東京マーケット・サマリー
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 130.87/89 1.0757/61 140.80/84
NY午後5時 131.05/08 1.0723/27 140.61/65
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル安/円高の130円後半。前日海外では130円半ばまで下落し、日銀総裁人事の思惑などで週初来進んだ円安は帳消しとなった。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27606.46 -79.01 27690.74 27,458.53─27,719.45
TOPIX 1983.97 +0.57 1986.40 1,979.45─1,991.49
プライム指数 1020.95 +0.31 1022.75 1,018.61─1,024.62
スタンダード指数 1028.97 +3.47 1026.26 1,026.26─1,029.15
グロース指数 1005.87 +13.03 994.09 992.78─1,005.87
東証出来高(万株) 109500 東証売買代金(億円) 27877.09
東京株式市場で日経平均は、前営業日比79円01銭安の2万7606円46銭と、続落して取引を終えた。決算内容を手掛かりに指数寄与度の大きい銘柄が売られ、日経平均を押し下げた。為替が前日の取引時間中に比べ円高基調だったことも相場の重しとなった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが993銘柄(54%)、値下がりは744銘柄(40%)、変わらずは99銘柄(5%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.035
ユーロ円金先(23年3月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.035%になった。前営業日(マイナス0.029%)を下回った。「大手銀行の調達が引き続き弱い」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年3月限 146.83 (-0.01)
安値─高値 146.83─146.94
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.490% (変わらず)
安値─高値 0.485─0.485%
国債先物中心限月3月限は前営業日比1銭安の146円83銭と続落して取引を終えた。方向感に乏しく前日終値付近でのもみ合いとなった。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比変わらずの0.490%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.29─0.19
3年物 0.38─0.28
4年物 0.46─0.36
5年物 0.54─0.44
7年物 0.72─0.62
10年物 0.94─0.84
日経平均は79円安と続落、売り一巡後は下げ渋る―TOPIXは4日続伸=8日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2023/02/08 15:23
8日後場の日経平均株価は前日比79円01銭安の2万7606円46銭と続落。朝方は、7日の米国株高を支えに寄り付き後まもなく2万7719万45銭(前日比33円98銭高)まで強含んだ。ただ、買いは続かず、直後に下げに転じた。円高・ドル安や、決算悪のソフバンG<9984>の株価急落などが重しとなった。株価指数先物にまとまった売りが出たこともあり、前場の早い段階で2万7458円53銭(同226円94銭安)まで下落した。一巡後は押し目買いの動きとなり、大引けにかけて下げ渋った。
日経平均マイナス寄与度では、ソフバンGが65.7円と大きく、続いてファーストリテ<9983>が36.6円となり、この2銘柄で指数を102円強押し下げる要因となった。東証業種別株価指数(全33業種)では、その他製品、鉄鋼、繊維製品など19業種が値下がりし、医薬品、石油石炭製品、サービスなど14業種が値上がりした。東証プライム銘柄では、全体の54%が上昇し、TOPIX(東証株価指数)の4日続伸(0.57ポイント高の1983.97ポイント)につながった。
東証プライムの出来高は10億9500万株、売買代金は2兆7877億円。騰落銘柄数は値上がり993銘柄、値下がり744銘柄、変わらず99銘柄。
業種別では、任天堂<7974>、ヤマハ<7951>、タカラトミー<7867>などのその他製品株が下落。日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>、神戸鋼<5406>などの鉄鋼株や、東レ<3402>、ユニチカ<3103>、帝人<3401>などの繊維製品株も安い。丸井G<8252>、ニトリHD<9843>、ABCマート<2670>などの小売株や、大阪チタ<5726>、古河電工<5801>、三井金<5706>などの非鉄金属株も値を下げた。野村<8604>、SBI<8473>などの証券商品先物株もさえず、テルモ<4543>、HOYA<7741>、セイコーG<8050>などの精密株も売られた。
半面、協和キリン<4151>、第一三共<4568>、エーザイ<4523>などの医薬品株が上昇。コスモエネH<5021>、出光興産<5019>などの石油石炭製品株や、リクルートHD<6098>、オリエンタルランド(OLC)<4661>、電通グループ<4324>などのサービス株も高い。りそなHD<8308>、千葉銀行<8331>、コンコルディ<7186>などの銀行株も買われた。
