東京マーケット・サマリー
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 133.76/78 1.0708/12 143.24/28
NY午後5時 134.11/14 1.0689/91 143.38/42
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の133円後半。堅調な米経済指標を受けたドル買いが一服。時間外取引の米長期金利の低下や利益確定の動きに押され、ドル売りが優勢となった。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27696.44 +194.58 27654.72 27,597.12─27,727.66
TOPIX 2001.09 +13.35 1996.09 1,993.35─2,002.22
プライム指数 1029.70 +6.85 1027.27 1,025.75─1,030.30
スタンダード指数 1042.43 +8.24 1037.21 1,037.01─1,042.43
グロース指数 992.00 +19.08 978.98 977.79─994.32
東証出来高(万株) 114174 東証売買代金(億円) 26373.81
東京株式市場で日経平均は、前営業日比194円58銭高の2万7696円44銭と、反発して取引を終えた。前日の米株高を好感して日本株はしっかりの展開が続いた。堅調な米小売指標を受けて米経済のソフトランディング(軟着陸)期待が高まったほか、為替の円安進行が支援材料となった。特に、自動車株や値がさ株が堅調に推移した。
プライム市場の騰落数は、値上がり1291銘柄(70%)に対し、値下がりが479銘柄(26%)、変わらずが66銘柄(3%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.010
ユーロ円金先(23年3月限) ───
3カ月物TB ───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.010%になった。前営業日(マイナス0.026%)から上昇した。「積み初日だったが、基準比率引き上げで調達余力のある取り手が多く、大手行・地銀ともにしっかり取り上がる動きがみられた」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年3月限 146.71 (-0.13)
安値─高値 146.56─146.74
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.500% (変わらず)
安値─高値 0.500─0.500%
国債先物中心限月3月限は前営業日比13銭安の146円71銭と反落して取引を終えた。米金利上昇が相場の重しとなったが、底堅さは維持した。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比変わらずの0.500%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.28─0.18
3年物 0.37─0.27
4年物 0.45─0.35
5年物 0.54─0.44
7年物 0.72─0.62
10年物 0.94─0.84
日経平均は194円高と反発、やや円安方向に振れ上値を試す場面も=16日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2023/02/16 15:22
16日後場の日経平均株価は、前日比194円58銭高の2万7696円44銭と反発して取引を終えた。前場は買い一巡後、停滞する場面もみられたが、株価指数先物に断続的な買いが入ったことや、時間外取引で米株価指数先物が堅調に推移したことから上げ幅を拡大。後場も一時、もみ合い商状となったが、為替市場でドル・円相場が、1ドル=133円90銭台と、午後に入りやや円安方向に振れたことを支えに、午後2時43分には同225円80銭高の2万7727円66銭と、きょうの高値を付けた。上値を試した後も、しっかりした値動きだった。東証プライムの出来高は11億4174万株、売買代金は2兆6373億円。騰落銘柄数は値上がり1291銘柄、値下がり479銘柄、変わらず66銘柄だった。
市場では「手がかり材料難のなか指数は方向感に欠ける展開が続く可能性がある。そのようななか、個別株の物色は割安感だけではなく何かプラスアルファの材料を持つ銘柄に絞られそうだ」(中堅証券)との声が聞かれた。
東証業種別指数は全33業種のうち、28業種が上昇、5業種が下落した。業種別では、凸版<7911>、任天堂<7974>などのその他製品株や、トヨタ<7203>、ホンダ<7267>などの輸送用機器株が上昇。浜ゴム<5101>、ブリヂス<5108>などのゴム製品株や、大和証G<8601>、野村<8604>などの証券商品先物株も高い。郵船<9101>、商船三井<9104>などの海運株や、ソニーG<6758>、キーエンス<6861>などの電気機器株も堅調。日本製鉄<5401>、JFEHD<5411>などの鉄鋼株や、7&iHD<3382>、ファーストリテ<9983>などの小売株も上げた。
