東京マーケット・サマリー
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後5時現在 131.77/79 1.0778/82 142.05/09
NY午後5時 131.17/20 1.0793/97 141.59/63
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル高/円安の131円後半。政府が雨宮正佳日銀副総裁に次期総裁への就任を打診したとの報道を受けて早朝に円が大きく売られたが、その後、円安は次第に失速した。
<株式市場>
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 27693.65 +184.19 27764.66 27,656.47─27,821.22
TOPIX 1979.22 +8.96 1984.28 1,976.30─1,989.05
プライム指数 1018.50 +4.59 1021.58 1,017.02─1,023.43
スタンダード指数 1022.88 +0.01 1024.48 1,021.68─1,025.08
グロース指数 985.35 -8.26 995.18 985.22─995.18
東証出来高(万株) 131554 東証売買代金(億円) 30174.97
東京株式市場で日経平均は、前営業日比184円19銭高の2万7693円65銭と、4日続伸して取引を終えた。1カ月半ぶりの高値となった。次期日銀総裁に関する報道を受けて、緩和修正への過度な警戒感が後退した。堅調な米雇用統計を受けて為替はドル高/円安となっていたが、きょうのアジア時間でも一段と円安が進み、輸出関連株を中心に買いが入った。ただ、後場に円安が一服すると、伸び悩んだ。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1223銘柄(66%)、値下がりは540銘柄(29%)、変わらずは73銘柄(3%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.021
ユーロ円金先(23年3月限) ───
3カ月物TB -0.180 (変わらず)
安値─高値 -0.180─-0.180
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.021%になった。前営業日(マイナス0.012%)から低下した。「前週末にしっかり調達した反動か、ビッドサイドは大手行がやや引き気味だった」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。
<円債市場>
国債先物・23年3月限 146.94 (-0.21)
安値─高値 146.79─147.04
10年長期金利(日本相互証券引け値) 0.490% (+0.005)
安値─高値 0.495─0.490%
国債先物中心限月3月限は前営業日比21銭安の146円94銭と大幅反落して取引を終えた。本日未明に日銀次期総裁人事を巡る報道が出たが影響は限定的で、前週末の米雇用統計の強さを受けた米金利低下の流れが相場を圧迫した。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比0.5bp上昇の0.490%。
<スワップ市場・気配>
2年物 0.29─0.19
3年物 0.38─0.28
4年物 0.46─0.36
5年物 0.54─0.44
7年物 0.72─0.62
10年物 0.93─0.83
日経平均は8円安と5日ぶり小反落、利益確定売りに下げ転換も下値限定=7日後場/国内市況ニュース/モーニングスター 2023/02/07 15:17
7日後場の日経平均株価は前日比8円18銭安の2万7685円47銭と5営業日ぶりに小反落。朝方は、円安・ドル高を支えに先物買いを交えて値を上げ、前場の早い段階で2万7814円96銭(前日比121円31銭高)を付ける場面があった。ただ、連日の上昇で利益確定売りや戻り売りも出やすく、買い一巡後は伸び悩み、後場は下げに転じた。一時2万7662円11銭(同31円54銭安)まで軟化したが、下値は限定的で、大引けにかけて小安い水準でこう着した。
東証業種別株価指数(全33業種)では、銀行、その他金融など18業種が値を上げた半面、鉄鋼、不動産など15業種が値を下げた。東証プライムの出来高は11億2651万株、売買代金は2兆6424億円。騰落銘柄数は値上がり901銘柄、値下がり827銘柄、変わらず108銘柄。
市場からは「下値を売る雰囲気はなく、もう一段上の可能性もあるが、日経平均2万8000円を前に売り物が出やすく、買い戻しも一巡したとみられる。上げへの期待があっても、反動安リスクもつきまとう」(準大手証券)との声が聞かれた。
業種別では、JFEHD<5411>、日本製鉄<5401>、神戸鋼<5406>などの鉄鋼株が下落。住友不<8830>、東急不HD<3289>、野村不HD<3231>などの不動産株も安い。住友鉱<5713>、UACJ<5741>などの非鉄金属株や、INPEX<1605>などの鉱業株も軟調。大林組<1802>、日揮HD<1963>、大和ハウス<1925>などの建設株も値を下げ、エムスリー<2413>、リクルートHD<6098>などのサービス株も売られた。