個別では、シュッピン<3179>、アイロムG<2372>、シャープ<6753>、Jリース<7187>などが値下がり率上位。半面、TOB(株式公開買い付け)対象の岩崎電気<6924>(監理)が2日連続のストップ高となり、山田コンサル<4792>、A&DHD<7745>、スミダ<6817>などが値上がり率上位。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,541.60 +0.07 +0.00% +5.80% +2.11% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,322.03 -1.64 -0.12% +6.22% +2.23% 15:00
日経平均株価
27,606.46 -79.01 -0.29% +6.29% +1.18% 15:15
日経500平均
2,599.96 -4.49 -0.17% +6.33% +1.34% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
1,983.97 +0.57 +0.03% +5.77% +2.58% 15:00
日経300指数
416.46 -0.32 -0.08% +5.66% +1.71% 15:15
東証REIT指数
1,835.68 +0.44 +0.02% -0.55% -1.94% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
986.14 -2.46 -0.25% +7.00% +2.84% 15:00
東証マザーズ指数
792.66 +10.65 +1.36% +10.02% +7.34% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,383.02 +6.44 +0.27% +5.42% +6.45% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,088.99 +6.31 +0.30% +4.86% +2.23% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
1,994.97 +1.25 +0.06% +5.07% +1.20% 15:00
中国 上海総合指数
3,232.11 -15.99 -0.49% +2.36% -6.39% 17:29
中国 上海A株指数
3,387.68 -16.81 -0.49% +1.76% -7.11% 17:29
中国 深センA株指数
2,240.11 -12.13 -0.54% +4.94% -6.12% 16:00
中国 深セン成分指数
11,853.46 -73.42 -0.62% +3.52% -11.05% 16:00
中国 上海B株指数
297.52 +0.67 +0.22% +3.65% +5.22% 17:29
中国 深センB株指数
1,221.51 -0.09 -0.01% +3.55% +5.68% 16:00
中国 上海50A株指数
2,731.25 -9.19 -0.34% +0.65% -12.36% 17:29
中国 上海180A株指数
8,543.82 -35.15 -0.41% +1.12% -11.65% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,730.63 -13.54 -0.49% +2.36% -6.40% 17:29
中国 創業板指数
2,525.88 -12.09 -0.48% +4.28% -11.26% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
4,076.14 -18.09 -0.44% +2.39% -11.56% 16:00
中国 深セン総合指数
2,141.31 -11.58 -0.54% +4.23% -7.59% 16:00
日経平均
現在値 27,606.46↑ (23/02/08 15:15)
前日比 -79.01 (-0.29%)
始値 27,690.74 (09:00) 前日終値 27,685.47 (23/02/07)
高値 27,719.45 (09:02) 年初来高値 27,821.22 (23/02/06)
安値 27,458.53 (09:35) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は続落、ソフトバンクGとファーストリテが2銘柄で約102円分押し下げ16:07 配信フィスコ
8日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり106銘柄、値下がり114銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は続落。7日の米株式市場でダウ平均は265.67ドル高と反発。米連邦準備制度理事会(FRB)高官がタカ派色と強めたことで売りが先行も、パウエル議長がディスインフレの初期段階にあるとの見解を改めて示すと、安心感から上昇に転換。議長の利上げ長期化を示唆する発言により一時荒い展開も見られたが、年内に利上げ終了の軌道は変わらないとの見方から、終盤にかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は+1.90%と3日ぶり反発。日経平均は5.27円高からスタートも、為替の円高進行や指数寄与度上位銘柄の決算を受けた急落が重しとなり、すぐに下落に転じると、一時27458.53円(226.94円安)まで下げ幅を拡大。一方、27500円割れでは押し目買いも入り、その後は大引けまで緩やかに下げ幅を縮める展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比79.01円安の27606.46円となった。東証プライム市場の売買高は10億9500万株、売買代金は2兆7877億円だった。セクターではその他製品、鉄鋼、繊維製品が下落率上位となった一方、医薬品、石油・石炭製品、サービスが上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の41%、対して値上がり銘柄は54%だった。
