安全は金で買える。 ～ナルセペダル～

職場で数年安全委員をやっていたオイラは、安全管理に関して興味がある。
持論は”安全は金で買える”。　正確には”安全はある程度金で買える”だ。
ハード的に安全なシステムを作ってしまえば良いのである。
もちろん安全にはソフト的な（人的な）面も重要であるが、これはなんとも曖昧なもんだ。

さてさて、本題。
先日のTBS番組で”ナルセ機材のワンペダル”を取り上げていた。
自動車の運転において、ブレーキとアクセルの踏み間違い事故は年間7000件にもおよぶそうだ。
人命にかかわる重大事故も少なくない。
原因は２つあり、
止まると進むの相反する事柄が、ペダルを踏むという同じ動きなこと。
人は焦っていると、踏みかえるという動作がしずらいことによる。
ワンペダルは文字どうり、この二つの動作を一つでこなすもの。
アクセルはペダルを右に回転させ、ブレーキはペダルを踏み込む。
異なる動作になるので、踏み間違いがないのだ。



大手自動車メーカーに営業をかけたところ、好色は示さなかったそうである。
これだけツーペダルの車が普及してしまえば、それも理解できるのだが・・・。
でも、アンチロックブレーキもエアバックも最初はメーカーオプションだったはずだ。
それが今は標準装備になっている。
メーカーが安全の為にどうぞっと付けてくれているのではないか。
オプションでいいから装着できる選択肢を増やしてくれないかな。
最近流行りの高いセンサーを付けるより、よっぽど安価なはずだ。

2012,12,9　TBS放送　夢の扉

ナルセペダル