個別では、T&Gニーズ<4331>、Wスコープ<6619>、M&Aキャピ<6080>、セレス<3696>、オプトラン<6235>などが上昇。半面、ダイヤHD<6699>、さくら<3778>、イーソル<4420>、CYBOZU<4776>、ユーザーL<3984>などが下落した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,554.87 +10.27 +0.66% +6.07% +2.51% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,331.55 +8.42 +0.64% +5.94% +3.09% 15:00
日経平均株価
27,696.44 +194.58 +0.71% +7.26% +0.86% 15:15
日経500平均
2,610.52 +25.51 +0.99% +6.19% +0.45% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,001.09 +13.35 +0.67% +6.08% +2.80% 15:00
日経300指数
419.78 +2.74 +0.66% +6.14% +2.10% 15:15
東証REIT指数
1,825.57 +13.67 +0.75% +0.06% -4.12% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
991.40 +7.67 +0.78% +5.77% +4.03% 15:00
東証マザーズ指数
780.04 +14.97 +1.96% +7.47% +6.17% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,404.15 +17.69 +0.74% +6.20% +5.60% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,113.71 +15.29 +0.73% +6.38% +1.26% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,014.91 +8.55 +0.43% +6.20% +1.71% 15:00
中国 上海総合指数
3,249.03 -31.46 -0.96% +0.66% -6.26% 17:29
中国 上海A株指数
3,405.65 -32.97 -0.96% +0.66% -6.24% 17:29
中国 深センA株指数
2,249.43 -39.06 -1.71% +2.64% -6.41% 16:00
中国 深セン成分指数
11,907.40 -156.98 -1.30% +1.03% -10.98% 16:00
中国 上海B株指数
294.67 -1.97 -0.66% +1.01% +3.53% 17:29
中国 深センB株指数
1,233.59 -3.18 -0.26% +3.29% +6.95% 16:00
中国 上海50A株指数
2,742.80 -9.53 -0.35% -3.23% -12.54% 17:29
中国 上海180A株指数
8,578.71 -48.32 -0.56% -1.86% -11.59% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,744.99 -26.59 -0.96% +0.66% -6.27% 17:29
中国 創業板指数
2,512.50 -34.70 -1.36% -1.06% -10.85% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
4,093.49 -30.20 -0.73% -1.07% -11.36% 16:00
中国 深セン総合指数
2,150.23 -37.28 -1.70% +2.64% -6.39% 16:00
日経平均
現在値 27,696.44↓ (23/02/16 15:15)
前日比 +194.58 (+0.71%)
始値 27,654.72 (09:00) 前日終値 27,501.86 (23/02/15)
高値 27,727.66 (14:43) 年初来高値 27,821.22 (23/02/06)
安値 27,597.12 (09:41) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は反発、ファーストリテとソフトバンクGが2銘柄で約69円分押し上げ16:05 配信フィスコ
