東京マーケット・サマリー 2024年12月5日午後 6:14
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円
ユーロ/ドル
ユーロ/円
午後5時現在
149.77/149.80
1.0534/1.0537
157.80/157.81
NY午後5時
150.60/150.65
1.0510/1.0512
158.29/158.35
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク午後5時と比べてドル安/円高の149円後半で推移している。日銀の中村豊明審議委員が午後の記者会見で、利上げに反対しているわけではないなどと発言したことが伝わると、円が買われた。
<株式市場>
終値
前日比
寄り付き
安値/高値
日経平均
39395.60
119.21
39610.43
39,323.04─39,632.30
TOPIX
2742.24
1.64
2756.51
2,736.20─2,757.93
プライム指数
1411.30
0.85
1418.18
1,408.24─1,419.19
スタンダード指数
1238.49
2.09
1240.54
1,237.39─1,241.43
グロース指数
816.55
0.35
818.31
815.58─822.71
グロース250指数
638.72
0.64
639.71
637.51─643.35
東証出来高(万株)
184236
東証売買代金(億円)
42150.66
東京株式市場で日経平均は4日続伸し、前営業日比119円21銭高の3万9395円60銭で取引を終えた。米国市場で12月利下げの織り込みが進んで株価の主要3指数が最高値を更新したことや、日銀の追加利上げ観測の後退を好感する動きが先行した。買い一巡後は、前日までの連騰の反動売りが上値を抑えた。
プライム市場の騰落数は、値上がりが967銘柄(58%)、値下がりは611銘柄(37%)、変わらずは66銘柄(4%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース)
0.232
ユーロ円金先(24年12月限)
───
3カ月物TB
───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースで0.232%になった。前営業日(0.227%)から上昇した。「一部の金融機関による試し取りがあったとみられ、レートは上昇するものの、あす以降は以前と同じ水準に戻るのではないか」(国内金融機関)という。
<円債市場>
国債先物・24年12月限
142.98
(-0.18)
安値─高値
142.92─143.17
10年長期金利(日本相互証券引け値)
1.065%
(+0.015)
安値─高値
1.070─1.050%
国債先物中心限月12月限は、前営業日18銭安の142円98銭と反落して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比1.5bp上昇の1.065%。中村豊明日銀審議委員の発言をきっかけに日銀の早期追加利上げが意識され、円債は軟調に推移した。
明日の戦略-高寄り失速でさえない上昇、ただここまでの動きは強い16:44 配信トレーダーズ・ウェブ
5日の日経平均は4日続伸。終値は119円高の39395円。米3指数の史上最高値更新を受けて300円超上昇して始まるも、早々に高値をつけて失速する展開。10時台半ばにいったん盛り返したことで前場は200円を超える上昇で終えたが、後場は39500円より上が重く、じりじりと上げ幅を縮めていった。終盤には2桁高で推移する時間が長く、65円高の39342円でクロージング・オークションに突入。ただ、そこからはやや水準を切り上げ、3桁の上昇で取引を終えた。
東証プライムの売買代金は概算で4兆2100億円。業種別ではサービス、証券・商品先物、非鉄金属などが上昇した一方、海運、電気・ガス、卸売などが下落した。昼休みに出てきた11月の月次が好感されたラウンドワン<4680>が後場急騰。半面、1Qが営業減益着地となったティーライフ<3172>が大幅に下落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり967/値下がり611。主力どころではフジクラ、川崎重工、アドバンテスト、リクルートなどが大幅上昇。さくらネットが6%高と強い動きを見せており、商いも膨らんだ。証券会社のリポートを手がかりに熊谷組やノーリツ鋼機が急伸。上期決算発表日の前倒しを発表したインスペックがストップ高まで買い進まれた。
一方、三菱重工やレーザーテックが大きめの下落。古河電工、三菱商事、サンリオなどが弱かった。第一三共、エーザイ、ロート製薬など薬品株が軟調。今期減収減益計画のキタックが急落した。
日経平均は上昇したが、開始直後に高値、終盤に安値をつけており、場中の動きはさえなかった。物色を見ても、同じ業界で大幅高となる銘柄もあれば大幅安となる銘柄もあるなど、つかみどころがなかった。外部環境は良好であっただけに、きょう力強い上昇となっていればリスクオン加速も期待できたが、そこまでの動きにはならなかった。
あすは米国で11月の雇用統計が発表される。米国株はきのう4日に3指数がそろって史上最高値を更新しており、雇用統計を過度に警戒したり、利益確定を急ぐような動きは見られない。重要イベントを前にしても強い基調が変わらないのは、11月の大統領選投開票の直前と似た光景だ。日経平均はきょうが微妙な上昇となったことで、あすはリスク回避の売りが強めに出てくるかもしれない。ただ、4日続伸で先週末との比較では1187円上昇しており、貯金は十分。下げるようなら押し目は冷静に拾っておきたい。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
2,146.47 +0.58 +0.03% +2.98% +17.56% 15:30