値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となり1銘柄で日経平均を約65円押し下げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、任天堂<7974>、太陽誘電<6976>、シャープ<6753>、テルモ<4543>、横河電<6841>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはアドバンテ<6857>となり1銘柄で日経平均を約19円押し上げた。同2位は東エレク<8035>となり、第一三共<4568>、リクルートHD<6098>、協和キリン<4151>、中外薬<4519>、NTTデータ<9613>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27606.46(-79.01)
値上がり銘柄数 106(寄与度+131.12)
値下がり銘柄数 114(寄与度-210.13)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6857> アドバンテス 10140 280 +19.18
<8035> 東エレク 47270 560 +19.18
<4568> 第一三共 4193 123 +12.64
<6098> リクルートHD 4439 99 +10.17
<4151> 協和キリン 3085 187 +6.40
<4519> 中外薬 3478 52 +5.34
<9613> NTTデータ 2014 28 +4.79
<9433> KDDI 3989 21 +4.31
<4523> エーザイ 7705 108 +3.70
<4503> アステラス薬 1932.5 18.5 +3.17
<2871> ニチレイ 2785 162 +2.77
<4502> 武田薬 4243 61 +2.09
<4704> トレンド 6360 60 +2.05
<4578> 大塚HD 4132 44 +1.51
<6367> ダイキン工 22995 40 +1.37
<4324> 電通グループ 4135 40 +1.37
<8031> 三井物産 3951 39 +1.34
<5108> ブリヂス 4867 38 +1.30
<7912> 大日印 3150 75 +1.28
<6305> 日立建機 3060 35 +1.20
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 5948 -320 -65.75
<9983> ファーストリテ 81490 -1070 -36.64
<7974> 任天堂 5201 -423 -14.48
<6976> 太陽誘電 4385 -175 -5.99
<6753> シャープ 946 -136 -4.66
<4543> テルモ 3813 -34 -4.66
<6841> 横河電 2153 -134 -4.59
<8252> 丸井G 2060 -134 -4.59
<6594> 日本電産 7223 -151 -4.14
<6758> ソニーG 11955 -100 -3.42
<7267> ホンダ 3210 -50 -3.42
<3659> ネクソン 3035 -50 -3.42
<7951> ヤマハ 5010 -80 -2.74
<6762> TDK 4720 -25 -2.57
<4021> 日産化 6050 -70 -2.40
<4911> 資生堂 6559 -64 -2.19
<9766> コナミG 6070 -60 -2.05
<2502> アサヒ 4266 -59 -2.02
<6273> SMC 67270 -540 -1.85
<6861> キーエンス 60540 -530 -1.81
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 1,983.97↑ (23/02/08 15:00)
前日比 +0.57 (+0.03%)
始値 1,986.40 (09:00) 前日終値 1,983.40 (23/02/07)
高値 1,991.49 (09:01) 年初来高値 1,991.14 (23/01/31)
安値 1,979.45 (09:35) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:その他製品が下落率トップ15:38 配信フィスコ
その他製品が下落率トップ。そのほか鉄鋼、繊維業、小売業、非鉄金属なども下落。一方、医薬品が上昇率トップ。そのほか石油・石炭製品、サービス業、銀行業、陸運業なども上昇。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 医薬品 / 3,330.04 / 1.65