半面、三菱UFJ<8306>、みずほ<8411>、りそなHD<8308>などの銀行株が上昇し、オリックス<8591>、Jリース<7187>などのその他金融株も高い。デサント<8114>、オンワードH<8016>などの繊維製品株も値を上げ、T&DHD<8795>、第一生命HD<8750>、MS&AD<8725>などの保険株も買われた。
個別では、ティラド<7236>、ヤマシンF<6240>がストップ安となり、シグマクシス<6088>、テノHD<7037>などが値下がり率上位。半面、TOB(株式公開買い付け)対象の岩崎電気<6924>(監理)がストップ高となり、ケミコン<6997>、ARM<8769>、F&LC<3563>などが値上がり率上位。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
1,541.53 +3.25 +0.21% +5.80% +2.66% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,323.67 +2.88 +0.22% +6.35% +2.71% 15:00
日経平均株価
27,685.47 -8.18 -0.03% +6.59% +1.60% 15:15
日経500平均
2,604.45 +5.06 +0.19% +6.51% +1.63% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
1,983.40 +4.18 +0.21% +5.74% +2.98% 15:00
日経300指数
416.78 +0.55 +0.13% +5.74% +2.19% 15:15
東証REIT指数
1,835.24 -12.20 -0.66% -0.57% -4.02% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
988.60 +3.42 +0.35% +7.27% +3.55% 15:00
東証マザーズ指数
782.01 +5.64 +0.73% +8.54% +3.97% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
2,376.58 +5.13 +0.22% +5.13% +6.27% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,082.68 +4.02 +0.19% +4.54% +2.51% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
1,993.72 +0.51 +0.03% +5.01% +1.45% 15:00
中国 上海総合指数
3,248.09 +9.40 +0.29% +2.86% -5.29% 17:29
中国 上海A株指数
3,404.48 +9.76 +0.29% +2.86% -5.27% 17:29
中国 深センA株指数
2,252.25 +8.07 +0.36% +5.51% -5.84% 16:00
中国 深セン成分指数
11,926.88 +14.32 +0.12% +4.92% -11.37% 16:00
中国 上海B株指数
296.86 +0.43 +0.15% +3.42% +5.09% 17:29
中国 深センB株指数
1,221.60 +2.34 +0.19% +3.56% +5.89% 16:00
中国 上海50A株指数
2,740.44 +5.44 +0.20% +0.99% -12.00% 17:29
中国 上海180A株指数
8,578.97 +21.26 +0.25% +1.54% -11.07% 17:29
中国 上海新総合指数(G株)
2,744.17 +7.95 +0.29% +2.86% -5.31% 17:29
中国 創業板指数
2,537.97 -6.12 -0.24% +4.78% -13.02% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
4,094.23 +7.35 +0.18% +2.85% -11.65% 16:00
中国 深セン総合指数
2,152.89 +7.71 +0.36% +5.51% -5.82% 16:00
日経平均
現在値 27,685.47↑ (23/02/07 15:15)
前日比 -8.18 (-0.03%)
始値 27,744.90 (09:00) 前日終値 27,693.65 (23/02/06)
高値 27,814.96 (09:16) 年初来高値 27,821.22 (23/02/06)
安値 27,662.11 (13:51) 年初来安値 25,661.89 (23/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は5日ぶり小反落、ファーストリテとソフトバンクGが2銘柄で約27円分押し下げ16:01 配信フィスコ
7日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり113銘柄、値下がり104銘柄、変わらず8銘柄となった。
