駄馬にも乾杯を

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【弥生賞ディープインパクト記念】レース展望・各馬チェック

2025-03-04 09:36:58 | 中山重賞

【弥生賞ディープインパクト記念】レース展望

 

枠順
条件 1着 2着 3着 着外 勝率 連対率 複勝率
1 1 0 0 9 10.0 10.0 10.0
2 0 0 3 7 0.0 0.0 30.0
3 0 0 1 9 0.0 0.0 10.0
4 2 1 2 5 20.0 30.0 50.0
5 0 3 0 9 0.0 25.0 25.0
6 2 1 1 12 12.5 18.8 25.0
7 0 4 2 14 0.0 20.0 30.0
8 5 1 1 13 25.0 30.0 35.0
1人気 2 4 1 3 20.0 60.0 70.0
2人気 3 2 1 4 30.0 50.0 60.0
3人気 2 1 2 5 20.0 30.0 50.0
4~6 2 2 3 23 6.7 13.3 23.3
7~9 1 1 2 26 3.3 6.7 13.3
10人気〜 0 0 1 17 0.0 0.0 5.6

 

3月2週目の中山では日曜メインに弥生賞ディープインパクト記念(9日、GⅡ、芝2000メートル)が行われる。皐月賞(4月20日、中山、GⅠ、芝2000メートル)のトライアルレースで3着までに優先出走権が与えられる。

ミュージアムマイル(栗東・高柳大輔厩舎、牡)は昨秋、京都芝2000メートルの黄菊賞を3馬身差で快勝。続く朝日杯フューチュリティSでは距離短縮に対応し、勝ったアドマイヤズームに次ぐラスト3ハロン33秒8の末脚を発揮して2着に食い込んだ。堅実な末脚は世代トップレベル。父リオンディーズが9年前にクビ差2着と敗れた雪辱を果たし、クラシックへ弾みをつけたい。

ジュタ(栗東・矢作芳人厩舎、牡)は2022年セレクトセール当歳市場における最高額取引馬(3億2000万円=税抜き)。新馬V直後に挑んだホープフルSで4着と健闘し、続く若駒Sで接戦を制して2勝目をマークした。調教で出色の動きを見せるように素質は重賞級。この舞台を経験済みなのも強みだ。

ヴィンセンシオ(美浦・森一誠厩舎、牡)は、同舞台の前走・葉牡丹賞を1分58秒8(良)の2歳コースレコードで制した。スローペースの初戦もクビ差で勝っており、どんな流れにも対応できるレースセンスと勝負根性はここでも大きな武器になる

ナグルファル(栗東・杉山晴紀厩舎、牡)は京都芝2000メートルで新馬戦、エリカ賞と連勝。特に前走は後続に4馬身差をつけるワンサイドで決めており、スケールはここでも互角以上だ。初の長距離輸送やコース替わりを克服すれば、首位争いになっていい。

ファウストラーゼン(栗東・西村真幸厩舎、牡)は17番人気の低評価だったホープフルSで勝ったクロワデュノールに0秒5差3着と、今回のメンバーで最先着。相手なりのしぶとさで再び上位をうかがう。

クラウディアイ(栗東・橋口慎介厩舎、牡)は京都2歳S3着、ホープフルS5着と重賞で崩れておらず、経験値の高さがアドバンテージ。同舞台の新馬戦を快勝して挑むブラックジェダイト(美浦・大竹正博厩舎、牡)、東京芝1800メートルの新馬戦を制したレディネス(栗東・昆貢厩舎、牡)も侮れない。

【弥生賞ディープインパクト記念2025】出走予定馬最速チェック

アスクシュタイン
新馬(函館芝1800m)、コスモス賞はハナを切り連勝。重馬場の札幌2歳Sはかかり気味に逃げ、自身に苦しいペースで2番人気7着に沈んだ。前走のホープフルSは行き脚ひと息、かつスタート後にごちゃつき後方から。延長ローテでも折り合いが利き、前有利のペースのなか、4角10番手付近から6着。控えても崩れなかった。