2. 石油・石炭製品 / 1,095.95 / 0.97
3. サービス業 / 2,568.27 / 0.89
4. 銀行業 / 206.03 / 0.88
5. 陸運業 / 1,845.96 / 0.78
6. 鉱業 / 414.85 / 0.77
7. 倉庫・運輸関連業 / 2,116.07 / 0.73
8. 空運業 / 223.13 / 0.59
9. 電力・ガス業 / 360.22 / 0.54
10. ゴム製品 / 3,394.04 / 0.47
11. 卸売業 / 2,381.91 / 0.32
12. パルプ・紙 / 436.08 / 0.23
13. 不動産業 / 1,395.95 / 0.12
14. 金属製品 / 1,173.63 / 0.10
15. その他金融業 / 716.81 / -0.02
16. ガラス・土石製品 / 1,095.24 / -0.09
17. 機械 / 2,222.77 / -0.09
18. 食料品 / 1,769.7 / -0.11
19. 化学工業 / 2,093.2 / -0.12
20. 保険業 / 1,399.9 / -0.12
21. 建設業 / 1,146.02 / -0.13
22. 電気機器 / 3,466.91 / -0.18
23. 情報・通信業 / 4,837.34 / -0.20
24. 海運業 / 1,131.92 / -0.20
25. 水産・農林業 / 471.62 / -0.21
26. 輸送用機器 / 3,180.56 / -0.29
27. 精密機器 / 9,646.34 / -0.34
28. 証券業 / 377.16 / -0.37
29. 非鉄金属 / 1,083.77 / -0.39
30. 小売業 / 1,400.79 / -0.40
31. 繊維業 / 620.45 / -0.78
32. 鉄鋼 / 542.53 / -1.42
33. その他製品 / 3,462.76 / -3.84
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 17,908.00↑ (23/02/08 15:00)
前日比 -4.87 (-0.03%)
始値 17,946.42 (09:00) 前日終値 17,912.87 (23/02/07)
高値 17,994.20 (09:01) 年初来高値 17,971.16 (23/02/07)
安値 17,872.90 (10:26) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,020.95↑ (23/02/08 15:00)
前日比 +0.31 (+0.03%)
始値 1,022.75 (09:00) 前日終値 1,020.64 (23/02/07)
高値 1,024.62 (09:01) 年初来高値 1,024.60 (23/01/31)
安値 1,018.61 (09:37) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,028.97↓ (23/02/08 15:00)
前日比 +3.47 (+0.34%)
始値 1,026.26 (09:00) 前日終値 1,025.50 (23/02/07)
高値 1,029.15 (14:57) 年初来高値 1,030.38 (23/02/01)
安値 1,026.26 (09:00) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 1,005.87↑ (23/02/08 15:00)
前日比 +13.03 (+1.31%)
始値 994.09 (09:00) 前日終値 992.84 (23/02/07)
高値 1,005.87 (15:00) 年初来高値 1,004.12 (23/02/02)
安値 992.78 (09:10) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は大幅続伸、時価総額上位銘柄が上昇をけん引/グロース市況16:35 配信フィスコ
東証グロース市場指数:1005.87 (+13.03)
出来高:1億4326万株
売買代金:1511億円
東証マザーズ指数:792.66 (+10.65)
出来高:1億4274万株
売買代金:1499億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって大幅続伸、値上がり銘柄数は278、値下り銘柄数は198、変わらずは32。本日のグロース市場は堅調な展開となった。7日の米株式市場でダウ平均は反発。米連邦準備制度理事会(FRB)高官がタカ派色と強めたことで売りが先行。その後、パウエル議長がディスインフレの初期段階にあるとの見解を改めて示すと安心感から上昇に転換。年内に利上げ終了の軌道は変わらないとの見方から終盤にかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数は3日ぶり反発、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を受けて、本日の東証グロ-ス指数は大幅に続伸した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇してスタートした後、朝方は前日終値付近まで上げ幅を縮小した。ただ、即座に売り一巡感が台頭して買い優勢の展開に、その後も終日右肩上がりにじりじりと上げ幅を広げていき、両指数とも高値引けとなった。パウエル議長の講演が全体として警戒していたほどタカ派的ではなくナスダックが大幅に上昇したことを受けて個人投資家心理は改善した。