日経平均は5日ぶり小反落。6日の米株式市場でダウ平均は34.99ドル安と3日続落。雇用統計などの上振れに伴う利上げ長期化を懸念した売りが継続。また、週末に米政府が中国の偵察気球を追撃したことで米中関係の悪化を懸念した売りも強まった。ナスダック総合指数は-0.99%と続落。一方、前日に時間外取引のナスダック100先物の軟化により米株安を織り込んでいた日経平均は、為替の円安進行も追い風に51.25円高からスタート。ただ、今晩のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のインタビューやバイデン米大統領の一般教書演説を控える中、様子見ムードが強まりやすく、朝方に27814.96円(121.31円高)まで上昇した後は伸び悩んだ。アジア市況やナスダック100先物が軟化する中、後場は売りが優勢となり、日経平均は下落に転換、引けまで軟調な展開が続いた。
大引けの日経平均は前日比8.18円安の27685.47円となった。東証プライム市場の売買高は11億2651万株、売買代金は2兆6425億円だった。セクターでは鉄鋼、不動産、非鉄金属が下落率上位となった一方、銀行、その他金融、繊維製品が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の45%、対して値上がり銘柄は49%だった。
値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約14円押し下げた。同2位はソフトバンクG<9984>となり、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>、バンナムHD<7832>、TDK<6762>、KDDI<9433>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはアドバンテ<6857>となり1銘柄で日経平均を約10円押し上げた。同2位はヤマトHD<9064>となり、東エレク<8035>、資生堂<4911>、日東電<6988>、味の素<2802>、信越化<4063>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27685.47(-8.18)
値上がり銘柄数 113(寄与度+90.80)
値下がり銘柄数 104(寄与度-98.98)
変わらず銘柄数 8
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6857> アドバンテス 9860 150 +10.27
<9064> ヤマトHD 2440 183 +6.27
<8035> 東エレク 46710 140 +4.79
<4911> 資生堂 6623 136 +4.66
<6988> 日東電 8460 90 +3.08
<2802> 味の素 4101 81 +2.77
<4063> 信越化 19255 80 +2.74
<6273> SMC 67810 790 +2.71
<4519> 中外薬 3426 26 +2.67
<6367> ダイキン工 22955 75 +2.57
<4507> 塩野義薬 6295 66 +2.26
<6976> 太陽誘電 4560 65 +2.23
<4503> アステラス薬 1914 12.5 +2.14
<6861> キーエンス 61070 600 +2.05
<8591> オリックス 2333.5 56 +1.92
<6479> ミネベア 2377 55 +1.88
<7733> オリンパス 2499 13.5 +1.85
<9766> コナミG 6130 50 +1.71
<4452> 花王 5173 45 +1.54
<6645> オムロン 7556 44 +1.51
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 82560 -430 -14.72
<9984> ソフトバンクG 6268 -64 -13.15
<6098> リクルートHD 4340 -72 -7.40
<2413> エムスリー 3598 -74 -6.08
<7832> バンナムHD 8621 -109 -3.73
<6762> TDK 4745 -30 -3.08
<9433> KDDI 3968 -15 -3.08
<7203> トヨタ自 1897 -16.5 -2.83
<6971> 京セラ 6510 -39 -2.67
<3659> ネクソン 3085 -35 -2.40
<8830> 住友不 3134 -63 -2.16
<5713> 住友鉱 5050 -123 -2.11
<9613> NTTデータ 1986 -11 -1.88
<6702> 富士通 17895 -535 -1.83
<4568> 第一三共 4070 -17 -1.75
<8058> 三菱商事 4590 -45 -1.54
<3382> 7&iHD 5953 -45 -1.54
<1925> 大和ハウス 3044 -42 -1.44
<4704> トレンド 6300 -40 -1.37
<4543> テルモ 3847 -9 -1.23
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 1,983.40↑ (23/02/07 15:00)
前日比 +4.18 (+0.21%)
始値 1,984.92 (09:00) 前日終値 1,979.22 (23/02/06)
高値 1,989.57 (12:40) 年初来高値 1,991.14 (23/01/31)
