【フィリーズレビュー】レース展望
※先週のチューリップ賞クリノメイの名前は全然出ていなかったw
☆このレース歴で一番のビッグネームは「メイショウマンボ」ですなwあのラインクラフトの名前もあるが近年は後の活躍馬少・・
第59回フィリーズレビュー(GⅡ、3歳牝、芝1400メートル)が8日、阪神競馬場で行われる。過去5年で2桁人気の馬が5頭も3着以内に食い込んで、馬券的にも面白いレース。3着までに桜花賞(4月13日、阪神、GI、芝1600メートル)の優先出走権が与えられる。
ランフォーヴァウ(栗東・福永祐一厩舎)は阪神JFで11着。外を回らされ、4コーナーでは内からぶつけられてとスムーズに運べなかった。2走前のデイリー杯2歳Sでは、好位から鮮やかに抜け出してV。ポテンシャルは高く、巻き返し必至。
ダンツエラン(栗東・本田優厩舎)は追い比べを制して2走前のファンタジーSを制覇。前走の阪神JF17着はスタート直後にぶつけられ、エキサイトしてしまった。力を出せておらず、度外視できる。
ルージュラナキラ(美浦・加藤征弘厩舎)は新馬戦を逃げ切った後、前走のつわぶき賞は最後方から追い込んだ。どこからでも競馬ができるのはレースセンスの高さゆえ。素質は高く、重賞でも通用する。
ドゥアムール(栗東・中竹和也厩舎)は、かささぎ賞で2勝目を挙げた。直線で一度は2着馬に前に出られながら、差し返す根性を披露。時計が速くなったときと1ハロン延長がポイントになる。
ショウナンザナドゥ(栗東・松下武士厩舎)は前走のクイーンCではイレ込んで9着に敗れたが、昨年のアルテミスSでは3着に健闘した実力の持ち主。輸送距離の短い阪神ならば、落ち着いてレースに臨めるだろう。
☆出走予定馬最速チェック☆
インブロリオ
京都芝1200mの新馬は稍重、8枠14番から行き脚よく外3番手へ。前後半3ハロン36秒0-34秒4で、4角は抱えられる余裕もあり、直線は2着馬と併せ、残り100m付近で競り落とした。次の万両賞(2番人気8着)はかかり通しで口向きも悪くやむなし。前走紅梅S(9番人気2着)も、道中は抑えられ4角は外に張った。ポテンシャルは高そう。
ショウナンザナドゥ
京都芝1600mの新馬2着は、走破時計1分33秒9と速く、3着とは7馬身。上がりは最速で33秒7。同じコースを連戦の未勝利1着は、走破時計1分33秒5。タフな流れで、上がり最速35秒1。近3戦、アルテミスS(3着)はスロー後方、阪神JF(4着)はハイペース先行、前走クイーンC(9着)もハイペース先行。今回は間隔が詰まるあたりがどうか。
ダンツエラン
ファンタジーS勝ち馬。当日は不良馬場、7枠12番から抑えられつつ、好位外6番手あたり。前後半3ハロン36秒0-34秒7のスローで、前有利の流れ。直線は逃げ・番手から2~3着に粘った2頭の外から併せ、ハナ差出てのタイトル獲得。馬場が特殊で評価が難しい。前走・阪神JF(17着)はやや負けすぎの感も、道中位置を下げる不利などあった。
ドゥアムール
函館デビューで、芝1200mを3戦。新馬と2戦目の未勝利は出遅れ、行き脚もつかず、直線で差を詰めるも好走止まりに終わった。初勝利の3戦目も出遅れたが、二の脚で先頭に立ち、上がり最速で2馬身1/2差をつけた。勝ち時計は1分10秒0と微妙。2勝目を挙げた前走1勝クラス(小倉芝1200m)も、2度目の逃げでのもので、ハナがベストか。
ベルビースタローン
京都芝1600mの新馬は、大外8枠12番からスタートを決め、ハナに立つ勢いから2番手へ。逃げ馬をつつくかたちになり、前半4ハロン45秒9と古馬戦並のペース。直線入り口で余力がなく10着に沈んだ。飛ばした逃げた馬が勝ったが、その後パッとしない。当馬は2走前ファンタジーS3着も展開順行。重賞だとやや厳しいか。
ボンヌソワレ
デビュー3戦目、東京芝1400mで初勝利。新馬と2戦目の未勝利はマイルを走り、1ハロン短縮してスローの道中は中団前から。直線は粘る逃げ馬をかわし、ゴール前は余裕もあった。近2戦は1勝クラスを連続2着。2走前はクイーンCを楽勝したエンブロイダリーと0秒2差、前走はタイム差なしでクラス突破目前。川田騎手を予定。
モズナナスター
函館芝1200mの新馬2着から函館2歳Sは7着。前半3ハロン34秒0-35秒2の流れを2番手、先行決着で上位3頭には力負けのかたち。次の未勝利(札幌芝1200m)で初勝利を挙げ、オープンのシンガポールTC賞3着、カンナS2着。続くファンタジーS2着は不良場馬場のスローを逃げ、前走阪神JF9着はハイペースを先行している。
ランフォーヴァウ
デイリー杯2歳Sの勝ち馬。少頭数の7頭立てで、セオリーどおり、前後半4ハロン48秒6-46秒1のスロー。道中はインの4番手で脚を溜め、直線はスムーズに逃げ馬の外へ出され、残り200m過ぎで抜けた。勝ち時計1分34秒5は平凡も、上がり最速33秒7を使えた。前走の阪神JF(11着)は、直線入り口で外へ弾かれた不利が痛かった。
リリーフィールド
函館ダート1000mの新馬は、スタートを決めてハナへ。4角は他馬の手が動くなか余裕があり、6馬身差をつける圧勝。以降、芝に切り替え3戦。函館2歳S(6着)は出遅れて後方からになり、折り合いも欠いた。もみじS(1着)は高速馬場を道中2番手、早め先頭で3馬身1/2差。前走阪神JF(12着)は、ややかかり気味にハイペース先行。スプリンターか。
ルージュラナキラ
東京芝1400mの新馬は、好スタート好ダッシュで楽にハナ。前後半3ハロン37秒0-33秒8で展開が向き、好位から差を詰める人気2頭の追撃を半馬身振り切った。前走はつわぶき賞を連勝。一転して出遅れ、道中は離れた最後方を追走も、今度は前後半3ハロン33秒8-36秒0で展開が向き、大外から差し切り。恵まれたが、脚質自在