2023年の中央競馬を締めくくるのは2歳馬によるGⅠ、ホープフルS(28日、中山、芝2000メートル)。過去の勝ち馬からはコントレイル、レイデオロ(当時GⅡ)と日本ダービー馬が誕生しており、来春を占う重要な一戦だ。
シンエンペラー(栗東・矢作芳人厩舎、牡)は京都2歳Sでデビュー2連勝。スムーズさを欠きながらも馬群を割って力強く脚を伸ばし、ゴール前できっちりと差し切った。全兄に20年の凱旋門賞馬ソットサスを持つ世界的な良血馬。スケール感はここでも最上位だ。
ゴンバデカーブース(美浦・堀宣行厩舎、牡)はサウジアラビアロイヤルCを優勝。逃げた新馬戦から一転、後方からメンバー最速の上がり3ハロン33秒5の豪脚を繰り出し、ハイレベルな一戦をものにした。展開に応じて競馬を組み立てられる自在性は大きな武器だ。
ヴェロキラプトル(栗東・高野友和厩舎、牡)は新馬戦、野路菊Sと連勝中。持ち前の機動力は小回りの中山でより生きそうだ。朝日杯フューチュリティSをジャンタルマンタルで制した厩舎から、今年2頭目の2歳王者誕生なるか。
センチュリボンド(栗東・庄野靖志厩舎、牡)も10ハロン戦を連勝中と勢いに乗る。前走は新馬戦で敗れた相手にリベンジを果たし、確かな成長力を誇示した。鞍上の武豊騎手は、JRA平地GⅠ24レースの完全制覇を狙う。
同じ中山芝2000メートルのオープン特別・芙蓉Sを快勝したシリウスコルト(美浦・宗像義忠厩舎、牡)も侮れない存在だ。
抽選対象馬(25日現在、14分の11)では同舞台の未勝利戦を楽に逃げ切ったウインマキシマム(美浦・畠山吉宏厩舎、牡)などが出走枠に入ればマークしたい。
とにかく外人
応援は三浦
期待はゆたか~だな