16日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり137銘柄、値下がり85銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は反発。15日の米株式市場でダウ平均は38.78ドル高と小反発。米1月小売売上高が予想を上回り、金利上昇を嫌気した売りが先行。2月NAHB住宅市場指数の上振れに伴う利上げ長期化観測も重しとなった。一方、ハイテク株の買い戻しが下値を支えたほか、景気後退懸念の緩和を背景にダウ平均も終盤にかけてはプラス圏に回復。ナスダック総合指数は+0.92%と3日続伸。引け味の良かった米株市場を引き継いで日経平均は152.86円高からスタート。アジア株高や時間外取引のナスダック100先物の上昇を追い風にじわじわと上げ幅を広げた。午後はアジア市況の上昇一服を背景に東京市場ももみ合い展開となったが、為替の円安進行を支援要因に再び強含みとなると、結局、取引終盤に27727.66円(225.8円高)とこの日の高値を付けた。
大引けの日経平均は前日比194.58円高の27696.44円となった。東証プライム市場の売買高は11億4174万株、売買代金は2兆6374億円だった。セクターではその他製品、輸送用機器、ゴム製品が上昇率上位となった一方、パルプ・紙、銀行、水産・農林が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は26%だった。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約48円押し上げた。同2位はソフトバンクG<9984>となり、東エレク<8035>、第一三共<4568>、アドバンテ<6857>、信越化<4063>、トヨタ自<7203>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはエムスリー<2413>となり1銘柄で日経平均を約3円押し下げた。同2位はKDDI<9433>となり、バンナムHD<7832>、セコム<9735>、塩野義製薬<4507>、中外薬<4519>、NTTデータ<9613>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27696.44(+194.58)
値上がり銘柄数 137(寄与度+233.42)
値下がり銘柄数 85(寄与度-38.84)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 83320 1420 +48.63
<9984> ソフトバンクG 5893 102 +20.96
<8035> 東エレク 46990 420 +14.38
<4568> 第一三共 4247 68 +6.99
<6857> アドバンテス 10230 100 +6.85
<4063> 信越化 19645 200 +6.85
<7203> トヨタ自 1913 39 +6.68
<6762> TDK 4620 55 +5.65
<7974> 任天堂 5498 162 +5.55
<2502> アサヒ 4545 139 +4.76
<4324> 電通グループ 4295 135 +4.62
<6594> 日本電産 7121 145 +3.97
<6273> SMC 68460 1100 +3.77
<6861> キーエンス 60600 1090 +3.73
<6902> デンソー 7437 103 +3.53
<6971> 京セラ 6633 51 +3.49
<6954> ファナック 23010 100 +3.42
<7269> スズキ 4819 97 +3.32
<4523> エーザイ 7568 91 +3.12
<5108> ブリヂス 4936 81 +2.77
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<2413> エムスリー 3443 -42 -3.45
<9433> KDDI 4008 -15 -3.08
<7832> バンナムHD 8665 -79 -2.71
<9735> セコム 7810 -77 -2.64
<4507> 塩野義薬 6227 -67 -2.29
<4519> 中外薬 3572 -14 -1.44
<9613> NTTデータ 1894 -8 -1.37
<4704> トレンド 6280 -40 -1.37
<4151> 協和キリン 2967 -38 -1.30
<6305> 日立建機 3070 -35 -1.20
<7733> オリンパス 2342 -7.5 -1.03
<4901> 富士フイルム 6455 -25 -0.86
<1721> コムシスHD 2480 -24 -0.82
<2501> サッポロHD 3085 -115 -0.79
<9301> 三菱倉 3100 -40 -0.68
<8015> 豊田通商 5570 -20 -0.68
<5713> 住友鉱 5115 -39 -0.67
<9064> ヤマトHD 2317 -18 -0.62
<8331> 千葉銀 981 -16 -0.55
<5333> 日本ガイシ 1782 -15 -0.51
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,001.09↓ (23/02/16 15:00)
前日比 +13.35 (+0.67%)
始値 1,996.09 (09:00) 前日終値 1,987.74 (23/02/15)
高値 2,002.22 (11:30) 年初来高値 1,999.66 (23/02/15)
