=情報=
中山金杯(GⅢ、芝2000メートル)が行われる。ハンデ重賞で混戦模様だけに、お年玉をゲットするチャンスだ。
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【先取り!重賞出走馬最速診断】中山金杯2024
傑出馬不在で混戦模様 年明け初戦を飾るのは?
週末の的中へ向け、いち早く重賞の出走予定馬を先取り! 今回は中山金杯に出走予定の9頭を診断します。
アラタ
一昨年1勝クラスから4連勝を決め、古馬重賞初参戦の福島記念を1番人気3着。昨年の福島記念も1番人気3着、3月の金鯱賞ではプログノーシスの3着へ走った。タフな流れの上がりかかる競馬に強く、舞台設定に不足はない。ただ、近2走の行き脚がにぶく、そのあたりがどう出るか。
カレンシュトラウス
1勝クラスから3連勝を決め、昨年の東京新聞杯を4着。その3走後、メイSを抜群の末脚で快勝したものの、アクシデントにより長期休養へ。約1年3カ月ぶりの復帰は今年の8月、そこから9着、8着、6着。前走は直線前が壁になる不利があった。なんとか、復活してほしいが……。
ククナ
今年の七夕賞2着馬。前半3ハロン35秒5と、行きたい馬が揃ったわりにはペースが落ち着き、2枠4番から先行する形がハマった。道中もラチ沿いをロスなく回っているため、諸々味方した印象。近2走は開幕週の小倉記念6着、G1のエリザベス女王杯10着。内枠、かつ流れが向けばといったところ。
クロミナンス
脚部に不安を抱え、来年明け7歳ながら未だ10戦。前走の3勝クラス突破も、約5カ月ぶりの実戦だった10頭立てでも、骨っぽい組み合わせ。大外枠から、スローの流れを後方寄りにつけ、直線は馬場の外目から良く伸びた。上がり3ハロンは最速の32秒6。中山より東京の感じはする。
サクラトゥジュール
気性に難を抱えつつ、折り合ったときの伸び脚は強烈。2走前のメイSは、1枠2番から中団前をロスなく運び、上がり最速の脚で差し切った。前走の関屋記念6着も、脚を使っているが、展開が向かず。器が大きく劣る感じもしないが、2ハロン延長だと、かかるのではないか。
ボーンディスウェイ
昨年の弥生賞3着馬。その後、重賞では結果が出ず、自己条件へ。2勝クラス突破に5戦、3勝クラス突破に4戦を要してのOP入り。前走の常総Sは、前半3ハロン37秒の緩い流れを3番手も、勝負所では外
を回りながら早めに仕掛けていた。相手強化は鍵だが、この形が良さそう。
リカンカブール
2走前、西宮Sで3勝クラスを突破。1000m通過57秒6と速く、最内枠から無理をせず控えた形がハマった。とはいえ、最後列から大外を回しながら伸び脚は目立った。前走、古馬重賞初参戦のチャンレンジCは7着も、躓いて後方からとなり、ペースも流れず。そのうえ、直線は向かい風だった。
マイネルクリソーラ
キャリア20戦【4-5-3-8】、掲示板を外したのは2走前の1度のみ。展開・開催場問わず、しまいは堅実に脚を使ってくる。挙げた4勝のうち3勝は、小倉、函館、札幌と、右回りかつ、小回りの競馬場。2走前のオクトーバーSは、前残りの重馬場を33秒0で追い込み6着と、タフな馬場でも伸びる。
マイネルファンロン
一昨年の新潟記念勝ち馬。8枠16番から道中は後方、揉まれない位置で運び、4角15番手から、外ラチ寄りに進路を取り差し切り。外枠かつ、力のいる馬場が合う。その後着内好走は、昨年のAJCC11番2着のみ。この時も8枠かつ、時計のかかる馬場。人気はないだろうし、条件が整えば。
=別記事よりお借りした=
素質馬エピファニー(美浦・宮田敬介厩舎、牡5歳)が主役を張る。9月のケフェウスSを中団からしぶとく伸びて快勝すると、前走のチャレンジCでは外々を回るロスの大きい競馬を強いられながら0秒2差4着と健闘した。3歳時に条件戦を4連勝した期待馬が、ついに本格化を迎えた印象。ハンデ57キロも守備範囲で、重賞タイトルを獲得する絶好機だ。
トップタイ58・5キロのハンデを背負うが、チャレンジC5着のマテンロウレオ(栗東・昆貢厩舎、牡5歳)も侮れない。前走は14㌔の馬体増で太め残り。それでいて5着に食い込んだのは地力の証といえる。京都記念では有馬記念を制したドウデュースの2着に好走した実力馬。昨年の当レース(5着)は直線で進路がなく不完全燃焼となったが、馬体が絞れればリベンジは十分可能だ。
ゴールデンハインド(美浦・武市康男厩舎、牝4歳)はサンスポ賞フローラSの勝ち馬。ゴールドシップ産駒らしいタフさが売りで、淡々としたペースで運んでも直線では相当なしぶとさを発揮するタイプだ。オークスでは11着とGⅠの壁に跳ね返されたが、この世代の牝馬は全体的な層が厚く、ハンデも54キロと手頃。休み明けさえ克服できれば楽しみな存在といえる。
クリノプレミアム(美浦・伊藤伸一厩舎、牝7歳)=55・5キロ=は昨年の2着馬。前走のターコイズSは12着に敗れたが、これは外枠が響いたもので参考外とみていい。7歳でも能力は健在で、巻き返しの場面があっていい。
他にも、七夕賞2着ククナ(美浦・栗田徹厩舎、牝6歳)=54キロ、中山とは相性抜群のショウナンマグマ(美浦・尾関知人厩舎、牡5歳)=57キロ、重賞3着2回のコスタボニータ(栗東・杉山佳明厩舎、牝5歳)=54キロ、充実ぶりが光るマイネルクリソーラ(美浦・中野栄治厩舎、牡5歳)=55キロ=なども警戒が必要