安値 1,982.01 (13:51) 年初来安値 1,862.27 (23/01/04)
東証業種別ランキング:鉄鋼が下落率トップ15:57 配信フィスコ
鉄鋼が下落率トップ。そのほか不動産業、非鉄金属、鉱業、建設業なども下落。一方、銀行業が上昇率トップ。そのほかその他 金融業、繊維業、保険業、化学工業なども上昇。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 銀行業 / 204.23 / 2.51
2. その他金融業 / 716.93 / 1.30
3. 繊維業 / 625.33 / 0.76
4. 保険業 / 1,401.65 / 0.71
5. 化学工業 / 2,095.79 / 0.70
6. 電力・ガス業 / 358.3 / 0.58
7. 証券業 / 378.55 / 0.46
8. 海運業 / 1,134.2 / 0.42
9. 倉庫・運輸関連業 / 2,100.65 / 0.39
10. 食料品 / 1,771.68 / 0.31
11. 卸売業 / 2,374.34 / 0.31
12. 金属製品 / 1,172.44 / 0.30
13. 陸運業 / 1,831.72 / 0.29
14. 機械 / 2,224.85 / 0.27
15. 電気機器 / 3,473.03 / 0.25
16. 精密機器 / 9,678.91 / 0.14
17. パルプ・紙 / 435.06 / 0.14
18. 医薬品 / 3,275.88 / 0.08
19. ガラス・土石製品 / 1,096.2 / -0.01
20. その他製品 / 3,601.21 / -0.05
21. 小売業 / 1,406.36 / -0.15
22. 情報・通信業 / 4,847.01 / -0.20
23. 輸送用機器 / 3,189.83 / -0.44
24. 水産・農林業 / 472.62 / -0.45
25. 石油・石炭製品 / 1,085.41 / -0.45
26. ゴム製品 / 3,378.14 / -0.45
27. 空運業 / 221.82 / -0.45
28. サービス業 / 2,545.54 / -0.45
29. 建設業 / 1,147.5 / -0.51
30. 鉱業 / 411.66 / -0.57
31. 非鉄金属 / 1,087.99 / -0.59
32. 不動産業 / 1,394.21 / -0.78
33. 鉄鋼 / 550.32 / -2.95
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 17,912.87↑ (23/02/07 15:00)
前日比 +38.59 (+0.22%)
始値 17,931.82 (09:00) 前日終値 17,874.28 (23/02/06)
高値 17,971.16 (09:16) 年初来高値 17,964.73 (23/02/06)
安値 17,898.67 (13:51) 年初来安値 16,759.95 (23/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,020.64↑ (23/02/07 15:00)
前日比 +2.14 (+0.21%)
始値 1,021.21 (09:00) 前日終値 1,018.50 (23/02/06)
高値 1,023.82 (12:40) 年初来高値 1,024.60 (23/01/31)
安値 1,019.95 (13:51) 年初来安値 958.19 (23/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,025.50↓ (23/02/07 15:00)
前日比 +2.62 (+0.26%)
始値 1,022.96 (09:00) 前日終値 1,022.88 (23/02/06)
高値 1,027.06 (12:50) 年初来高値 1,030.38 (23/02/01)
安値 1,022.96 (09:00) 年初来安値 982.29 (23/01/06)
東証グロース市場指数
現在値 992.84↓ (23/02/07 15:00)
前日比 +7.49 (+0.76%)
始値 984.25 (09:00) 前日終値 985.35 (23/02/06)
高値 992.90 (14:55) 年初来高値 1,004.12 (23/02/02)
安値 983.72 (09:00) 年初来安値 897.95 (23/01/06)
東証グロ-ス指数は反発、新興株に幕間つなぎの物色向かう/グロース市況16:40 配信フィスコ
東証グロース市場指数:992.84 (+7.49)
出来高:1億3013万株
売買代金:1473億円
東証マザーズ指数:782.01 (+5.64)
出来高:1億2924万株