安値 1,993.35 (09:41) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:その他製品が上昇率トップ15:39 配信フィスコ
その他製品が上昇率トップ。そのほか輸送用機器、ゴム製品、証券業、海運業なども上昇。一方、パルプ・紙が下落率トップ。そのほか銀行業、水産・農林業、倉庫・運輸関連業、空運業も下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. その他製品 / 3,628.51 / 2.22
2. 輸送用機器 / 3,233.55 / 1.80
3. ゴム製品 / 3,453.56 / 1.73
4. 証券業 / 386.62 / 1.54
5. 海運業 / 1,188.92 / 1.48
6. 電気機器 / 3,471.82 / 1.01
7. 鉄鋼 / 600.51 / 0.97
8. 小売業 / 1,422.81 / 0.94
9. 繊維業 / 638.5 / 0.91
10. 機械 / 2,276.12 / 0.91
11. 不動産業 / 1,383.47 / 0.87
12. 化学工業 / 2,103.47 / 0.81
13. 非鉄金属 / 1,103.12 / 0.66
14. 電力・ガス業 / 361.14 / 0.63
15. サービス業 / 2,519.77 / 0.50
16. ガラス・土石製品 / 1,132.36 / 0.49
17. 精密機器 / 9,446.32 / 0.45
18. 情報・通信業 / 4,824.85 / 0.42
19. 医薬品 / 3,336.41 / 0.40
20. 石油・石炭製品 / 1,100.21 / 0.38
21. 卸売業 / 2,396.14 / 0.31
22. 鉱業 / 435.96 / 0.24
23. 食料品 / 1,793.09 / 0.18
24. 陸運業 / 1,820.84 / 0.11
25. その他金融業 / 723.86 / 0.10
26. 金属製品 / 1,166.13 / 0.04
27. 保険業 / 1,441.19 / 0.01
28. 建設業 / 1,173.43 / 0.01
29. 空運業 / 218.38 / -0.29
30. 倉庫・運輸関連業 / 2,116.48 / -0.45
31. 水産・農林業 / 470.12 / -0.48
32. 銀行業 / 212.06 / -0.48
33. パルプ・紙 / 437.01 / -0.77
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 18,067.36↓ (23/02/16 15:00)
前日比 +111.19 (+0.62%)
始値 18,030.19 (09:00) 前日終値 17,956.17 (23/02/15)
高値 18,080.82 (11:30) 年初来高値 18,076.88 (23/02/15)
安値 17,997.36 (09:41) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,029.70↓ (23/02/16 15:00)
前日比 +6.85 (+0.67%)
始値 1,027.27 (09:00) 前日終値 1,022.85 (23/02/15)
高値 1,030.30 (11:30) 年初来高値 1,028.98 (23/02/15)
安値 1,025.75 (09:42) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,042.43↑ (23/02/16 15:00)
前日比 +8.24 (+0.80%)
始値 1,037.21 (09:00) 前日終値 1,034.19 (23/02/15)
高値 1,042.43 (15:00) 年初来高値 1,039.61 (23/02/15)
安値 1,037.01 (09:01) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 992.00↑ (23/02/16 15:00)
前日比 +19.08 (+1.96%)
始値 978.98 (09:00) 前日終値 972.92 (23/02/15)
高値 994.32 (12:43) 年初来高値 1,008.98 (23/02/09)
安値 977.79 (09:01) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は大幅反発、幅広い銘柄で買い優勢の展開/グロース市況16:38 配信フィスコ
東証グロース市場指数:992.00 (+19.08)
出来高:2億7167万株
売買代金:2025億円
東証マザーズ指数:780.04 (+14.97)
出来高:2億6933万株