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,895.89 +0.76 +0.04% +3.53% +20.64% 15:30
日経平均株価
39,395.60 +119.21 +0.30% +2.39% +17.79% 15:45
日経500平均
3,323.67 +1.37 +0.04% +1.14% +12.15% 15:45
TOPIX (東証株価指数)
2,742.24 +1.64 +0.06% +2.93% +17.06% 15:30
日経300指数
589.22 +0.04 +0.01% +2.78% +18.51% 15:45
東証REIT指数
1,649.85 -1.07 -0.06% -1.45% -9.40% 15:30
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,456.93 -0.30 -0.02% +5.79% +21.62% 15:30
東証グロース市場250指数
638.72 +0.64 +0.10% +3.33% -8.56% 15:30
TOPIX SMALL INDEX (東証)
3,042.90 +14.06 +0.46% +2.33% +11.57% 15:30
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,706.40 -0.19 -0.01% +1.52% +10.31% 15:30
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,730.02 +3.80 +0.14% +0.01% +15.35% 15:30
日経平均
現在値 39,395.60↑ (24/12/05 15:45)
前日比 +119.21 (+0.30%)
始値 39,610.43 (09:00) 前日終値 39,276.39 (24/12/04)
高値 39,632.30 (09:00) 年初来高値 42,426.77 (24/07/11)
安値 39,323.04 (14:46) 年初来安値 31,156.12 (24/08/05)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は4日続伸、アドバンテストやリクルートHDが2銘柄で約109円分押し上げ17:07 配信フィスコ
5日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり100銘柄、値下がり122銘柄、変わらず3銘柄となった。
4日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は308.51ドル高の45014.04ドル、ナスダックは254.21ポイント高の19735.12で取引を終了した。民間部門の11月ADP雇用統計で堅調な雇用の伸びを確認し、寄り付き後、上昇。11月ISM非製造業景況指数が低調で一時伸び悩んだが、良好な成長期待が根強く相場は終日堅調に推移した。長期金利の低下でハイテクも買われ、相場をさらに支援。終盤にかけ、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインタビューで、経済に楽観的な見解を示したほか、FRBが公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)でも経済活動の拡大継続が確認されたため、相場は上げ幅を拡大し過去最高値を更新し終了した。
米国株高を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始。日経平均は39600円台でスタートした後は、不透明な韓国情勢や明日の11月米雇用統計発表などが意識されて上値の重い展開となった。日本銀行の中村豊明審議委員は、広島市の講演にて、今後の追加利上げについて「多くのデータを確認し、経済の回復状況に応じて金融緩和度合いを慎重に調節していくことが重要だ」と述べたが、「利上げに反対しているわけではない」とも発言したことなどから、為替は1ドル149円70銭台と朝方比では90銭ほど円高ドル安に推移。日経平均の重しとなった。
大引けの日経平均は前日比119.21円高(+0.30%)の39395.60円となった。東証プライム市場の売買高は18億4236万株。売買代金は4兆2150億円。業種別では、証券・商品先物、サービス、非鉄金属、その他製品、保険などが上昇した一方、海運、電気・ガス、卸売、医薬品、繊維などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は58%、対して値下がり銘柄は37%となっている。
値上がり寄与トップはアドバンテスト<6857>となり1銘柄で日経平均を約77円押し上げた。同2位はリクルートHD<6098>となり、ソフトバンクG<9984>、TDK<6762>、ファーストリテ<9983>、フジクラ<5803>、日東電<6988>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは第一三共<4568>となり1銘柄で日経平均を約17円押し下げた。同2位はKDDI<9433>となり、信越化<4063>、東エレク<8035>、三井物<8031>、レーザーテック<6920>、ニトリHD<9843>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 39395.60(+119.21)
値上がり銘柄数 100(寄与度+254.13)
値下がり銘柄数 122(寄与度-134.92)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6857> アドバンテ 9111 296 77.86
<6098> リクルートHD 11170 320 31.57
