収納すれば、このデッドスペースをうまく活用出来んで。」等々、自分一人での脳内相談会話。

しかしまぁ、
「これ」「こっち」などの代名詞を乱用して、
うちのオカンが話す内容的な感じになってしまいましたん(・Д・)

    うちのオカン
     『あんた、あれな、あれやで、この前やっていたあのドラマな、
      あのな、あの可愛い子が出ててな、あんな感じのあの要素が加わってな、
      全体としてあんな展開になるなんて、ほんまあれやわ』



最近、技術の向上で色んな翻訳機アプリも出てますが、
宇宙行く前に、
まず、深海の謎を解くべきなのと同じで、

色んな言語を翻訳する技術を培う前に、
まず、オカンの言語を翻訳するツール作ってくれと願う、
山行く準備をしている時に思った休日の一コマ( ̄3 ̄)

年々、
具体的”単語”が出てこなくなる(・Д・)