売買代金:2024億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって大幅反発、値上がり銘柄数は358、値下り銘柄数は122、変わらずは33。本日のグロース市場は堅調な展開となった。前日15日の米株式市場のダウ平均は反発。1月小売売上高が予想を上回り、金利上昇を嫌気した売りが先行。ただ、ハイテク株の買い戻しが下値を支えたほか、消費の堅調さを背景にダウ平均も終盤にかけて回復した。ナスダックは続伸し、主要株価指数がそろって上昇した米株市場を受けて、本日の東証グロ-ス指数は大幅に反発した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇してスタートした後、前引けにかけて上げ幅を大きく拡げた。後場からは上値の重い展開となったものの、上げ幅を縮小する動きは限定的で終日堅調に推移した。ナスダックが連日続伸したことは個人投資家心理の改善につながり、アジア株高、時間外取引のナスダック100先物の上昇も追い風となった。また、直近の新興市場は幅広い銘柄が軟調に推移しており、前日の下落の反動から買い戻しの動きが散見された。ただ、本日はCPIより先行性の高い米卸売物価指数(PPI)の1月分が発表されるため、この結果を見極めたい動きが台頭して後場からは積極的に買い進む動きが限定的となった。値上がり銘柄数は358で出来高や売買代金も増加、東証マザーズ指数は1.96%高、東証グロース市場Core指数は1.54%高となった。個別では、NKT細胞活性化樹状細胞加工技術を新たに提供開始したメディネット<2370>が29%高で値上がり率トップに、1月の訪日外国人客数増加で関連銘柄として物色が向かったインバウンドテック<7031>が16%高となった。また、がん治療抗体医薬シードの標的で国立がん研究センターと共同研究を行うと発表したブライトパス<4594>が6%高となった。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やフリー<4478>などが堅調に推移、値上がり率上位には、ファンペップ<4881>、マイクロアド<9553>などが顔を出した。一方、23年3月期の営業損益予想の下方修正が引き続き売り材料視されたエクサウィザーズ<4259>が17%安で値下がり率トップに、前日まで大幅に上昇していたBeeX<4270>が利食い売り優勢から12%安となった。また、東証による信用規制の臨時措置が実施されるnote<5243>が8%安となった。時価総額上位銘柄では、JTOWER<4485>が軟調に推移、値下り率上位には、ライフネット<7157>、サスメド<4263>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、ビジョナル、フリー、そーせい<4565>などが上昇した。
マザーズ指数
現在値 780.04↑ (23/02/16 15:00)
前日比 +14.97 (+1.96%)
始値 770.15 (09:00) 前日終値 765.07 (23/02/15)
高値 782.22 (12:43) 年初来高値 794.65 (23/02/09)
安値 769.11 (09:01) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,825.57↓ (23/02/16 15:00)
前日比 +13.67 (+0.75%)
始値 1,821.30 (09:00) 前日終値 1,811.90 (23/02/15)
高値 1,829.29 (12:32) 年初来高値 1,895.14 (23/01/04)
安値 1,817.00 (09:57) 年初来安値 1,783.39 (23/01/20)
日経平均VI
現在値 14.71↓ (23/02/16 15:20)
前日比 -0.43 (-2.84%)
始値 14.88 (09:00) 前日終値 15.14 (23/02/15)
高値 15.11 (10:16) 年初来高値 21.42 (23/01/18)
安値 14.63 (13:47) 年初来安値 15.08 (23/02/15)
日経VI:低下、米景気の悲観的見方が後退し20年1月以来の低水準16:00 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は16日、前日比-0.43(低下率2.84%)の14.71と低下した。なお、高値は15.11、安値は14.63。昨日の米市場で景気の悲観的見方が後退し、主要株価指数が上昇したことから、市場では安心感が広がりやすくなった。こうした中、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは低下して始まった。取引開始後も日経225先物が概ね底堅い動きとなったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが後退し、日経VIは終日、昨日の水準を下回り、20年1月以来の低水準で本日を終えた。
日経平均先物
現在値 27,610.00↓ (23/02/16 06:00)
前日比 +170.00 (+0.62%)
高値 27,620.00 (04:10) 始値 27,450.00 (16:30)
安値 27,440.00 (16:37) 前日終値 27,440.00 (23/02/15)