また、東証プライム市場で為替の円高進行や指数寄与度上位銘柄の決算を受けた急落が重しとなるなか、値動きの軽い新興株に幕間つなぎの物色が向かったようだ。新興市場では時価総額上位銘柄中心に、決算を発表した銘柄など個別材料株にも物色が向かい東証マザーズ指数は1.36%高、東証グロース市場Core指数は2.47%高となった。個別では、ソフトバンク子会社のSB C&Sとの業務提携に関する合弁契約締結を引き続き材料視されたビープラッツ<4381>が20%高のストップ高で値上がり率トップに、チャットAI活用の創作支援ツールで先行ユーザー募集を開始したnote<5243>が17%高のストップ高となった。また、通期業績予想及び配当予想の上方修正を発表したタスキ<2987>が14%高となった。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やフリー<4478>などが堅調に推移、値上がり率上位には、免疫生物研究所<4570>、ジェイテック<2479>などが顔を出した。一方、前日まで大幅に上昇していたセキュア<4264>が利食い売り優勢から13%安で値下がり率トップに、業績予想の下方修正を発表したビーマップ<4316>が9%安となった。また、信用取引の規制強化で売買圧迫との見方が優勢となったELEMENTS<5246>が8%安となった。値下り率上位には、バリュエンス<9270>、トラースOP<6696>、ステムセル研究所<7096>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、ビジョナル、フリー、そーせい<4565>などが上昇した。
マザーズ指数
現在値 792.66↑ (23/02/08 15:00)
前日比 +10.65 (+1.36%)
始値 783.11 (09:00) 前日終値 782.01 (23/02/07)
高値 792.66 (15:00) 年初来高値 792.47 (23/02/02)
安値 781.82 (09:25) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,835.68↓ (23/02/08 15:00)
前日比 +0.44 (+0.02%)
始値 1,836.87 (09:00) 前日終値 1,835.24 (23/02/07)
高値 1,839.63 (09:03) 年初来高値 1,895.14 (23/01/04)
安値 1,822.77 (12:30) 年初来安値 1,783.39 (23/01/20)
日経平均VI
現在値 15.92↓ (23/02/08 15:20)
前日比 -0.64 (-3.86%)
始値 16.29 (09:00) 前日終値 16.56 (23/02/07)
高値 16.47 (09:36) 年初来高値 21.42 (23/01/18)
安値 15.78 (11:37) 年初来安値 16.09 (23/02/03)
日経VI:低下、株価底堅いとの見方から警戒感は後退16:00 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は8日、前日比-0.64(低下率3.86%)の15.92と低下した。なお、高値は16.47、安値は15.78。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したが、これを受けた東京市場は取引開始時点では売り買いが交錯し、日経225先物は小幅高で始まった後は下げに転じた。しかし下値を売り急ぐ動きは見られず、株価は底堅いとの見方から、ボラティリティーの高まりを警戒するムード広がらなかった。その後、日経225先物が底堅い動きとなると、警戒感は後退し、今日の日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。
日経平均先物
現在値 27,660.00↓ (23/02/08 06:00)
前日比 +60.00 (+0.22%)
高値 27,670.00 (05:54) 始値 27,600.00 (16:30)
安値 27,360.00 (03:34) 前日終値 27,600.00 (23/02/07)
TOPIX先物
現在値 1,988.50↑ (23/02/08 06:00)
前日比 +9.00 (+0.45%)
高値 1,989.00 (05:54) 始値 1,979.00 (16:30)
安値 1,967.50 (00:35) 前日終値 1,979.50 (23/02/07)
JPX日経400先物
現在値 17,905.00↓ (23/02/08 06:00)
前日比 +35.00 (+0.20%)
高値 17,960.00 (05:54) 始値 17,860.00 (16:30)
安値 17,765.00 (03:35) 前日終値 17,870.00 (23/02/07)
東証マザーズ指数先物
現在値 784.00↓ (23/02/08 06:00)
前日比 +6.00 (+0.77%)
高値 785.00 (05:55) 始値 777.00 (16:30)
安値 774.00 (22:43) 前日終値 778.00 (23/02/07)
NYダウ先物 円建
現在値 34,100.00↓ (23/02/08 06:00)
前日比 +211.00 (+0.62%)
高値 34,214.00 (05:54) 始値 33,884.00 (16:31)
安値 33,609.00 (03:34) 前日終値 33,889.00 (23/02/07)
CME日経平均先物 円建
現在値 27,630.00 (23/02/07 15:59 CST)
