アタシだって言いたかないよ、言いたかないけど言わせてもらうよ

その時に思った事、面白かった事を書きます

後悔

2011年08月10日 10時42分08秒 | Weblog
前に「さだまさし」がテレビで言ってた




「井伏鱒二さんにインタビューした時に




{山椒魚の話で、カエルを殺してしまった事を後悔してる


別に殺す必要はなかった、かわいそうな事をした}




と言ってた事にビックリした」と




俺も、それを聞いてビックリした



大人になって、あの話を思い出したら



(なるほど、そういう意味だったんであな)と感心したのに・・・








それから、映画監督の「山田洋次」も言ってた



「寅さんの映画(男はつらいよ)を撮る前に


寅さんが主役のテレビドラマをやってた




ディレクターから「今週で終わらせてくれ」と言われたから



「沖縄にハブを捕りに行って、そこでハブに噛まれて死んでしまった」



という話で終わらせた





ところが、後から後から抗議の電話が来た


「何故寅さんを殺したんだ」と




後になって考えてみれば、何も殺す必要はなかったんだ



「あいつは、どっかで怪しげな物を売って、あいかわらずキレイな人に恋をしてるんだろう」



と、しておけばよかった





二人が似た様な事を言ってるのが面白かった









そういえば「赤川次郎」の「悪妻にささげるレクイエム」という本で




主人公の作家が、書いた本の中で「女が最後に死んでしまう」



というのを読んだ奥さんが



「死ぬのはかわいそう」



と言ったから、生き返らせる事にした








というのを読んだ時は衝撃的だった




まぁそこらが「ユーモアミステリー」なんだけどね