【京阪杯】レース展望
第69回京阪杯(GⅢ、芝1200メートル)が24日に行われる。昨年は比較的平穏に収まったが、過去10年で2ケタ人気の馬が9頭も3着以内に食い込んでおり、波乱になることも多いレース。今年はどういう結末になるのか。
ウインカーネリアン(美浦・鹿戸雄一厩舎、牡7歳)はスワンSで逃げて6着。3コーナー過ぎからアグリに並ばれる厳しい展開になりながら、直線で一度は抜け出して内容は決して悪くなかった。これまでの重賞2勝はマイル戦だが、3月の高松宮記念で4着と距離適性は証明済みだ。
ドロップオブライト(栗東・福永祐一厩舎、牝5歳)は好位から抜け出してCBC賞を快勝した。それを含め4戦【2・1・1・0】の中京から京都に舞台が替わるのがどうかだが、今の充実ぶりなら右回りでも上位争いを期待できそうだ。
ビッグシーザー(栗東・西園正都厩舎、牡4歳)は夕刊フジ杯オパールSでV。横一線に広がる接戦を力強く制した。これまでの成績を振り返ると、寒い時期のほうが力を出せる印象。念願の重賞初制覇なるか。
エイシンスポッター(栗東・吉村圭司厩舎、牡5歳)はスプリンターズSで9着。出遅れもあって不発に終わったが、末脚の威力は今の短距離界ではトップクラス。展開が向けば出番があっていい。
アグリ(栗東・杉山晴紀厩舎、牡5歳)はスワンSで10着。結果的に早めの競馬が裏目に出た印象だ。昨年の阪急杯Vをはじめ、重賞で上位をにぎわしてきた実績は侮れない。