売買代金:1452億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって反発、値上がり銘柄数は274、値下り銘柄数は201、変わらずは35。本日のグロース市場は堅調な展開となった。6日の米株式市場でダウ平均は3日続落。雇用統計やISM非製造業景気指数の上振れに伴う利上げ長期化を懸念した売りが先行。また、週末に米政府が中国の偵察気球を追撃したことで米中関係の悪化を懸念した売りも強まった。ナスダック総合指数は続落、主要株価指数がそろって下落した米株市場を横目に、本日の東証グロ-ス指数は反発した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落してスタートした後、即座にプラス圏に浮上。その後はやや上げ幅を広げたものの上値は重く、プラス圏での堅調もみ合い展開となった。今晩ワシントン・エコノミッククラブにおいてパウエルFRB議長のインタビューが予定されており、東証プライム市場で様子見ムードが台頭するなか、値動きの軽い新興株に幕間つなぎの物色が向かったようだ。また、直近では新興市場の幅広い銘柄が軟調に推移しており、マザーズ指数は連日下落していたため、本日は押し目買いの動きも一部の銘柄で見られた。ただ、米長期金利が上昇しているなか上値は重く、積極的に買い進む動きは限定的だったようで東証マザーズ指数は0.73%高、東証グロース市場Core指数は0.52%高となった。個別では、AIカメラに関する前週の一部報道を受けた物色が継続しているセキュア<4264>が28%高のストップ高で値上がり率トップに、ソフトバンク<9434>子会社のSB C&Sと業務提携に関する合弁契約を締結すると発表したビープラッツ<4381>が25%高のストップ高となった。また、23年3月期第3四半期が営業黒字に転換した免疫生物研究所<4570>が24%高のストップ高となった。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やそーせい<4565>などが堅調に推移、値上がり率上位には、トリプルアイズ<5026>、ピアズ<7066>などが顔を出した。一方、前日まで大幅に上昇していたAIAIグループ<6557>が利食い売り優勢から14%安で値下がり率トップに、同じく前日に大幅上昇したユニネク<3566>も利益確定売りが優勢となり9%安となった。また、23年12月期の営業利益予想28.7%増も材料出尽くし感が優勢となったGMOリサーチ<3695>が9%安となった。時価総額上位銘柄では、ANYCOLOR<5032>やJTOWER<4485>などが軟調に推移、値下り率上位には、ファインズ<5125>、オキサイド<6521>などが顔を出した。東証グロース市場Core指数では、ビジョナル、そーせい、M&A総合研究所<9552>などが上昇した。
マザーズ指数
現在値 782.01↓ (23/02/07 15:00)
前日比 +5.64 (+0.73%)
始値 775.39 (09:00) 前日終値 776.37 (23/02/06)
高値 782.05 (14:55) 年初来高値 792.47 (23/02/02)
安値 774.93 (09:00) 年初来安値 706.45 (23/01/06)
東証REIT指数
現在値 1,835.24↑ (23/02/07 15:00)
前日比 -12.20 (-0.66%)
始値 1,843.67 (09:00) 前日終値 1,847.44 (23/02/06)
高値 1,847.20 (09:12) 年初来高値 1,895.14 (23/01/04)
安値 1,834.33 (15:00) 年初来安値 1,783.39 (23/01/20)
日経平均VI
現在値 16.56↓ (23/02/07 15:20)
前日比 -0.02 (-0.12%)
始値 16.51 (09:00) 前日終値 16.58 (23/02/06)
高値 16.60 (09:04) 年初来高値 21.42 (23/01/18)
安値 16.20 (11:28) 年初来安値 16.09 (23/02/03)
日経VI:小幅に低下、株価の上値重く警戒感の後退は次第に限定的に16:00 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は7日、前日比-0.02(低下率0.12%)の16.56と小幅に低下した。なお、高値は16.60、安値は16.20。今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は小幅に上昇して始まった。取引開始後、午前は日経225先物が底堅く推移し、日経VIは概ね昨日の水準を下回って推移した。ただ、日経225先物の上値は重く、午後は下げに転じ、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードの後退は限定的となり、日経VIは昨日の水準近辺での推移となった。
日経平均先物
現在値 27,680.00↑ (23/02/07 06:00)
前日比 0.00 (0.00%)
高値 27,710.00 (01:23) 始値 27,660.00 (16:30)
安値 27,530.00 (19:00) 前日終値 27,680.00 (23/02/06
TOPIX先物
現在値 1,981.50↑ (23/02/07 06:00)
前日比 +2.00 (+0.10%)
高値 1,982.50 (01:30) 始値 1,977.50 (16:30)
安値 1,970.00 (19:00) 前日終値 1,979.50 (23/02/06)
JPX日経400先物
現在値 17,860.00↓ (23/02/07 06:00)
前日比 -5.00 (-0.03%)