<9984> ソフトバンクG 9096 104 20.52
<6762> TDK 2069 38 18.74
<9983> ファーストリテ 53110 180 15.98
<5803> フジクラ 6375 193 6.35
<6988> 日東電工 2440 29 4.77
<4543> テルモ 3117 18 4.73
<4704> トレンドマイクロ 8452 125 4.11
<4578> 大塚HD 9060 118 3.88
<7741> HOYA 20120 235 3.86
<7974> 任天堂 9295 113 3.72
<9613> NTTデータG 3000 22 3.53
<7751> キヤノン 4937 66 3.26
<6361> 荏原製作所 2423 80 2.63
<4507> 塩野義製薬 2178 23 2.27
<5802> 住友電気工業 3052 68 2.24
<3405> クラレ 2185 65 2.12
<8697> JPX 1889 31 2.04
<8630> SOMPO 4178 101 1.99
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4568> 第一三共 4744 -177 -17.46
<9433> KDDI 4882 -74 -14.60
<4063> 信越化 5521 -53 -8.71
<8035> 東エレク 24585 -70 -6.91
<8031> 三井物産 3200 -80 -5.26
<6920> レーザーテック 16135 -380 -5.00
<9843> ニトリHD 19810 -240 -3.95
<6367> ダイキン工業 18140 -120 -3.95
<6273> SMC 63240 -1150 -3.78
<8058> 三菱商事 2562 -37 -3.65
<7951> ヤマハ 1077 -27.5 -2.71
<6594> ニデック 2803 -49.5 -2.60
<7733> オリンパス 2341 -19 -2.50
<5631> 日本製鋼所 6512 -373 -2.45
<2413> エムスリー 1470 -28.5 -2.25
<3099> 三越伊勢丹HD 2300 -66 -2.17
<6902> デンソー 2169 -16 -2.10
<4503> アステラス製薬 1593 -12.5 -2.06
<4523> エーザイ 4452 -62 -2.04
<8015> 豊田通商 2588 -20 -1.97
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,742.24↑ (24/12/05 15:30)
前日比 +1.64 (+0.06%)
始値 2,756.51 (09:00) 前日終値 2,740.60 (24/12/04)
高値 2,757.93 (09:00) 年初来高値 2,946.60 (24/07/11)
安値 2,736.20 (15:24) 年初来安値 2,206.73 (24/08/05)
東証業種別ランキング:海運業が下落率トップ15:43 配信フィスコ
海運業が下落率トップ。そのほか電力・ガス業、卸売業、医薬品、繊維業なども下落。一方、証券業が上昇率トップ。そのほかサービス業、非鉄金属、その他製品、保険業なども上昇。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 証券業 / 622.6 / 1.41
2. サービス業 / 3,415.19 / 1.41
3. 非鉄金属 / 1,724.13 / 1.01
4. その他製品 / 5,748.34 / 0.79
5. 保険業 / 2,751.75 / 0.75
6. 空運業 / 220.3 / 0.71
7. 銀行業 / 368.11 / 0.57
8. 精密機器 / 12,553.83 / 0.47
9. 金属製品 / 1,428.74 / 0.46
10. 建設業 / 1,810.67 / 0.38
11. 電気機器 / 4,813.03 / 0.31
12. その他金融業 / 1,065.63 / 0.27
13. 倉庫・運輸関連業 / 3,271.53 / 0.17
14. 情報・通信業 / 6,033.43 / 0.12
15. ガラス・土石製品 / 1,399.1 / 0.09
16. 食料品 / 2,278.74 / 0.06
17. 不動産業 / 1,866.91 / 0.02
18. 輸送用機器 / 4,104.51 / -0.04
19. ゴム製品 / 3,999.31 / -0.08
20. 水産・農林業 / 580.64 / -0.14
21. 小売業 / 1,977.75 / -0.21
22. パルプ・紙 / 484.65 / -0.26
23. 化学工業 / 2,460.97 / -0.28
24. 鉱業 / 586.17 / -0.33
25. 鉄鋼 / 674.9 / -0.53
26. 機械 / 3,211.68 / -0.54
27. 陸運業 / 1,947.73 / -0.70
28. 石油・石炭製品 / 1,901.27 / -0.77
29. 繊維業 / 769.97 / -0.81
30. 医薬品 / 3,743.95 / -0.87
31. 卸売業 / 3,616.1 / -0.96
32. 電力・ガス業 / 498.23 / -1.51
33. 海運業 / 1,790.71 / -1.70
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 24,923.49↑ (24/12/05 15:30)
前日比 +6.26 (+0.03%)
始値 25,057.88 (09:00) 前日終値 24,917.23 (24/12/04)
高値 25,070.15 (09:00) 年初来高値 27,097.29 (24/07/11)