アロヒアリイ
東京芝2000mの新馬は最内枠、反応悪くスタートを出たところから中団前に収まる。3コーナー通過後にやや促されていたが、直線は先行勢の外から加速し、残り200m付近で先頭立ち押し切った。ペースと稍重馬場のぶん、勝ち時計は2分2秒1と遅め。前走1勝クラス(中山芝2000m)は出遅れ、縦長馬群の中団から2着。スタートが課題に。

ヴィンセンシオ
新潟芝2000mの新馬は出遅れから、7頭立ての2番手へ巻き返し。1000m67秒0とかなり緩い流れで、直線は瞬発力勝負に。かわされたところから伸び返し、ラストは11秒6-11秒1を踏んだ。勝ち時計2分8秒4は遅すぎるが、前走の葉牡丹賞は、一転し2歳コースレコード勝ち。直線の3頭併せを制し、勝負根性がある。

クラウディアイ
中京芝2000mの新馬は、前後半1000m63秒8-58秒8のスローを好位追走。4角では空いた内を突き、ラストは11秒1-11秒1を記録した。京都2歳S(3着)は、少頭数の一団馬群後方から直線勝負に徹し、差しにくい加速ラップのなかを伸びたが、上位2頭にややキレ負け。前走のホープフルS(5着)は出負けからスローの好位、4コーナーで位置を下げる不利も。

ジュタ
東京芝1800mの新馬戦は、やや後手のスタートから巻き返し、好位4番手付近へ。スローでも折り合い、直線の進路取りもスムーズでよく伸びた。次走のホープフルSは、8番人気4着と健闘。スローを先行も、8枠16番のぶんでロスはあった。前走の若駒S(1着)も、少頭数の外枠からスローを中団前。操縦性が高く、毎回力は出せそう。

ナグルファル
京都芝2000mの新馬は好スタートを決め、ハナに立つ勢いから内の馬に譲り、外ぴたりの2番手へ。1000m62秒3のスローで、直線はその逃げ馬との叩き合い。長らく競ったが、残り50mくらいで抜けた。前走はエリカ賞を連勝。こちらもスローを番手も、2着には4馬身差。ゲートが速く、頭数が増えても好位をとれそう。

ファウストラーゼン
新馬(中京芝1600m)は10着、未勝利(京都芝2000m)勝ちから臨戦した前走ホープフルSは、フルーゲートのブービー人気。スタート後、進路が狭くなり後方から。緩い流れをふまえ、向こう正面で一気にハナへ。これが功を奏し、3着に踏ん張る。前後半1000mは61秒4-59秒1の後傾ラップ。持久力は示した。

ブラックジェダイト
中山芝2000mの新馬は、7枠13番から好スタートを決め、縦長馬群の単独3番手へ。1000m63秒2の緩めの流れを、4コーナーへ向けては軽く促されながらも、直線入り口で前2頭の外から楽な感じでかわし、じりじりリードを広げると、ゴール前は流す余裕もあった。ラストは11秒6-11秒8で、勝ち時計は2分3秒8と遅め。

ミュージアムマイル
朝日杯FS2着馬。2枠4番からわかりやすく出遅れ、ラチ沿いを促されながら、イン4番手付近まで位置を上げた。前後半48秒0-46秒1なら好判断で、直線は伸びる外に出されよく脚を伸ばした。1勝クラスは京都芝2000mを勝ち、スローを好位外から、上がり最速で3馬身抜けるワンサイドの競馬だった。距離を戻して楽しみ。

レディネス
東京芝1800mの新馬は、五分のスタートも無理をせず、序盤中団から広がる馬群の後方インへ。1000m61秒9は前有利の流れだが、4角でも10番手あたりに構え、直線でもインを選択すると、残り200m過ぎで4番手へと浮上。そこから、最後に外に切り替えハナ差とらえた。2~4着馬は先行勢で、上がり最速33秒7は2位に0秒5差。強い勝ち方で、距離延長もこなせそう。


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