TOPIX先物
現在値 1,997.00↓ (23/02/16 06:00)
前日比 +13.50 (+0.68%)
高値 1,999.50 (05:49) 始値 1,984.00 (16:30)
安値 1,984.00 (16:30) 前日終値 1,983.50 (23/02/15)
JPX日経400先物
現在値 18,045.00↓ (23/02/16 06:00)
前日比 +130.00 (+0.73%)
高値 18,055.00 (05:46) 始値 17,930.00 (16:30)
安値 17,920.00 (16:36) 前日終値 17,915.00 (23/02/15)
東証マザーズ指数先物
現在値 766.00↓ (23/02/16 06:00)
前日比 +3.00 (+0.39%)
高値 768.00 (04:09) 始値 764.00 (16:30)
安値 760.00 (00:10) 前日終値 763.00 (23/02/15)
NYダウ先物 円建
現在値 34,188.00↑ (23/02/16 06:00)
前日比 +236.00 (+0.70%)
高値 34,188.00 (06:00) 始値 33,962.00 (16:30)
安値 33,828.00 (00:12) 前日終値 33,952.00 (23/02/15)
CME日経平均先物 円建
現在値 27,640.00↑ (23/02/15 15:59 CST)
前日比 -105.00 (-0.38%)
高値 27,745.00 始値 27,725.00
安値 27,425.00 前日終値 27,745.00 (23/02/14)
SGX日経平均先物
現在値 27,660.00↑ (23/02/16 05:14 SGT)
前日比 +215.00 (+0.78%)
高値 27,660.00 始値 27,440.00
安値 27,435.00 前日終値 27,445.00 (23/02/15)
長期国債先物
現在値 146.610↓ (23/02/16 06:00)
前日比 -0.230 (-0.16%)
高値 146.870 (15:30) 始値 146.870 (15:30)
安値 146.610 (06:00) 前日終値 146.840 (23/02/15)
日本国債3年
年利回り 0.001 (23/02/16 03:05)
日本国債5年
年利回り 0.195 (23/02/16 03:05)
前日比 -0.001
日本国債10年
年利回り 0.500 (23/02/16 03:05)
前日比 0.000
アジア株式市場サマリー
香港株式市場のハンセン指数は5営業日ぶりに反発して取引を終えた。前日の米株高
を受けた。一方、中国株式市場は、堅調な経済指標にもかかわらず、後場に値を消し、続
落して引けた。
華夏香港の調査担当責任者、ジュン・チャン氏は、香港株の調整第1波はほぼ収まり
「今後の資金流入は上場企業のファンダメンタルズが改善するかどうかにかかっている」
と述べた。
中国A株は、イラン大統領訪中を受けた中国・イラン声明などに関する市場の話題や
憶測の中、後場に値を消した。
中国の習近平国家主席とイランのライシ大統領は16日、イランの核開発計画を巡っ
て停滞している国際合意に不可欠だとして、同国に対する制裁を解除するよう呼びかけた
。
中国市場では通信株が0.78%高。自動応答ソフト(チャットボット
)「チャットGPT」人気で通信容量への需要が高まるとの思惑から買われた。中国電信
(チャイナ・テレコム)は8.2%急伸、中国聯合網絡通信も3
.2%上昇した。一方、半導体株は2.8%下落し、非鉄金属株<.CSI00081
1>も2.7%値を下げた。
香港市場では、ハンセン・テック指数が1.8%上昇。中国の電子商取引
会社JDドットコム(京東商城)は5.3%急伸した。
ソウル株式市場は大幅反発して引けた。強い内容の米小売売上高が、高金利による経
済活動抑制に対する投資家の懸念を和らげた。
総合株価指数(KOSPI)は1.96%高で終了。1月9日以来の大幅高となった
。
1月の米小売売上高は約2年ぶりの大幅増加を記録。借り入れコストの上昇にも屈し
ない米経済の回復力が持続していることを示した。
シンハン・セキュリティーズのアナリストは「公表された統計により、経済のソフト
ランディングに対する投資家の期待はより強固になった」と指摘した。
主要銘柄のうち、半導体大手のサムスン電子は2.41%高、同業SKハイニックス
は1.31%高、電池メーカーのLGエナジー・ソリューションは4.17%高と大幅に
上昇した。
シドニー株式市場はハイテク株主導で反発して引けた。米小売売上高が予想を上回っ
たことで、インフレ圧力と利上げが落ち着くと見込まれた。
自動車などの購入を背景に、15日に公表された1月の米小売売上高は3カ月ぶりに
プラスに転じた。借り入れコストの上昇にもかかわらず、米経済が力強さを維持している
ことが示された。
スモリング・ストックブローキングのマネジングディレクター、ブラッド・スモリン
グ氏は「インフレ率は間違いなく下がると考えている。あらゆるものにかかる税金である
原油価格が下落しているからだ」と述べた。