安値 24,868.44 (15:24) 年初来安値 20,186.59 (24/08/05)
東証プライム市場指数
現在値 1,411.30↑ (24/12/05 15:30)
前日比 +0.85 (+0.06%)
始値 1,418.18 (09:00) 前日終値 1,410.45 (24/12/04)
高値 1,419.19 (09:01) 年初来高値 1,516.57 (24/07/11)
安値 1,408.24 (15:25) 年初来安値 1,135.86 (24/08/05)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,238.49↑ (24/12/05 15:30)
前日比 +2.09 (+0.17%)
始値 1,240.54 (09:00) 前日終値 1,236.40 (24/12/04)
高値 1,241.43 (09:11) 年初来高値 1,298.95 (24/07/17)
安値 1,237.39 (10:31) 年初来安値 1,049.75 (24/08/05)
東証グロース市場指数
現在値 816.55↓ (24/12/05 15:30)
前日比 +0.35 (+0.04%)
始値 818.31 (09:00) 前日終値 816.20 (24/12/04)
高値 822.71 (09:10) 年初来高値 986.46 (24/03/07)
安値 815.58 (13:28) 年初来安値 624.93 (24/08/05)
東証グロ-ス指数は小反発、買い一巡後はもみ合う展開/グロース市況17:14 配信フィスコ
東証グロース市場指数:816.55 (+0.35)
出来高:1億6942万株
売買代金:1069億円
東証グロース市場250指数:638.72 (+0.64)
出来高:8613万株
売買代金:757億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は小反発、値上がり銘柄数は234、値下り銘柄数は322、変わらずは37。 本日のグロース市場は上値の重い展開となった。前日4日の米国市場は堅調に推移。民間部門の11月ADP雇用統計で堅調な雇用の伸びを確認、ISM非製造業景況指数は低調だった。ただ、長期金利の低下でハイテクも買われ、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインタビューで経済に楽観的な見解を示したほか、FRBが公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)でも経済活動の拡大継続が確認されたため、相場は上げ幅を拡大し過去最高値を更新した。 主要株価指数がそろって上昇した米株市場を横目に、東証グロース市場指数は上昇してスタート。朝方に上げ幅を広げた後は即座に失速、前場中ごろにかけて上げ幅を縮小して一時マイナス圏に転落した。その後は前日終値付近での値動きとなり、小反発で取引を終了した。グロース市場に固有の悪材料が見当たらない中、米雇用統計を明日に控えていることや韓国の政情不安などもあり上値は限定的となった。また、為替が円高ドル安に推移して個人投資家心理の重しとなった可能性がある。 個別では、連日株主優待制度の新設を好感されて買いが向かっているリビン・テクノロジーズ<4445>が24%高で値上がり率トップに、AI販促ソリューションがウエルシアホールディングス<3141>に採用されたと発表したTrueData<4416>が19%高のストップ高となった。また、国内有力証券が目標株価を増額修正したアルファポリス<9467>が7%高となった。時価総額上位銘柄では、フリー<4478>やGENDA<9166>などが堅調に推移、値上がり率上位には、フレクト<4414>、カイオム<4583>、海帆<3133>などが顔を出した。 一方、買い一巡後に利食い売りが優勢となったBTM<5247>が13%安で値下がり率トップに、昨日上場したTMH<280A>が利益確定売り優勢となり11%安となった。また、前日大幅高となったグロービング<277A>が利食い売り優勢から10%安となった。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やジーエヌアイグループ<2160>などが軟調に推移、値下り率上位には、ステラファーマ<4888>、ブルーイノベーション<5597>、THECOO<4255>などが顔を出した。 東証グロース市場Core指数では、GENDA、フリー、カバー<5253>、などが上昇した。
グロース250
現在値 638.72↑ (24/12/05 15:30)
前日比 +0.64 (+0.10%)
始値 639.71 (09:00) 前日終値 638.08 (24/12/04)
高値 643.35 (09:10) 年初来高値 787.23 (24/03/07)
安値 637.51 (10:32) 年初来安値 482.29 (24/08/05)
東証REIT指数
現在値 1,649.85↓ (24/12/05 15:30)
前日比 -1.07 (-0.06%)
始値 1,653.67 (09:00) 前日終値 1,650.92 (24/12/04)
高値 1,656.52 (10:39) 年初来高値 1,845.33 (24/01/23)
安値 1,647.04 (09:11) 年初来安値 1,618.96 (24/08/05)
日経平均VI
現在値 22.23↑ (24/12/05 15:50)
前日比 +0.96 (+4.51%)
始値 21.62 (09:00) 前日終値 21.27 (24/12/04)
高値 22.62 (09:09) 年初来高値 85.38 (24/08/05)
安値 21.58 (09:00) 年初来安値 15.72 (24/07/02)
日経VI:上昇、短期的な高値警戒感も意識16:35 配信フィスコ