高値 17,895.00 (01:27) 始値 17,850.00 (16:30)
安値 17,795.00 (19:02) 前日終値 17,865.00 (23/02/06)
東証マザーズ指数先物
現在値 774.00↑ (23/02/07 06:00)
前日比 +2.00 (+0.26%)
高値 775.00 (21:54) 始値 772.00 (16:30)
安値 768.00 (18:20) 前日終値 772.00 (23/02/06)
NYダウ先物 円建
現在値 33,916.00↑ (23/02/07 06:00)
前日比 +109.00 (+0.32%)
高値 33,935.00 (04:19) 始値 33,783.00 (16:30)
安値 33,624.00 (19:51) 前日終値 33,807.00 (23/02/06)
CME日経平均先物 円建
現在値 27,660.00 (23/02/06 15:59 CST)
前日比 +40.00 (+0.14%)
高値 27,835.00 始値 27,630.00
安値 27,525.00 前日終値 27,620.00 (23/02/03)
SGX日経平均先物
現在値 27,665.00↑ (23/02/07 05:14 SGT)
前日比 +5.00 (+0.02%)
高値 27,710.00 始値 27,650.00
安値 27,520.00 前日終値 27,660.00 (23/02/06)
長期国債先物
現在値 146.790↑ (23/02/07 05:54)
前日比 -0.150 (-0.10%)
高値 146.980 (15:30) 始値 146.970 (15:30)
安値 146.770 (19:55) 前日終値 146.940 (23/02/06)
7日の日本国債市場概況:債券先物は146円84銭で終了17:09 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2023年3月限
寄付146円75銭 高値146円87銭 安値146円67銭 引け146円84銭
売買高総計11847枚
2年 445回 -0.033%
5年 155回 0.176%
10年 369回 0.491%
20年 183回 1.317%
債券先物3月限は、146円75銭で取引を開始。前日NY市場での米金利上昇を受けて売りが先行し、146円67銭まで下げた。その後、米金利の低下にともない買いが優勢になり、146円87銭まで上げた。財務省の30年債入札の結果は無難との見方で、反応は限定的だったもよう。現物債の取引では、2年債が買われ、5年債、10年債、20年債が売られた。
<米国債概況>
2年債は4.41%、10年債は3.62%、30年債は3.66%近辺で推移。
債券利回りは低下。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.28%、英国債は3.22%、オーストラリア10年債は3.59%、NZ10年債は4.04%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.004 (23/02/07 03:05)
日本国債5年
年利回り 0.173 (23/02/07 03:05)
前日比 +0.003
日本国債10年
年利回り 0.495 (23/02/07 03:05)
前日比 0.000
アジア株式市場サマリー
東南アジア株式市場は大半が下落して引けた。
12月のマレーシア鉱工業生産指数は前年同月比3.0%上昇と、市場予想を下回っ
た。
フィリピンの1月インフレ率は市場予想を上回り、前年同月比で14年ぶりの高水準
に達したため、中央銀行が大幅利上げを決める可能性が高まった。
中国・香港株式市場は反発。米中関係の緊張緩和への期待が広がるなか、中国では3
日続落の反動で押し目買いが入った。
南華期貨のアナリストによると、気球撃墜事件はすでに大きな材料ではない。バイデ
ン米大統領は、偵察気球撃墜で米中関係が弱まることはないとの認識を示した。[nL4N34N
052]
不動産開発が1.9%高と上昇を主導。ゴールドマン・サックスは中国
政府が不動産部門に対する姿勢を大幅に軟化させているとの見方を示した。
ハンセンテック指数は1.2%高。
中国のインターネット検索大手、百度(バイドゥ)の香港上場株が15%
以上上昇。米企業オープンAIの「チャットGPT」のような人工知能(AI)を使った
チャットボット(自動応答システム)サービスについて、内部試験を3月にも完了すると
発表した。
ソウル株式市場は反発して引けた。主力の半導体株や電池メーカー株、オンラインプ
ラットフォーム株が上昇をけん引した。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエ
ル議長の講演を控えて様子見ムードが広がった。
未来アセット証券のアナリストは、パウエル氏の講演について「前週は市場予想より
ハト派的だった発言がどのように変化するかが注目されている」と語った。
半導体大手のサムスン電子は0.49%高、同業のSKハイニックス<00
0660.KS>は1.91%上昇した。
電池メーカーのLGエナジー・ソリューションは3.24%高。親会社
のLG化学も3.50%上げた。電池同業のサムスンSDIは1
.43%高。ただ、SKイノベーションは電池部門の利益が伸び悩み、4.