テクノロジー株指数は2.7%高。ヘルスケア指数は1.0%高、不
動産株指数は2.2%高だった。
上向きな内容の決算を発表した包装用品製造のオローラとソニック・ヘルス
ケアが特に値上がりした。
金利上昇を追い風に第1四半期の現金利益が前年同期比19%増となったナショナル
・オーストラリア銀行(NAB)は、0.7%高。ただ金融株指数は小幅下落し
た。
下げが目立ったのは金融サービス大手AMPで13.4%安。決算で基調的
純利益が約34%減少したことが嫌気された。
鉱業株指数は、鉄鉱石価格の上昇を受けて0.2%高。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3249.0295 - 31.4624 - 0.96 3281.7352 3308.8279 3231.3421
前営業日終値 3280.4919
中国 CSI300指数 4093.488 -30.202 -0.73 4125.409 4167.900 4068.859
前営業日終値 4123.689
香港 ハンセン指数 20987.67 +175.50 +0.84 20947.07 21306.54 20887.70
前営業日終値 20812.17
香港 ハンセン中国株指数 7089.95 +71.81 +1.02 7061.28 7212.39 7040.10
前営業日終値 7018.14
韓国 総合株価指数 2475.48 +47.58 +1.96 2444.06 2475.99 2442.07
前営業日終値 2427.90
台湾 加権指数 15550.50 +117.61 +0.76 15474.46 15585.48 15474.46
前営業日終値 15432.89
豪 S&P/ASX指数 7410.30 +58.10 +0.79 7352.20 7422.00 7351.40
前営業日終値 7352.20
シンガポール ST指数 3311.23 +30.41 +0.93 3286.26 3325.22 3286.26
前営業日終値 3280.82
マレーシア 総合株価指数 1484.26 -3.93 -0.26 1487.84 1494.54 1483.54
前営業日終値 1488.19
インドネシア 総合株価指数 6895.664 -18.874 -0.27 6914.538 6933.281 6875.30
前営業日終値 6914.538
フィリピン 総合株価指数 6815.91 -6.18 -0.09 6814.26 6848.48 6808.53
前営業日終値 6822.09
ベトナム VN指数 1058.29 +10.09 +0.96 1048.20 1058.29 1047.45
前営業日終値 1048.20
タイ SET指数 1658.29 +10.90 +0.66 1653.85 1660.58 1648.99
前営業日終値 1647.39
インド SENSEX指数 61319.51 +44.42 +0.07 61566.22 61682.25 61196.72
前営業日終値 61275.09
インド NSE指数 18035.85 +20.00 +0.11 18094.75 18134.75 18000.65
前営業日終値 18015.85
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド▲0.62%12,157.75+74.63H:12,165.07L:12,045.9202/16
[CFD] 日本 日経平均27,658.80日経比:-37▼0.14%H:27,717L:27,63020:59
中国 上海B株▼0.66%294.67-1.97H:297.71L:294.1802/16
中国 上海A株▼0.96%3,405.65-32.97H:3,468.35L:3,387.0802/16
中国 深セン成分▼1.30%11,907.40-156.98H:12,163.97L:11,826.7202/16
中国 深センB株▼0.26%1,233.59-3.18H:1,240.36L:1,225.8302/16
中国 深センA株▼1.71%2,249.43-39.06H:2,301.79L:2,234.1902/16
[CFD] HangSeng サンデー20,943.20指数比:-44▼0.21%H:21,326L:20,86221:00
香港 レッドチップ指数▲0.53%3,968.58+20.81H:4,019.97L:3,946.7702/16
16日の中国本土市場概況:上海総合1.0%安で続落、半導体株に売り16:52 配信フィスコ
16日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比31.46ポイント(0.96%)安の3249.03ポイントと続落した。