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は5日、前日比+0.96(上昇率4.51%)の22.23と上昇した。なお、高値は22.62、安値は21.58。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では、日銀が12月18-19日に開く金融政策決定会合で追加利上げに踏み切るとの見方が継続している中、日経225先物が昨日までの3日続伸で1100円上昇したことから短期的な高値警戒感も意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードは緩まず、今日の日経VIは終日、昨日の水準を上回って推移した。
大証ラージ
現在値 変化 時間
大証ラージ(日中) 39,270.00 +120.00 12/04
大証ラージ(夜間) 39,630.00 +360.00 06:00
限月 現在値 変化 前日 始値 高値 安値 出来高 時間
大証ミニ 24年12月限 39,630 +350 39,280 39,360 39,775 39,350 193,421 06:00
大証ミニ 25年01月限 39,625 +340 39,285 39,315 39,745 39,315 5,174 06:00
大証ミニ 25年02月限 39,660 +425 39,235 39,360 39,750 39,360 209 06:00
大証ラージ 24年12月限 39,630 +360 39,270 39,360 39,770 39,360 9,656 06:00
大証ラージ 25年03月限 39,600 +340 39,260 39,350 39,760 39,350 785 06:00
大証ラージ 25年06月限 39,400 +350 39,050 39,470 39,470 39,350 4 05:21
日経平均先物
現在値 39,630.00↓ (24/12/05 06:00)
前日比 +360.00 (+0.92%)
高値 39,770.00 (23:14) 始値 39,360.00 (17:00)
安値 39,360.00 (17:00) 前日終値 39,270.00 (24/12/04)
TOPIX先物
現在値 2,755.50↓ (24/12/05 06:00)
前日比 +14.00 (+0.51%)
高値 2,771.50 (23:05) 始値 2,747.50 (17:00)
安値 2,745.00 (03:43) 前日終値 2,741.50 (24/12/04)
JPX日経400先物
現在値 25,115.00↑ (24/12/05 06:00)
前日比 +210.00 (+0.84%)
高値 25,210.00 (23:15) 始値 24,985.00 (17:00)
安値 24,975.00 (03:32) 前日終値 24,905.00 (24/12/04)
グロース250先物
現在値 636.00↓ (24/12/05 06:00)
前日比 +3.00 (+0.47%)
高値 639.00 (21:22) 始値 635.00 (17:00)
安値 634.00 (17:10) 前日終値 633.00 (24/12/04)
NYダウ先物 円建
現在値 45,170.00↑ (24/12/05 06:00)
前日比 +220.00 (+0.49%)
高値 45,170.00 (05:50) 始値 44,972.00 (17:00)
安値 44,888.00 (22:53) 前日終値 44,950.00 (24/12/04)
CME日経平均先物 円建
現在値 39,695.00↓ (24/12/04 15:59 CST)
前日比 +455.00 (+1.16%)
高値 39,775.00 始値 39,240.00
安値 39,040.00 前日終値 39,240.00 (24/12/03)
日経先物 CME[ ¥=円建て(NIY) $=ドル建て(NKD) ]
限月 現在値 変化 前日 始値 高値 安値 出来高 時間
CME¥ 24年12月限 39,695 +455 39,240 0 39,775 39,040 18,896 06:59
CME$ 24年12月限 39,725 +465 39,260 0 39,790 39,050 4,917 06:59
CME¥ 25年03月限 39,625 +385 39,240 0 39,755 39,055 332 06:00
CME$ 25年03月限 39,830 +395 39,435 0 39,920 39,330 67 05:55
SGX日経平均先物
現在値 39,660.00↓ (24/12/05 05:14 SGT)
前日比 +405.00 (+1.03%)
高値 39,770.00 始値 39,285.00
安値 39,265.00 前日終値 39,255.00 (24/12/04)
日経先物 SGX
限月 現在値 変化 前日 始値 高値 安値 出来高
SGX 2024/12(日中) 39,255 0 39,220 0 0
SGX 2024/12(夜間) 39,660 +405 39,255 39,285 39,770 39,265 8,264
SGX 2025/03(日中) 39,215 0 39,190 0 0
SGX 2025/03(夜間) 39,450 +235 39,215 39,260 39,750 39,260 347
長期国債先物
現在値 143.200↑ (24/12/05 06:00)
前日比 +0.040 (+0.03%)
高値 143.200 (05:54) 始値 143.160 (15:30)
安値 143.000 (22:10) 前日終値 143.160 (24/12/04)
5日の日本国債市場概況:債券先物は142円98銭で終了17:11 配信フィスコ
<円債市場>
長期国債先物2024年12月限
寄付143円12銭 高値143円17銭 安値142円92銭 引け142円98銭
売買高総計23720枚
