こんな2つの情報が=
①
エリザベス女王杯(12日、GI、芝2200メートル)が京都競馬場で行われる。牝馬3冠を達成したリバティアイランドの名こそないものの、いずれ劣らぬ女傑ぞろい。秋の女王に輝くのはどの馬か。
ジェラルディーナ(栗東・斉藤崇史厩舎、5歳)は産経賞オールカマーで6着に敗れたが、直線は外からよく差を詰めており、秋初戦とすれば内容は悪くない。昨年の勝ち馬で、続く有馬記念で牡馬に交じって3着になった実績は、牝馬同士のここではナンバーワン。連覇の可能性は十分だ。
ディヴィーナ(栗東・友道康夫厩舎、5歳)は、府中牝馬Sで逃げて重賞初勝利。ヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナの娘という良血がようやく開花してきた。2200メートルは一昨年9月に2着の実績があるが、その後はほとんどがマイル戦。距離への対応が鍵になるだろう。
同厩のハーパー(3歳)は秋初戦の秋華賞で3着。桜花賞4着、オークス2着に続き、またもVに届かなかったが、しぶとく食い下がって能力の高さはみせた。ひと叩きの効果が見込める今回、距離延長もプラス。前走以上の走りを見せてくれそうだ。
ブレイディヴェーグ(美浦・宮田敬介厩舎、3歳)はローズSで2着。後方から追い込んだ脚は目を引いた。それを含めデビューから4戦全て上がり3ハロンはメンバー中最速。瞬発力はここでも十分に通用する。 ルメはしばらく要らん
サリエラ(美浦・国枝栄厩舎、4歳)は新潟記念で7着と1番人気を裏切った。出遅れたこともあるだろうが、調子ももうひとつだった。あれが実力ではなく、ひと息入れた効果があれば巻き返して当然だ。
マリアエレーナ(栗東・吉田直弘厩舎、5歳)は8月の復帰後は小倉記念、産経賞オールカマー4着と牡馬に交じって好成績を残している。牝馬にしては体調の波も少なく調教状態はすこぶる良好。前走で2200メートルにもめどを立てており、チャンスは十分だ。
他ではローズS、愛知杯と重賞2勝のアートハウス(栗東・中内田充正厩舎、4歳)、同厩でマーメイドS優勝馬ビッグリボン(5歳)、エプソムC、府中牝馬Sともに2着のルージュエヴァイユ(美浦・黒岩陽一厩舎、4歳)などの登録がある。
つくづくあの3頭が出てほしかったな