コンドル日記 8月11日号より
大ショックは11R優秀戦での事故。8番手に置かれても責任感から渾身の捲りを放った「平成の怪物」小嶋敬二が、堤洋のブロックに止められ乍らもあきらめず最後迄踏み続けた結果、ゴール後に中を強引に割って来た兵藤一也・山内大作・会田正一の煽りで1コーナーの上段に叩きつけられた落車事故、大きな体がズルズルと坂を滑り落ち、横になったまゝ動かず、担架でも横を向いたまゝで医務室では苦悶の表情、強打して腰を痛がり声を出せずで救急車で病院へ、診断の結果は左肩甲骨・第4・5肋骨々折に大腿部の打撲擦過傷は全治60日間、しかしそれ以上の可能性もの重傷。人気するが故に1着を宿命られた事で、プロテクターを身に着けず軽くしてたのも仇になったもの。これで年間70勝の記録は消滅、ファン投票1位のオールスターも無理、長引けば向日町共同杯・松阪ふるさと・熊本全日本もの可能性も。ファンの信頼が一番厚い超スターの怪我は痛い処か、競輪事業そのものゝ存続さえもで深刻、こう成ったら1日でも早い回復を祈るのみ。超人なので信じられぬ奇蹟を起こす事を切に願います。
レースの模様はこちら。
mms://wm6.digi-c.com/kishiwada/h070811_11.wmv
とはいってもレース後の模様なのでガシャンという音は聞こえたが、詳しい模様はリプレイでは分からない。しかし上記を読む限り重傷ではないか。
今年は高原永伍が持つ年間最多勝利数65を塗り替えられる可能性は十分あると目されている小嶋。年齢的なことを考えても、今年がその最後にして最良のチャンスと思われるが、これではその記録達成は絶望となった。
最近、6名、7名といった大量落車が発生している競輪だが、記録上には現れない落車で小嶋が大怪我をしようとは・・・
やはり、落車は百害あって一利なし。