2年 467回 0.593%
5年 174回 0.732%
10年 376回 1.066%
20年 190回 1.873%
債券先物12月限は、143円12銭で取引を開始。米国の地区連銀経済報告で物価上昇は緩やかなペースとの指摘を受けた金利低下にともない買いが先行し、財務省の30年債入札の結果は無難との見方から買いが強まり、143円17銭まで上げた。その後、ハト派とされる中村日銀審議委員の「利上げに反対しているわけではない」との発言で売りに転じ、142円92銭まで下げた。現物債の取引では、全年限が売られた。
<米国債概況>
2年債は4.14%、10年債は4.19%、30年債は4.35%近辺で推移。
債券利回りはほぼ横ばい。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.05%、英国債は4.24%、オーストラリア10年債は4.23%、NZ10年債は4.48%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.609 (24/12/05 03:05)
前日比 0.000
日本国債5年
年利回り 0.717 (24/12/05 03:05)
前日比 +0.002
日本国債10年
年利回り 1.057 (24/12/05 03:05)
前日比 +0.003
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
中国 上海総合指数
3,368.86 +4.21 +0.13% -0.54% +13.34% 20:16
中国 上海A株指数
3,531.29 +4.41 +0.13% -0.53% +13.32% 20:16
中国 深センA株指数
2,133.22 +15.61 +0.74% -0.41% +10.52% 16:00
中国 深セン成分指数
10,634.49 +30.48 +0.29% -3.04% +11.55% 16:00
中国 上海B株指数
277.16 +0.35 +0.13% -2.32% +22.95% 20:16
中国 深センB株指数
1,223.15 +0.38 +0.03% -3.28% +14.54% 16:00
中国 上海50A株指数
2,635.56 -13.19 -0.50% -3.38% +15.26% 20:16
中国 上海180A株指数
8,591.90 -24.42 -0.28% -2.77% +16.91% 20:16
中国 上海新総合指数(G株)
2,846.65 +3.55 +0.12% -0.53% +13.46% 20:16
中国 創業板指数
2,221.46 +8.05 +0.36% -2.99% +18.72% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,921.59 -8.97 -0.23% -3.04% +15.54% 20:16
中国 深セン総合指数
2,039.31 +14.90 +0.74% -0.41% +9.93% 16:00
香港 ハンセン指数
19,560.44 -182.02 -0.92% -6.89% +19.80% 17:08
ハンセン中国企業株指数(H株)
7,014.13 -70.87 -1.00% -7.18% +25.04% 17:08
ハンセン中国レッドチップ指数
3,600.99 -32.03 -0.88% -6.97% +10.98% 17:08
韓国総合株価指数
2,441.85 -22.15 -0.90% -5.24% -2.10% 18:05
インド・S&P BSEセンセックス
81,765.88 +809.55 +1.00% +2.88% +17.99% 21:45
インド・CNXニフティ指数
24,708.40 +240.95 +0.98% +2.04% +18.48% 20:49
台湾・加権指数
23,267.94 +12.61 +0.05% +0.70% +34.28% 15:30
オーストラリア・S&P/ASX200指数
8,474.92 +12.31 +0.15% +4.22% +20.01% 14:59
ニュージーランド・NZX50種グロス指数
12,896.95 +0.28 +0.00% +1.89% +12.50% 14:10
FTSEブルサマレーシアKLCIインデックス
1,615.64 +1.55 +0.10% -0.31% +11.46% 18:05
インドネシア・ジャカルタ 総合指数
7,313.31 -13.45 -0.18% -2.38% +2.99% 18:00
シンガポール・ST指数
3,822.68 +22.74 +0.60% +6.73% +24.23% 18:20
タイ SET指数
1,450.82 -3.94 -0.27% -1.13% +4.41% 2024/12/04
ベトナム VN指数
1,267.53 +27.12 +2.19% +1.75% +13.58% 17:02
フィリピン 総合指数
6,690.77 -39.19 -0.58% -7.81% +6.05% 15:50
アジア株式市場サマリー 2024年12月5日午後 8:09
中国株式市場は狭いレンジ取引。来年の景気刺激策に関する指針を示すとみられる中央経済工作会議を控え、引き続き様子見姿勢が強かった。香港株式市場は下落。
4%以上上昇したメディア株(.CSI399971), opens new tabとアニメ・コミック・ゲーム株(.CSI930901), opens new tabが指数を下支えした。
中央経済工作会議は来週開催されると報じられた。
野村のエコノミストはリポートで、景気刺激策は2025年3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)まで発表されない可能性があると指摘。第4・四半期に目にしている経済の勢いは25年前半に減速する可能性があると警告した。
