UN大浦のブログ

徒然なるままの手記。
大半が、山と猫様、そして妄想の徒然草。

作麼生・説破

2016-06-20 21:47:20 | 日記
山はバリエーションに富んでいます。

苦悶のラビリンスに捕われてしまっている時。
形だけでも延々と歩き続けることで思わぬ解決の糸口が見つかるときもあります。

自分の中で一つのルートを開拓したと思ってみていても、
自ら調べたり、また足を踏み入れることで、
「このような道(方法)がまだあったのか。」と驚愕の至りとなることもあります。

仕事もプライベートも斯くあるべきでしょう。

日々発見。日々開拓。日々反省。


物事の一端しか見ず、体験せず、「全然大したことなかった。」「もう十二分に分かった。」という行為のなんたる愚かしいことか。
あなたは一体何をどれだけ体験したと自信を持って言えるのでしょうか。何を目的として行っていたかを胸を張って言えるでしょうか。

先達に比べ、些かなりとも知識薄弱であるならば、
言葉に重みは伴わず、空回りに。端から見てても滑稽なりけり。

自分は一生凡ゆることに自信がないまま生きていきます。驕りたかぶらず、日々修行。日々よ。暮らしよ。
これからもよろしくお願いいたします。




1、2、3、ダー。

2016-06-12 12:00:09 | 日記
貧民 大浦 は冒険に出かけた。
   HP:100/100 寝坊したおかげで体力は万全だ。
   アイテム:登山道具一式。
   状態:性格が腐っている。どうしようもない。
   パーティ:ソロ。友達はいない。

銚子ヶ峰(標高1,810m) が現れた。
登山口の石段を駆け上がって早々に、樹齢約1,800年の「石徹白大杉」の景観攻撃を繰り出した。
貧民には効果が絶大のようだ。貧民はこれからの登山道を頑張ろうという意欲が湧いてきた。

石徹白大杉と神鳩ノ宮避難小屋の間には女人禁制の白山に登ろうとした泰澄の母を神様がしかったと伝えられる「おたけり坂」もあったが貧民は難なくスルーした。
貧民 は銚子ヶ峰を倒した。 
 HP:95/100

天気が優れないため、三ノ峰をラスボスに定めた。
ガスってなければそのまま裏ボス(別山)に挑むが、すでに裏ボスに陰りが出ている。



一ノ峰(標高1,839m) が現れた。
稜線に出てから起伏が激しい。大浦はこけた。少し心に折り目がついた。
貧民 は一ノ峰 を倒した。
 HP:80/100


二ノ峰(標高1,962m) が現れた。
道が木々で隠されていて、掻き分け掻き分け進む。大浦は隠しアイテムを使った。
道に咲いている癒しの「ハクサンチドリ」が心を癒してくれた。

貧民 は二ノ峰 を倒した。
 HP:70/100


心を癒すべく、辿ってきた尾根を眺めたみた。





三ノ峰(標高2,128m) が現れた。
書くのが疲れた。貧民 はラスボス を倒した。

裏ボスはゴースト化していたので、貧民は引き返すことにした。
 HP:50/100

良い点数を得るには、復讐が欠かせません。
復讐ではなくて、復習じゃないのか?
誤字ではないです。良い評価=レビュー、 復讐=リベンジ山行です。
天気が悪く微妙な復讐になりました。裏ボスまで行きたかったですが、帰りの体力を考慮して。起伏が本当に激しい山でした。

飛行石の空色の恩恵

2016-06-06 21:08:11 | 日記
わたくしの今日という現象は、雨音が運んできてくれました。
ととっ、ととっと刻み良い音が、お気に入りの傘が主役となりうる時期を告げてくれます。
そうは言いましても梅子黄なり、とはまだ幾分尚早な季節でも。日々移ろう繊細な季節ですね。

齢18を過ぎる我が家の猫。冷蔵庫に毎回頭を打つけながら屋内散歩を続けます。
満足には言うことを聞いてくれない彼女の眼も耳も、雨の日には普段と違うのを感知してくれ、些かそわそわ。行ってきますが静かに見送ってくださいね。

山にいり見渡すは、
葉に落ちるポトっという雨の一滴一音の世界。トトロの傘に落ちた雨粒音のよう。
その音が植物と私自身の不安の濃淡を一刻一刻塗りかえていきます。
緑青色の葉はやがて深緑となり、レンズの役割を果たしている滴の塊一つ一つが葉の筋まで露わにしてくれます。
このまま降り続くのか、晴れてくれるのか不安は心に育ちます。

lapis lazuliを彷彿させる冴えた青が不安をかき消してくれます。
あなたは今日、ここに来て、ここに居ていいですよと、色で祝福を受けた気分です。