86%下落した。
メッセンジャーアプリを展開するカカオは4.29%高。大手芸能事務所
SMエンターテインメントの株式を取得する契約を結び、2位の大株主となることが好感
された。インターネット検索大手のネイバーは1.86%高。
取引された934銘柄のうち、上昇は376銘柄にとどまった。
海外勢は602億ウォン(約4794万ドル)相当の売り越し。
シドニー株式市場は続落。オーストラリア準備銀行(中央銀行)が市場予想通り0.
25%の利上げを決めるとともに、インフレ抑制に向けて追加利上げが必要になる可能性
を示唆したことが弱材料になった。
不動産株指数は1.6%安。ヘルスケア株指数<.AXHJは1.4%安。
鉱業株指数は0.2%安。鉄鉱石先物相場の下落に圧迫された。BHPグル
ープとリオティントはそれぞれ0.4%、0.9%下げた。
金融株指数も0.1%下落した。
エネルギー株指数は原油高を追い風に0.5%上昇。
産金株指数は0.6%上げた。国内最大手ニュークレスト・マイニング<NCM.
AX>は1.7%高。前日に米ニューモントが提示した169億ドルの買収案を受け
入れたことが買い材料となった。
終値 前日比 % 始値 高値 安値
中国 上海総合指数 3248.0940 + 9.3962 + 0.29 3245.2297 3250.0330 3233.8334
前営業日終値 3238.6978
中国 CSI300指数 4094.234 +7.356 +0.18 4098.312 4107.344 4077.962
前営業日終値 4086.878
香港 ハンセン指数 21298.70 +76.54 +0.36 21288.39 21512.21 21259.21
前営業日終値 21222.16
香港 ハンセン中国株指数 7232.25 +42.88 +0.60 7216.03 7315.73 7210.29
前営業日終値 7189.37
韓国 総合株価指数 2451.71 +13.52 +0.55 2440.14 2456.17 2432.40
前営業日終値 2438.19
台湾 加権指数 15400.91 +8.09 +0.05 15376.12 15462.10 15363.65
前営業日終値 15392.82
豪 S&P/ASX指数 7504.10 -34.90 -0.46 7539.00 7553.60 7495.20
前営業日終値 7539.00
シンガポール ST指数 3380.84 -5.09 -0.15 3384.68 3397.32 3374.62
前営業日終値 3385.93
マレーシア 総合株価指数 1476.38 -14.09 -0.95 1487.82 1487.99 1471.79
前営業日終値 1490.47
インドネシア 総合株価指数 6935.301 +61.510 +0.89 6873.791 6946.234 6873.79
前営業日終値 6873.791
フィリピン 総合株価指数 6881.26 -55.35 -0.80 6919.01 6931.79 6881.26
前営業日終値 6936.61
ベトナム VN指数 1065.84 -23.45 -2.15 1089.29 1092.12 1065.18
前営業日終値 1089.29
タイ SET指数 1680.49 -1.62 -0.10 1684.69 1689.51 1676.14
前営業日終値 1682.11
インド SENSEX指数 60286.04 -220.86 -0.37 60511.32 60655.14 60063.49
前営業日終値 60506.90
インド NSE指数 17721.50 -43.10 -0.24 17790.10 17811.15 17652.55
前営業日終値 17764.60
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド▼0.56%12,128.98-68.17H:12,197.15L:12,117.8802/07
[CFD] 日本 日経平均27,578.90日経比:-106▼0.38%H:27,682L:27,53020:01
中国 上海B株▲0.15%296.85+0.43H:297.51L:295.6502/07
中国 上海A株▲0.29%3,404.48+9.76H:3,406.60L:3,389.5402/07
中国 深セン成分▲0.12%11,926.88+14.32H:11,958.23L:11,864.7202/07
中国 深センB株▲0.19%1,221.60+2.34H:1,226.46L:1,219.8302/07
中国 深センA株▲0.36%2,252.25+8.07H:2,253.72L:2,239.9302/07
[CFD] HangSeng サンデー21,290.10指数比:-8▼0.04%H:21,528L:21,22120:01
香港 レッドチップ指数▲0.40%3,906.08+15.43H:3,944.05L:3,893.2902/07
7日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で3日ぶり反発、不動産セクターに買い17:22 配信フィスコ