ソウル株式相場は続落した。尹錫悦韓国大統領が弾劾訴追案の採決に直面するなど政治的不透明感が強まる中、自動車や金融株が下落を主導した。
韓国野党はこの日、戒厳令の宣言を巡り尹氏の弾劾訴追案を週末に採決すると明らかにした。戒厳令を進言したとされる金龍顕国防相は引責辞任した。 自動車や金融関連銘柄は、株価てこ入れを目指す政権肝煎りの「企業価値向上プログラム」で大きな恩恵を受けてきた。未来アセット証券のアナリストは「このプログラムは必然的に勢いを失うだろう」と述べた。
韓国企画財政省は、40兆ウォン(約283億5000万ドル)規模の市場安定化基金を発動すると表明した。 もっと見る
取引された937銘柄のうち、上昇は176銘柄。728銘柄が下落した。
シドニー株式相場は小反発。鉱業やエネルギー関連銘柄が下げた一方、ITや消費者株が上昇した。米ブロックの豪上場株は暗号資産(仮想通貨)のビットコイン相場が初めて10万ドル台に乗せたことを受け、急騰した。
ブロックは5%超上昇、2年7カ月ぶり高値となる152.53豪ドルを付け、豪株価の上位10位内に入った。同社は2022年、後払い決済サービス会社のアフターペイを買収している。
オンライン取引プラットフォーム、ムームーの市場ストラテジスト、ジェシカ・アミル氏は「ブロックの株価が今後1年でさらに上昇するとみられることから、投資家はビットコイン相場を一段と意識し始めるだろう」と述べた。
IT株指数は米ハイテク株高に追随し1%上昇、2000年4月以来の高値で引けた。一時は史上最高値を更新した。
物流ソフトウエア企業のワイズ・テック・グローバルは約2%高、会計ソフトのゼロは約0.8%高だった。
終値
前日比
%
始値
高値
安値
コード
中国
上海総合指数
3368.8553
+ 4.2055
+ 0.12
3353.0573
3377.0550
3353.0573
(.SSEC)
前営業日終値
3364.6498
中国
CSI300指数
3921.588
-8.969
-0.23
3916.564
3936.336
3910.083
(.CSI300)
前営業日終値
3930.557
香港
ハンセン指数
19560.44
-182.02
-0.92
19578.66
19642.73
19466.69
(.HSI)
前営業日終値
19742.46
香港
ハンセン中国株指数
7014.13
-70.87
-1.00
7026.81
7054.05
6981.57
(.HSCE)
前営業日終値
7085.00
韓国
総合株価指数
2441.85
-22.15
-0.90
2471.45
2471.45
2434.78
(.KS11)
前営業日終値
2464.00
台湾
加権指数
23267.94
+12.61
+0.05
23308.29
23387.17
23225.31
(.TWII)
前営業日終値
23255.33
豪
S&P/ASX指数
8474.90
+12.30
+0.15
8462.60
8494.50
8462.30
(.AXJO)
前営業日終値
8462.60
シンガポール
ST指数
3822.68
+22.74
+0.60
3812.37
3842.71
3810.11
(.STI)
前営業日終値
3799.94
マレーシア
総合株価指数
1615.64
+1.55
+0.10
1616.14
1617.78
1610.77
(.KLSE)
前営業日終値
1614.09
インドネシア
総合株価指数
7313.313
-13.451
-0.18
7326.024
7338.604
7283.50
(.JKSE)
前営業日終値
7326.764
フィリピン
総合株価指数
6690.77
-39.19
-0.58
6730.06
6737.23
6683.67
(.PSI)
前営業日終値
6729.96
ベトナム
VN指数
1267.53
+27.12
+2.19
1241.81
1269.18
1238.49
(.VNI)
前営業日終値
1240.41
タイ
SET指数
休場
-
-
-
-
-
(.SETI)
前営業日終値
-
インド
SENSEX指数
81765.86
+809.53
+1.00
81182.74
82317.74
80467.37
(.BSESN)
前営業日終値
80956.33
インド
NSE指数
24708.40
+240.95
+0.98
24539.15
24857.75
24295.55
(.NSEI)
前営業日終値
24467.45
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▲0.00% 12,896.95 +0.2813:39H:12,932.33L:12,866.55
[CFD] 日本 日経平均 日経比:+187▲0.48% 39,583.30 23:16H:39,637L:39,337
中国 上海B株 ▲0.13% 277.16 +0.3512/05H:277.61L:276.51
中国 上海A株 ▲0.12% 3,531.29 +4.4112/05H:3,539.89L:3,514.70
中国 深セン成分 ▲0.29% 10,634.49 +30.4812/05H:10,674.77L:10,565.03
中国 深センB株 ▲0.03% 1,223.14 +0.3812/05H:1,226.90L:1,219.41
中国 深センA株 ▲0.74% 2,133.22 +15.6112/05H:2,137.73L:2,109.91
[CFD] HangSeng サンデー 指数比:+49▲0.25% 19,610.30 23:15H:19,652L:19,437
香港 レッドチップ指数 ▼0.88% 3,600.94 -32.0817:00H:3,617.72L:3,586.09
5日の中国本土市場概況:上海総合0.1%高で反発、証券株に買い17:05 配信フィスコ
5日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比4.21ポイント(0.13%)高の3368.86ポイントと反発した。