前日比 -55.00 (-0.20%)
高値 27,790.00 始値 27,670.00
安値 27,355.00 前日終値 27,685.00 (23/02/06)
SGX日経平均先物
現在値 27,625.00↓ (23/02/08 05:14 SGT)
前日比 +35.00 (+0.13%)
高値 27,670.00 始値 27,595.00
安値 27,355.00 前日終値 27,590.00 (23/02/07)
長期国債先物
現在値 146.830↓ (23/02/08 06:00)
前日比 -0.010 (-0.01%)
高値 147.000 (02:59) 始値 146.860 (15:30)
安値 146.830 (22:48) 前日終値 146.840 (23/02/07)
8日の日本国債市場概況:債券先物は146円83銭で終了17:19 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年3月限
寄付146円86銭 高値146円94銭 安値146円83銭 引け146円83銭
売買高総計8495枚
2年 445回 -0.035%
5年 155回 0.184%
10年 369回 0.486%
20年 183回 1.307%
債券先物3月限は、146円75銭で取引を開始。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が前日ディスインフレや追加利上げに言及したことを受けて売り買いが交錯し、146円94銭まで上げた後146円83銭まで下げた。現物債の取引では、5年債が売られ、10年債、20年債が買われ、2年債はもみ合った。
<米国債概況>
2年債は4.42%、10年債は3.64%、30年債は3.69%近辺で推移。
債券利回りは低下。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.35%、英国債は3.31%、オーストラリア10年債は3.61%、NZ10年債は4.09%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.003 (23/02/08 03:05)
日本国債5年
年利回り 0.177 (23/02/08 03:05)
前日比 -0.003
日本国債10年
年利回り 0.495 (23/02/08 03:05)
前日比 0.000
アジア株式市場サマリー
東南アジア株式市場はまちまちで引けた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議
長の発言が警戒されていたほどタカ派的ではなかったため、投資家のリスク選好度が高ま
るとともに、FRBが近く金融緩和に転換するとの期待が広がった。
フィリピン中央銀行のメダラ総裁は、インフレが1月にピークに達した可能性が高い
との見方を示す一方、新たに予想外の供給ショックに見舞われる可能性も排除できないと
警告した。
10日に発表される2022年10ー12月期のマレーシア国内総生産(GDP)に
ついて、英バークレイズは前年同期比7.1%増と予想。3月に0.25%の利上げがあ
るとみている。
中国・香港株式市場は薄商いの中、反落して終了した。気球撃墜を巡る米中関係の緊
張が市場のムードを冷やした。一部投資家は中国経済回復を裏付ける材料を待つ姿勢を取
った。
本土市場ではメディア株が2.1%、半導体株が1.2%
それぞれ下落。不動産株は0.4%上昇した。
香港市場では、料理宅配の美団が6.5%下落し2カ月ぶり安値。短編動
画投稿アプリ「TikTok」の中国版「抖音(ドウイン)」が料理宅配サービスの提供
都市を拡大すると報じられた。
中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)は3.1%安。前日は
、企業オープンAIの「チャットGPT」のような人工知能(AI)を使ったチャットボ
ット(自動応答システム)サービスについて、内部試験を3月にも完了すると発表したこ
とを受けて、15%急伸していた。
ソウル株式市場は続伸して引けた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の金融
政策姿勢が、先週発表された雇用統計が堅調を示した後も変わらなかったため、投資家の
間に安心感が広がった。また、人工知能(AI)を巡る楽観的見方を背景にハイテク株が
上昇した。
総合株価指数(KOSPI)は1月26日以来、約2週間ぶりの大幅高となった。
半導体株とオンラインプラットフォーム株が上昇をけん引した。半導体大手のサムス
ン電子とSKハイニックスはそれぞれ1.94%、4.52%上昇。ネイバーは5.01
%高、カカオは1.62%高となった。
新韓証券のアナリストは「需要増加の見通しを背景に、AI関連株の世界的な活況が
ソフトウエア開発会社から半導体メーカーにまで波及した。ネイバーはチャットGPTタ
イプの独自の検索エンジンに対する期待に押し上げられた」と分析した。
取引された934銘柄のうち、上昇は593銘柄。
海外勢は5788億ウォン(約4億5931万ドル)相当の買い越し。
シドニー株式市場は反発。銀行株、鉱業株に加え、中間決算が好調だった保険会社サ
ンコープの上昇が支えとなった。また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の
発言が警戒されたほどタカ派的でなかったことで、リスク選好度が高まった。
金融株指数は0.9%高。ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)<NAB.