利食い売り圧力が意識される流れ。中国景気の持ち直し期待などで、上海総合指数は一時、昨年7月以来の水準まで上昇した。中国発の新規材料に乏しい中で、終盤に入りマイナスに転じている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、半導体の下げが目立つ。半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が4.3%安、半導体装置メーカーの吉林華微電子(600360/SH)が3.5%安、LED基盤・チップ中国最大手の三安光電(600703/SH)が3.4%安で引けた。ハイテク分野に対する米国の対中圧力で、生産に支障が出るとの不安がくすぶっている。
非鉄株もさえない。中国アルミ(601600/SH)と廈門タングステン業(600549/SH)がそろって3.8%安、江西銅業(600362/SH)が3.1%安、洛陽モリブデン(603993/SH)が2.4%安と値を下げた。
発電・電力設備株も安い。上海電力(600021/SH)が3.2%、華電国際電力(600027/SH)が2.5%、国電南瑞科技(600406/SH)が2.9%、特変電工(600089/SH)が2.6%ずつ下落した。金融株、自動車株、医薬品株、エネルギー株、インフラ建設関連株、不動産株、運輸株なども売られている。
半面、通信セクターはしっかり。中国電信(601728/SH)が8.2%高、中国聯通(600050/SH)が3.2%高、中国移動(600941/SH)が2.4%高で取引を終えた。食品・酒造株の一角も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が1.97ポイント(0.66%)安の294.67ポイント、深センB株指数が3.18ポイント(0.26%)安の1233.59ポイントで終了した。
16日の香港市場概況:ハンセン0.8%高で5日ぶり反発、テック指数は1.8%上昇18:00 配信フィスコ
16日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比175.50ポイント(0.84%)高の20987.67ポイントと5日ぶり、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が71.81ポイント(1.02%)高の7089.95ポイントと3日ぶりにそれぞれ反発した。売買代金は1229億440万香港ドルにやや拡大している(15日は1123億1290万香港ドル)。
内外の景気期待が投資家心理を上向かせる流れ。1月の米小売売上高(前月比3.0%増の6970億米ドル)は3カ月ぶりにプラス成長を達成し、約2年ぶりの大幅な伸びを記録した。米GDPの7割近くを占める個人消費が回復すると期待され、景気後退(リセッション)の懸念も薄らいでいる。中国ではリオープン(経済再開)が進展し、当局は景気テコ入れスタンスを継続。国内景気は早期に持ち直す――との見方も根強い状況だ。(亜州リサーチ編集部)
「ニューエコノミー」関連銘柄に買いが先行。ハンセン科技(テック)指数は1.8%高と他の指数をオーバーパフォームしている。個別では、パソコン(PC)世界大手の聯想集団(992/HK)が6.7%高、動画配信プラットフォーム大手のビリビリ(9626/HK)が6.0%高、オンライン医療の京東健康(6618/HK)が5.8%高と上げが目立った。聯想に関しては、同社の事業方針が好感されている。聯想のゼイ勇・最高技術責任者(CTO)兼上級副総裁はこのほど、人工知能生成コンテンツ(AI Generated Contents:AIGC)を自社の製品や事業に応用していく考えを示した。
新興EV(電気自動車)関連も高い。蔚来集団(9866/HK)が4.9%、小鵬汽車(9868/HK)が4.1%、浙江零ホウ科技(9863/HK)が1.9%ずつ上昇した。中国の自動車販売は回復しつつある。2月第1~2週(1~12日)の乗用車小売台数は前年同期比で46%増と堅調。うち、新エネルギー自動車(NEV)の小売台数は106%増加した。
管理サービスやデベロッパーの中国不動産セクターもしっかり。華潤万象生活(1209/HK)が4.7%高、雅生活智慧城市服務(3319/HK)が3.2%高、碧桂園服務HD(6098/HK)が2.0%高、中国海外発展(688/HK)が3.1%高、合景泰富集団HD(1813/HK)が2.3%高と値を上げた。
通信キャリアや設備・工事の通信関連セクターも物色される。中国電信(728/HK)が2.8%高、中国聯通(762/HK)が2.2%高、中国移動(941/HK)が2.0%高、京信通信系統HD(2342/HK)が2.1%高、中興通訊(763/HK)が1.5%高で取引を終えた。半面、非鉄セクターはさえない。中国宏橋集団(1378/HK)が4.2%安、中国アルミ(2600/HK)が3.6%安、新疆新キン鉱業(3833/HK)が3.6%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が2.8%安と値を下げた。
一方、本土市場は続落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.96%安の3249.03ポイントで取引を終了した。半導体株が安い。非鉄株、電力株、金融株、自動車株、医薬品株、エネルギー株、インフラ建設関連株、不動産株、運輸株なども売られた。半面、通信株は高い。食品・酒造株の一角も買われた。