市場支援スタンスが相場を支える流れ。上場企業の自社株買いを支援するために導入された融資制度について、中国当局が見直しを行ったもよう――と伝わった。報道によれば、同融資制度について、金融機関による同融資の上限をこれまでの70%から90%に引き上げる。株価の上昇要因となるため、投資家の投資意欲も向上すると期待された。また、中国当局は金融・財政政策を強めるとの期待も根強い。金融政策では、年内に預金準備率が引き下げられるとの観測も流れている。
ただ、上値は限定的。中国経済の成長鈍化が懸念される中、指数は安く推移する場面もみられた。中国共産党機関紙の人民日報は4日の論説記事で、「5%前後」とした今年の経済成長目標について、5%をやや下回っても容認できるとの見解を示している。また、経済協力開発機構(OECD)は4日、2025年の中国経済成長率予測を前回の4.5%から4.7%に上方修正したが、24年の予測からは鈍化するとの見通しを明らかにした。様子見ムードも漂う。11~12日の開催が報じられた中央経済工作会議を前に、今週末~来週初めにも中央政治局会議が開かれる見通しだ。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、証券の上げが目立つ。光大証券 (601788/SH)が4.9%高、太平洋証券(601099/SH)が3.2%高、中原証券(601375/SH)が2.0%高、信達証券(601059/SH)が1.5%高で引けた。
不動産株も物色される。華麗家族(600503/SH)と華遠地産(600743/SH)がそろってストップ(10.0%)高、光明地産(600708/SH)が5.5%高で取引を終えた。ハイテク株、自動車株、軍事関連株、空運株なども買われている。
半面、エネルギー株はさえない。中国石油天然気(601857/SH)と中海油田服務(601808/SH)がそろって1.8%、中国海洋石油(600938/SH)が1.6%、中国石油化工(600028/SH)が1.4%、エン鉱能源(600188/SH)が1.1%ずつ下落した。素材株、銀行・保険株、公益株、食品・酒造株、医薬株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.35ポイント(0.13%)高の277.16ポイント、深センB株指数が0.38ポイント(0.03%)高の1223.15ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
5日の香港市場概況:ハンセン0.9%安で続落、消費関連に売り18:00 配信フィスコ
5日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比182.02ポイント(0.92%)安の19560.44ポイントと続落し、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が70.87ポイント(1.00%)安の7014.13ポイントと5日ぶりに反落した。売買代金は1093億5940万香港ドルに縮小している(4日は1311億9720万香港ドル)。
中国経済の成長鈍化が懸念される流れ。中国共産党機関紙の人民日報は4日の論説記事で、「5%前後」とした今年の経済成長目標について、5%をやや下回っても容認できるとの見解を示している。また、経済協力開発機構(OECD)は4日、2025年の中国経済成長率予測を前回の4.5%から4.7%に上方修正したが、24年予測(4.9%成長)からは鈍化するとの見通しを明らかにした。中国の政策動向を見極めたいとするスタンスも強まる。11~12日の開催が報じられた中央経済工作会議を前に、今週末~来週初めにも中央政治局会議が開かれる見通しだ。ただ、下値は限定的。中国当局は金融・財政政策を強めるとの期待が根強いほか、米ハイテク株高も支えだ。昨夜の米株市場は、AI(人工知能)産業の拡大期待が強まる中、主要3指数がそろって史上最高値を更新している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、飲食ポータルサイトの美団(3690/HK)が3.6%安、医療サービス企業の阿里健康信息技術(241/HK)と旅行サイト中国大手の携程集団(9961/HK)がそろって3.3%安と下げが目立った。
セクター別では、消費関連が安い。美団などのほか、家電の海信家電集団(921/HK)が3.1%、外食の九毛九国際HD(9922/HK)が2.9%、粉ミルクの中国飛鶴(6186/HK)が2.8%、乳製品の中国蒙牛乳業(2319/HK)が2.3%、スポーツ用品の李寧(2331/HK)と米菓・飲料メーカーの中国旺旺HD(151/HK)がそろって2.2%ずつ下落した。中国経済についてOECDは、個人消費が依然低迷していると指摘している。
宅配や荷役など物流関連の銘柄群もさえない。中国外運(598/HK)が3.5%安、円通速逓国際(6123/HK)が3.1%安、京東物流(2618/HK)が2.5%安、嘉里物流聯網(636/HK)が2.4%安で引けた。
半面、証券セクターはしっかり。東方証券(3958/HK)が2.5%、中信証券(6030/HK)が1.6%、広発証券(1776/HK)が1.5%、中信建投証券(6066/HK)が1.3%ずつ上昇した。市場活性化が期待される。上場企業の自社株買いを支援するために導入された融資制度について、中国当局が見直しを行ったもよう――と伝わった。
一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.13%高の3368.86ポイントで取引を終了した。証券株が高い。不動産株、ハイテク株、自動車株、軍事関連株、空運株なども買われた。半面、エネルギー株は安い。素材株、銀行・保険株、公益株、食品・酒造株、医薬株も売られた。
亜州リサーチ(株)