AX>とオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)グループはそれぞれ1
%、0.5%上昇した。
鉱業株指数は0.9%高。BHPグループは0.2%高、リオティ
ントは1.1%高だった。
また、フォーテスキュー・メタルズは2%高。西アフリカのガボン政府と、
ベリンガ鉄鉱石事業について合意したことが材料視された。採掘は今年下半期に始まる計
画。
エネルギー株指数は0.25%高。原油高になびき4営業日続伸した。
その他の銘柄では、建材大手ボラルが12.8%高と急騰。中間決算の基調
的利益が市場予想を上回ったことが好感された。
サンコープは4.6%高。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3232.1063 - 15.9877 - 0.49 3251.5006 3257.1140 3230.4393
前営業日終値 3248.0940
中国 CSI300指数 4076.141 -18.092 -0.44 4099.857 4111.475 4072.647
前営業日終値 4094.234
香港 ハンセン指数 21283.52 -15.18 -0.07 21283.90 21443.48 21178.87
前営業日終値 21298.70
香港 ハンセン中国株指数 7189.29 -42.96 -0.59 7219.14 7270.59 7143.69
前営業日終値 7232.25
韓国 総合株価指数 2483.64 +31.93 +1.30 2469.42 2487.35 2465.96
前営業日終値 2451.71
台湾 加権指数 15618.17 +217.26 +1.41 15538.71 15631.22 15520.05
前営業日終値 15400.91
豪 S&P/ASX指数 7530.10 +26.00 +0.35 7504.10 7534.90 7504.10
前営業日終値 7504.10
シンガポール ST指数 3388.52 +7.68 +0.23 3378.43 3393.33 3372.62
前営業日終値 3380.84
マレーシア 総合株価指数 1470.75 -5.63 -0.38 1476.39 1479.95 1469.01
前営業日終値 1476.38
インドネシア 総合株価指数 6940.124 +4.823 +0.07 6935.301 6961.919 6912.11
前営業日終値 6935.301
フィリピン 総合株価指数 6923.08 +41.82 +0.61 6885.27 6963.46 6884.49
前営業日終値 6881.26
ベトナム VN指数 1072.22 +6.38 +0.60 1065.84 1079.51 1063.50
前営業日終値 1065.84
タイ SET指数 1670.34 -10.15 -0.60 1683.53 1684.75 1667.79
前営業日終値 1680.49
インド SENSEX指数 60663.79 +377.75 +0.63 60332.99 60792.10 60324.92
前営業日終値 60286.04
インド NSE指数 17871.70 +150.20 +0.85 17750.30 17898.70 17744.15
前営業日終値 17721.50
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド▲0.68%12,211.96+82.98H:12,240.84L:12,128.9802/08
[CFD] 日本 日経平均27,483.80日経比:-122▼0.44%H:27,637L:27,46522:29
中国 上海B株▲0.23%297.52+0.67H:297.58L:296.3402/08
中国 上海A株▼0.49%3,387.67-16.81H:3,413.94L:3,385.9302/08
中国 深セン成分▼0.62%11,853.46-73.42H:11,957.01L:11,843.2902/08
中国 深センB株▼0.01%1,221.50-0.09H:1,226.29L:1,220.3602/08
中国 深センA株▼0.54%2,240.12-12.13H:2,255.15L:2,238.5202/08
[CFD] HangSeng サンデー21,210.50指数比:-73▼0.34%H:21,473L:21,15722:29
香港 レッドチップ指数▲1.07%3,947.90+41.82H:3,965.47L:3,903.9102/08
8日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で反落、ハイテク株に売り16:56 配信フィスコ
8日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比15.99ポイント(0.49%)安の3232.11ポイントと反落した。
