風の吹くまま

大好きな自動車について、思いついたことを投稿します。

マスタング

2008-02-23 16:40:49 | スポーツカー
たまにはアメ車など(笑)。
「京都輸入車ショウ」の会場で、
希少な2代目マスタングが展示されていました。
「マスタング・スポーツルーフ」というモデルで、
これのハイパワー版が有名な「マッハ1」ということになるそうです。

昔のマスタングはかなりボディが大きくて、とにかく迫力満点です。
欧州車とは一線を画したアメリカ車ならではのスタイリングは、
今でも十分魅力的ではないかと思います。

子ども時代のおぼろげな記憶ですが、
スーパーカーブームが巻き起こる以前、
外国のスポーツカーといえば、
マスタングが筆頭に挙げられることが多かったような気がします。
もっとも当時は「ムスタング」と呼んでいましたが(笑)。

僕の場合、中学生の頃にテレビで見た、
映画「バニシングin60」のイメージが強烈に残っています。
画面狭しと駆け回るイエローのマスタングが、
とにかくしびれるくらいカッコよかったのです。
カーアクションシーンの少ない最近のリメイク版と違って、
お腹一杯になるくらいたっぷりとカーチェイスを見せてくれます(笑)。

スーパーカーブーム以降は欧州車の地位が向上し、
アメリカン・スポーツカーのイメージは少し落ちてしまい、
いつの間にか「アメ車」という言い方でひとくくりにされ、
「壊れやすい」「燃費が悪い」「ボディが大きすぎる」などと、
厳しい評価が多くなった気がします。

僕もどちらかといえばヨーロッパのクルマが好きなのですが、
豪快なアメリカ車を楽しんでみたいという気持ちもあります。
今となってはかなり古いイメージかもしれませんが、
大排気量のV8OHVエンジンをぶん回して、
タイヤからスモークを巻き上げながら走るというのも、
アメリカ車ならではの魅力と言えるのではないでしょうか。
石油が枯渇しなうちに、一度はやっておきたいものです(笑)。

ところで、正直に告白しますと、
3代目以降のマスタングのデザインは、あまり好きではありませんでした。
しかし、ようやくフォードさんがやってくれました!
2005年に登場した現行モデルは、
初代のイメージを復活させ、「男らしいカッコよさ」にあふれていて、
ぜひ一度ステアリングを握ってみたいと思わせてくれます。

というわけで、マスタング・スポーツルーフの写真に加えて、
アメリカで放映された現行マスタングのコマーシャル映像をアップしておきます。
なんと、合成映像でスティーブ・マックイーンが登場しています。
アメリカ人の心の中では、
いまだに「マスタングといえばマックイーン」というイメージがあるのでしょう。
映画「ブリット」の有名なカーアクションシーンは、
以前このブログでもご紹介しています(こちらのページ)。
それでは、映像と合わせてお楽しみください。





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アルファ・ロメオ147

2008-02-22 17:37:24 | スポーツカー
今日は自動車ショーから離れて、先日運転させてもらった、
友人のアルファ・ロメオ147セレスピードについて書きたいと思います。
京都の市街地と、東山ドライブウェイという峠道を少し走っただけなので、
インプレッションと言えるほどのものは書けませんが、
思いつくままに感想をしたためてみます。

まずスタイリングですが、
2ボックス5ドアというファミリーカー的なパッケージにも関わらず、
さすがはアルファ、これぞホットハッチという雰囲気がムンムン伝わってきます。
ジウジアーロが手を加えた新しい顔は、
前期モデルよりも洗練された感じですが、
前期に比べると、147独特の強烈な個性が少々抑えられた気もします。

走り出してみると、パドルシフトで操作できるセレスピードは、
次のギアに入るまでにやや時間がかかるように感じるものの、
トルコンではない分、アクセルの開閉に対する挙動はダイレクト感があります。
その反面、高回転型のツインスパークエンジンでは、
低回転走行時にややギクシャクしやすいのですが、
回転を上げれば気持ちよく走ってくれます。
まぁこれは「慣れ」の部分でもあるし、
要は「回して乗れ」ということなのでしょう(笑)。

峠道は、ごく短い区間だったので、
「ほんの軽く飛ばしてみる」というレベルで終わりました。
コーナーリング姿勢をつくるのに慣れるほど走れなかったせいもあり、
ややロールやピッチングが大きい気がしましたが、
それなりに粘ってくれる足回りではなかったかと思います。
何より、高回転まで回したときの2.0ツインスパークエンジンの音が、
なかなか心地よく感じられました。

147の性能をしっかりと把握できたわけではありませんが、
やはり、かなり楽しめるクルマであることは間違いないようです。
伝統のアルファ・ツインカムを味わえて、幸せなひとときでありました。















フェラーリとドリキン

2008-02-21 11:26:00 | F1レース
「大阪オートメッセ2008」の最大の目玉は、
なんといってもフェラーリF1マシンだったのではないでしょうか。
ひときわ豪華にしつらえられたブリヂストンのブースに、
まぶしいくらいに輝くF2007がディスプレイされていました。

ノーズコーンにはゼッケン5番がついていたので、
去年のフェリペ・マッサのマシンということになります。
マッサといえば、昨年の最終戦で、
チームメートのライコネンを巧みに援護した、
チーム愛と男気ある走りが見事でした。
マッサ自身は、これまで5回優勝しているものの、
すべてポール・トゥ・ウィンということなので、
今年は追い上げて勝つパターンをつくってほしいものです。

ところで、このブリヂストンのブースでは、
ドリキン土屋圭市さんのトークショーも行なわれていました。
あらかじめタイムスケジュールを確認していなかったので、
僕が見たときにはショーは終わりかけていて、
すぐに土屋さんは引っ込んでしまいましたが、
あの人の明るいオーラを少し見られただけでも、
なんとなく楽しい気持ちになれました(笑)。

それではフェラーリF2007の勇姿をご覧ください。
最後に、昔のジャン・アレジの映像もアップしておきます。
なかなかガッツのある熱い走りを見せてくれています。
タイムはデーモン・ヒルにかなり負けていますが(笑)、
12気筒時代のフェラーリ・ミュージックが楽しめます。





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美しすぎて…

2008-02-20 22:31:08 | スポーツカー
「京都輸入車ショウ」の展示車両の中から、
今日はランボルギーニ・ミウラSVを掲載しようと思います。
このとき飾られていたミウラは、
まるで新車のようにピカピカに輝いていました。

箱根のスポーツカー博物館や、
姫路のセントラルサーキットで開催されたイタリア車のイベントなど、
過去何回かミウラの実車を生で見ましたが、
今回のオレンジのミウラSVは特に美しく、
「こういうのをコンクール・コンディションというのかな」
と思わせるほど、外観の状態は良かったと思います。

マンガ「サーキットの狼」でレーサーの飛鳥ミノルが乗っていたミウラは、
ランボルギーニのいろいろな車種の中でも、デザインの美しさが際立っています。
フロントマスクからフロントフェンダー、ドア、リアフェンダーまで、
ゆるやかな曲面で結ばれたボディラインは流麗そのもの。
ここまで美しいと、このクルマが速かろうが遅かろうが、
乗りやすかろうが乗りにくかろうが、故障しようがしまいが、
そんな常識的なことはもうどうでもよくなってしまいます。
ただただ何時間でもうっとりと眺めていたい――、そんな気にさせる1台です。

というわけで、これ以上ごちゃごちゃ言葉を並べるのはやめて、
美しいミウラの姿をご覧いただくことにしましょう。
ちなみに最終型のSVなので、ヘッドライトに「まつ毛」はありません(笑)。