7日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比9.40ポイント(0.29%)高の3248.09ポイントと3日ぶりに反発した。
中国の景気テコ入れスタンスが改めて意識される流れ。湖北省の武漢市政府は6日、住宅購入制限の緩和を発表し、即日で実施した。その他の複数地区でも、制限が大幅に緩和されている。リオープン(経済再開)の進展もあり、中国経済が早期に持ち直すとの見方も根強い状況だ。もっとも、上値は限定されている。米金融緩和の期待後退や、中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収が引き続き相場の重しとなった。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、不動産の上げが目立つ。金地集団(600383/SH)が3.3%高、新城控股集団(601155/SH)が2.6%高、保利地産(600048/SH)と信達地産(600657/SH)がそろって1.7%高で引けた。
発電やガスの公益株も高い。華能国際電力(600011/SH)が3.9%、華電国際電力(600027/SH)が3.4%、浙能電力(600023/SH)が3.3%、新奥天然気(600803/SH)が3.2%、深セン市燃気集団(601139/SH)が2.0%ずつ上昇した。自動車株、金融株、エネルギー株、インフラ関連株なども買われている。
半面、医薬株はさえない。昆薬集団(600422/SH)が1.7%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が0.9%、ショウ州片仔コウ薬業(600436/SH)が0.8%ずつ下落した。運輸株、半導体株、食品・酒造株も売られている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.43ポイント(0.15%)高の296.86ポイント、深センB株指数が2.34ポイント(0.19%)高の1221.60ポイントで終了した。
7日の香港市場概況:ハンセン0.4%高で4日ぶり反発、百度15%上昇18:00 配信フィスコ
7日の香港市場は、主要76銘柄で構成されるハンセン指数が前日比76.54ポイント(0.36%)高の21298.70ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が42.88ポイント(0.60%)高の7232.25ポイントとそろって4日ぶりに反発した。売買代金は1037億7660万香港ドルに縮小している(6日は1360億2010万香港ドル)。
自律反発狙いの買いが先行する流れ。ハンセン指数は前日まで急ピッチに下落し、足もとでは1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいた。中国の景気テコ入れスタンスも改めて意識される。湖北省の武漢市政府は6日、住宅購入制限の緩和を発表し、即日で実施した。その他の複数地区でも、制限が大幅に緩和されている。ただ、上値は限定的。米金融緩和の期待後退や、中国人民銀行(中央銀行)の資金吸収が引き続き重しとなった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、インターネット検索最大手の百度集団(9888/HK)が15.3%高(2月に入り累計22.7%上昇)、宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝(1929/HK)が2.3%高、不動産デベロッパー大手の碧桂園HD(2007/HK)が2.2%高と上げが目立った。百度はチャットボットの投入計画を表明。先行した米オープンAIのチャットボット「ChatGPT」が急成長していることもあり、百度の新サービスにも改めて注目が集まった。
セクター別では、中国の不動産が高い。上記した碧桂園のほか、中国金茂HD(817/HK)が4.3%、旭輝(884/HK)が2.8%、雅居楽集団(3383/HK)が1.7%ずつ上昇した。
発電や設備の中国電力セクターも急伸。華電国際電力(1071/HK)が6.6%高、華潤電力HD(836/HK)が4.9%高、華能国際電力(902/HK)が4.1%高、ハルビン電気(1133/HK)が11.1%高、上海電気集団(2727/HK)が2.7%高で引けた。
ゼネコンやプラント建設、エンジニアリングなどインフラ建設セクターも物色される。中国中鉄(390/HK)が2.7%高、中国鉄建(1186/HK)が1.6%高、中アルミ国際工程(2068/HK)が1.1%高、中国冶金科工(1618/HK)が2.3%高で取引を終えた。
半面、食品飲料やスポーツ用品など消費関連セクターの一角はさえない。中国雨潤食品集団(1068/HK)が2.6%、万洲国際(288/HK)と農夫山泉(9633/HK)がそろって1.3%、特歩国際(1368/HK)が2.4%、361度国際(1361/HK)が1.6%ずつ下落した。
一方、本土市場は3日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.29%高の3248.09ポイントで取引を終了した。不動産株が高い。公益株、自動車株、金融株、エネルギー株、インフラ関連株なども買われた。半面、医薬株は安い。運輸株、半導体株、食品・酒造株も売られた。