米金利高が嫌気される流れ。米10年債利回りは先週末から上昇に転じ、8日は約1カ月ぶりの高い水準で推移している。中国本土からの資金流出も警戒された。もっとも、下値を叩くような売りはみられない。指数はプラス圏で推移する場面もあった。リオープン(経済再開)の進展や、当局の景気テコ入れスタンスが引き続き相場の下支え要因となっている。また、中国人民銀行(中央銀行)が資金供給に転じたこともプラス。人民銀は8日、リバースレポ取引を通じ、満期分との差引で4860億人民元を市中供給している。前日までは、巨額資金を市中から連日で引き揚げていた。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ハイテクの下げが目立つ。電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が3.8%安、電子機器メーカーの国睿科技(600562/SH)が3.5%安、光ファイバーケーブルの飛光繊光纜(601869/SH)が3.0%安、スーパーコンピュータ世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が2.7%安、薄膜コンデンサ中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)が1.7%安で引けた。
素材株も総じてさえない。非鉄の廈門タングステン業(600549/SH)が2.0%、レアアースの中国北方稀土(600111/SH)と鉄鋼の新疆八一鋼鉄 (600581/SH) がそろって1.6%、セメントの華新水泥(600801/SH)が1.5%ずつ下落した。消費関連株、インフラ関連株、エネルギー株、公益株、金融株、軍事関連株なども売られている。
半面、医薬品株はしっかり。山東魯抗医薬(600789/SH)が2.7%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.0%、河南太龍薬業(600222/SH)が1.0%ずつ上昇した。運輸株、IT関連株の一角も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.67ポイント(0.22%)高の297.52ポイント、深センB株指数が0.09ポイント(0.01%)安の1221.51ポイントで終了した。
8日の香港市場概況:ハンセン0.1%安で反落、テック指数は1.9%下落18:00 配信フィスコ
8日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比15.18ポイント(0.07%)安の21283.52ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が42.96ポイント(0.59%)安の7189.29ポイントとそろって反落した。売買代金は1156億140万香港ドルとなっている(7日は1037億7660万香港ドル)。
米金利高が嫌気される流れ。米10年債利回りは先週末から上昇に転じ、8日は約1カ月ぶりの高い水準で推移している。また、中国の「大型気球」が米国領空に侵入し、米軍が撃墜したことも米中対立の懸念材料としてくすぶる状況だ。ただ、大きく売り込む動きはみられない。米金融引き締めの過度な警戒感が後退したことや、中国人民銀行(中央銀行)が資金供給に転じたことも相場を下支えしている。ハンセン指数はプラス圏に浮上する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
ネット関連の銘柄が急落。ハンセン科技(テック)指数は1.9%安と他の指数をアンダーパフォームしている。個別では、人工知能(AI)関連企業の商湯集団(20/HK)が6.6%安、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が6.5%安、ショート動画投稿アプリの快手科技(1024/HK)が6.2%安と下げが目立った。商湯集団に関しては、主要株主による株売却もマイナス材料。ソフトバンクグループ(SBG:9984/東証)は足元で保有する商湯集団株の売却を続けている。最新の開示資料によれば、SBGのクラスB株式保有比率は17.05→16.85%に低下した。
中国自動車セクターも安い。小鵬汽車(9868/HK)が3.9%、吉利汽車HD(175/HK)が2.6%、蔚来集団(9866/HK)が2.1%、比亜迪(1211/HK)が1.4%ずつ下落した。販売不振を不安視。全国乗用車市場信息聯席会(乗聯会)は7日、中国乗用車市場の小売販売額について、今年1月に概算124万1000台まで低迷したと報告した。また、吉利汽車は7日引け後、グループ全体の販売が今年1月に前年同月比で29%減少したと報告している。マイナス成長は2カ月連続だ。
管理サービスの中国不動産セクターもさえない。碧桂園服務HD(6098/HK)が2.0%安、世茂服務HD(873/HK)が1.8%安、雅生活智慧城市服務(3319/HK)と融創服務HD(1516/HK)がそろって1.6%安で引けた。
半面、香港に拠点を置く金融・不動産はしっかり。渣打集団(2888/HK)が2.0%、HSBC(5/HK)が2.1%、恒生銀行(11/HK)と東亜銀行(23/HK)がそろって1.2%、新世界発展(17/HK)が1.9%、新鴻基地産発展(16/HK)と九龍倉置業地産投資(1997/HK)がそろって1.6%ずつ上昇した。本土マネーの流入が材料視される。中国本土との往来正常化を受け、香港で高級新築住宅の取引が急増しているなどと伝えられた。
一方、本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%安の3232.11ポイントで取引を終了した。ハイテク株が安い。素材株、消費関連株、インフラ関連株、エネルギー株、公益株、金融株、軍事関連株なども売られた。半面、医薬品株は高い。運輸株、IT関連株の一角も買われた。